こんにちは!かおるこです
3月4日(日)に、2011年度最後のあんじゃね学校が開催されました!
今回のあんじゃね学校の参加者は、な、な、なんと、総勢39名!!
これは、あんじゃね学校が始まって依頼の参加人数です。
そして、「あんじゃねの森」にこれだけの村の方が集ったのも初めてのことです。
どんな人たちが集まったのかと言うと…
・小学生
・保育園児と、その弟・妹
・保護者の方々
・お世話になった講師の方(村のおじいま、おばあま)
・泰阜青年団ボランティア
・阿南高校(隣町の高校です)のボランティア学生
そして私たちグリーンウッドのスタッフです。
(最後には小学校の校長先生も様子を見に来てくださいました)
この小道を抜けると、ツリーハウスのあるあんじゃねの森に出ます。
車は通れないので、みんなで協力して荷物を運びます。
今回のあんじゃね学校は、「お世話になった講師の方に、感謝の気持ちを伝えよう」ということで
謝恩会を開きました。
こちらはお昼ごはんのカレーを作っているところです。
メニューは2月のあんじゃね学校でこどもたちが決めました。
人数が多いから、座る場所を新しく作ろう!
ということで、丸太を運びました。
運んだ丸太は、座り易いように「楔(くさび)」という道具を使って割りました。
楔を使えば、小学生の女の子や女性でも丸太を割ることができます。楔って凄い!
講師の方に一年間の感謝の気持ちを込めて、お礼状を作りました。
お礼状をもらった講師の方もこの笑顔。こどもたちの心のこもった贈り物はやっぱり嬉しいですね。
午後は森の中でおもいっきり遊びました!
楽しみすぎてこんな場面も
でも、中学生のお姉さんがちゃんと見てくれています。
家族5人で参加してくれました。
「こどもたちがみんないい顔してるね。家じゃ見られない顔が見れた。」
と、お父さんが感想を伝えてくれました。
こどもたちが遊んでいる間、大人は木の上でツリーハウスカフェをゆっくり楽しみました
いつもは殺風景なツリーハウスも、染め物を飾ったり、ちょっと手を加えると…
こんな感じになりました。
最後に、みんなで振り返りをしました。
「普段山の中にいるのに、わざわざ山の中に行こうと思わなかった。でも、こんな遊び方もあるんですね。」
「こどもを見ていて、いつもはついつい手を出したくなるけど、こういう山の中なら親は何もしないでほっとく方がいいんだなと思いました。」
「お兄さんたちがとっても優しくしてくれて、凄く安心しました。」(1年生のこどもを持つお母さん)
と、保護者の方々。
こどもたちは、今年あんじゃね学校で楽しかったことを作文や絵に書いてきて発表してくれました。
「ツリーハウスの修理が楽しかった。」
「遊んだことより、防腐剤を塗ったことが楽しかった。」(これにはお父さんもビックリしていました!)
「森の中に看板を作ったