今日は娘の卒業式でした。
娘の通う村の中学校は、全校生徒数73名、各学級担任の先生はもちろんのこと、
校長先生から事務の先生まで、どの先生も全校生徒の名前と顔が一致する、山あいの小さな学校です。
今年度の卒業生は25名。来賓の方は30数名だったでしょうか。
なんと、来賓の数のほうが卒業生の数より多いんです!
都会では考えられないですよね。
子どもの数が少ないことはあっても、来賓の数が子どもより多いなんてね!
人の心の通い合う地域ならではです。
保育園のころからずっと同じクラスメイト。
もちろんいい面も悪い面もありますが、男の子も女の子も本当に仲のいいクラスです。
写真は、今日の卒業式が終わった後、最後に教室を出るときに娘が撮った写真です。
娘は3年生になる前の1年半の間、保健室登校でしたが、
最後の1年はずっとこの教室に通い続けました。
彼女なりに想うことがあったんだろうなぁと、写真を見て想いました。
人の心が通い合う小さな学校に通った娘は、
人の心のわかる15歳の少女になったと思います。
この村の、この学校の生徒でよかったと、つくづく思った一日でした。
普段泣かない娘が、卒業式の歌の最中に泣いていました。
母親もついついもらい泣き。
今日は仕事が手につかなくなった一日でした。
たまにはいいよね、こんな日も。