グリーンウッド的あんじゃねぇライフ

四季折々に移ろう泰阜村での生活の中から、元気が出るような日々の出来事をスタッフがお伝えしていきます。

小学校に思いを馳せて…

2010-02-23 11:28:19 | スタッフ ズクダス
こんにちは、みけです。
だいぶ日差しもあたたかになり、春めいてきた今日この頃ですが、
みなさまいかがお過ごしですか?
みけはそろそろ春眠が訪れてきそうな気配です。

さて、だいだらぼっちのこどもたちが開設以来ずーっとお世話になってきた泰阜南小学校が、この3月でその歴史に終止符を打ち、4月からは新しく泰阜小学校として生まれ変わります。
南北に一つずつあった小学校が統合されることになったのです。

いろいろな想いが交錯しますが、やはりさみしさは拭いきれないというのが正直なところです。

3月の卒業式を終えたら引越しを控えている小学校は、それに向けて片づけをしています。
こどもも保護者も先生方も、みんなで片付けています。

そんな中、学校に保管されていた絵の中から写真の絵をいただいてきました。
これは、歴代のだいだらぼっちのOB・OGが在学中に描いた絵です。
開設2年目にいた男の子の絵や、今では二児の母になっている女の子の絵など、見たら懐かしさが湧いてあたたかい気持ちになれるような絵です。
20年以上も前の絵が保管されているとは思わなかったので、ビックリしましたが、そういえば小学校のランチルームには郡展(下伊那郡の小中学校の展示会)で賞をとった絵が飾ってあったのを思い出しました。
確かにこの写真の中の絵も飾ってありました。
そんな絵がこうして大事にとっておいていただいてあるのは、なんだかうれしいものですね。

実は小学校のお引越し作業、かなり大変そうで、人手があったらかなり助かると思うのです。
そ・こ・で…
泰阜南小学校にお世話になったOB・OGのみんな
ぜひ引越しのお手伝いに来ませんか
お世話になった小学校に恩返しができるチャンスです
このブログを見てくれていたら、ぜひみけまで連絡ください!
お待ちしています


あたたかいおやつ

2010-02-19 15:02:56 | グリーンウッドの「ねっこ教育」
こんにちは、みけです。
そういえば世間はオリンピック一色ですね。
みなさま夜更かししながらテレビに釘付けの日々を送っているのでしょうか?
みけは眠いので寝てしまいますが…。

さてさて、つい先ほどこんな素敵なおやつが届きました!
おいしそうな和菓子でしょ?
これ、実は手づくりなんです!

小学生のお母さんが、朝早くから格闘して、我が子のために、だいだらぼっちのみんなのために、作ってきてくれたものです。

愛情をたっぷり練りこんでつくられたおやつは、おなかも心も満たしてくれます。

さあ!お茶を入れて一休みしようかな

がっくんが来た!

2010-02-17 13:59:22 | グリーンウッドの「ねっこ教育」
こんにちは、みけです。
今年の冬は泰阜でもよく雪が降ります。
みなさまいかがお過ごしですか?

月曜日から、OBのがっくんが休暇を使ってだいだらぼっちに帰ってきました。
がっくんは中学1年から3年までの3年間をだいだらぼっちで過ごしました。

現役の頃は、中学生男子が結構いて、みんなで競うように薪割りをしていたものです。

そんながっくんから、「有給が取れそうだから遊びに行くね!
と連絡があったのが1月の終わりだったでしょうか。
「薪わりするよ~!」との連絡に思わずにっこり。

微笑三太郎(って、わかるかな?)のように常にがっくんスマイルを浮かべているイメージのがっくんは、
相変わらずのスマイルで「ただいま~」と帰ってきたのでした。

みてくださいこの勇姿
久しぶりだから感覚がなんか違うなぁ・・・といいつつも鬼のように薪を割り続け、
ほぼ空っぽに近かった風呂焚き用の薪がいっぱいになりました
(後ろに見えている軒下に積んである薪がそうです。)

がっくんがきた夜、当時の村の同級生が集まってくれて、ミニ同窓会が開かれました。
おじゃま虫みけもそこに参戦したのですが、本当にいい仲間なんだなぁと感じる、
暖かいひと時を一緒に過ごさせてもらいました。

こうして時折訪ねてきてくれたり、遠くで応援してくれたりする仲間がみけたちには本当にたくさんいます。
いいでしょ

がっくん、やっと取れたお休みをぜ~んぶ使って遊びに来てくれてありがとう!
ひたすら薪割をしてくれてありがとう!
今度はみけもがっくんのところに遊びに行こうかな。

またいつでも顔を見せてくださいね!


窯焚き始まる!

2010-02-11 16:11:38 | スタッフ ズクダス
こんにちは、みけです。
10日より今年度最後の窯焚きが始まりました!
5日間、昼夜問わず薪をくべ続ける登り窯の窯焚きです。

普通の窯元ではありえないと思いますが、だいだらぼっちの窯焚きは、
こどもも大人も一緒に、数人ずつ4時間交替で焚き続けます。

壮大なる火遊び・・・なんて言ったら怒られてしまうかもしれませんが、
その魅力は絶大です。

皆さんもぜひ、窯焚きを見にきてみませんか?
炎ではない、1300度の光の世界をぜひ一度ご覧あれ!

コロ ありがとう 安らかに

2010-02-06 14:37:17 | スタッフ ズクダス

16年と10ヶ月、だいだらぼっちでこどもたちの毎日を見続けてきたコロが、
今日未明に永遠の眠りにつきました。
人間で言うともうすぐ84歳になろうかという歳でした。

おかあさんは知り合いの飼っていた柴犬。
二匹いた仔犬のうち、車酔いしていない元気な子をもらってきたのはもう17年ほど前になります。

コロは悪さをすると高いところに乗っけられて叱られたので、大きくなっても高いところが苦手でした。
愛想がいいのか悪いのか、誰が来ても吠える代わりに誰がくれるおやつも食べました。
ちょっとおばかさんなところがかわいくて、だいだらぼっちのこどもたちにとてもかわいがってもらいました。

目は良いけど鼻が悪かったせいか、みけが普段着ない服(スカートとか)を着ていると、遠くから見て吠えていました。
でも、近くによって、みけだと分かると、とたんに耳としっぽがさがって、「ごめんなさい」モードになってました。

ときどき楽しそうな欲求に駆られて脱走してしまうこともありましたが、そんなときはきまって罰が悪そうに「ごめんなさい」モードで帰ってきました。

おかってのストーブのそばで過ごしていた頃は、あまりにも気を抜いて眠っていたからか、ストーブの近くに居過ぎて、毛がちょっぴり焦げたこともあったくらいです。

わりといい加減に日本語を理解していたので、「コロ」も「トロ」も「ボロ」も、みんな自分のことだと思っていました。
「さんぽ」も「たんぼ」も同じものだと思っていました。
できる芸はおすわりだけ。
でも、いつもピンと上を向いている耳としっぽは誰からも褒められていました。

年末あたりから、めっきり体が老け込んで、外での生活は耐えられそうに無かったので、玄関の中にコロのスペースを作ってそこでオムツの生活をしていました。

ほとんど目も見えず、鼻も利かず、耳も聞こえないようでした。
眠っているコロに声をかけてもピクリともせず、触らないと人が来たことに気づきませんでした。
ぱっと見たら死んでるんじゃないかと思うこともしょっちゅうありました。

一時は太りすぎで12~13㎏くらいはあったと思われる体重も、ここのところはやっと6㎏ある程度で、片手でもてるほどでした。

今朝息を引き取ったコロは、とても安らかな寝顔でした。

コロはだいだらぼっちのこどもたちを17年間ずっと見守ってきてくれました。
きっと今も空の上から見守ってくれているのだと思います。

今頃、先に天国にいったちょぼ(猫)と出会って、昔話をしているかもしれません。
もしかしたら、ちょぼに引っかかれてるかも。

語ればきりの無いコロの話。
ぜひお墓参りにきてやってください。
ちょぼのお墓のすぐ近くの見晴らしのいいところです。


コロ、16年と10ヶ月の間、一緒に暮らしてきてくれてありがとう。
どうぞ安らかに眠ってね。

合掌。
                        みけ


雪かき ~山村地域やすおか村に学ぶ”思いやり”~

2010-02-03 09:20:33 | グリーンウッドの「ねっこ教育」

ばんです!
先日のブログで雪が降った日の話をしましたが、今回は雪かきをした話をしたいと思います。

雪かきは、ご存知の通り暮らしの中での重要な、そして大変な仕事のひとつです。
しかし、南国生まれの私にとって、この雪かきは憧れの作業でもありました。
しかし、やってみるとその大変さを実感。翌朝、雪のない路面と空を見てほっとしたのは言うまでもありません

自分がこどものころ、地元の島に来る修学旅行生や観光客が嬉しそうにきび刈り
(さとうきびを刈る収穫作業。島民にとっては暮らしの中での重要な、そして大変な仕事のひとつ)
をやっている姿を見て、不思議に感じていたことを思い出しました。
雪かきを体験する前の自分は、島に来ていた旅行者と同じ気持ちだったのでしょう。

また、ある朝、村の方が道路に塩化カルシウム(雪を溶かす効果がある)を撒いている姿を目にしました。
ふと目をやると、その人の車は道路のはるか前方に停まっています。
その人自身がその道を進むだけなら、わざわざ後戻りして雪を溶かす必要はありません。しかし、自分の後にそこを通る人が安心して進むためにはその作業は必要なことになります。

雪かきを通じて、「思いやり」や「持続可能な生き方」について考えた1日でした。

ばん

雪道

2010-02-01 10:10:23 | スタッフ ズクダス

ばんです!
先日、ここ南信州泰阜村にも雪が積もりました。
朝起きて窓の外を見ると一面の雪景色!思わずカメラを手に取りました。

というのも、私は南国生まれ。出身は南西諸島に浮かぶ与論島という小さな島です。
(鹿児島県の最南端、沖縄のちょっと北にある島、当然雪が降るはずもありません。)

自宅から事務所へ向かう途中、わざと自転車をジグザグに漕ぎ、真っ白な雪の上に模様をつけては後ろを振り返っていました。
写真の中央付近にある星型のような所には、氷が張っていました。
おそらく、こどもたちがその上で遊んだのでしょう、窪みの両側に小さな足跡が見えます。
そして、その道の先に目をやると、それはときどき不用意にクネクネと曲がっています。

雪がうっすらと積もる朝、南国生まれの大人が考えることと、下伊那に住む小学生が考えることは同じなんだなと思った1日でした。

今日から2月ですが、まだまだスキーやスノーボードシーズン。
休日にスキー場へ出掛ける人も多いのではないでしょうか?
凍結した道路での運転・移動などには十分お気を付けください。

ばん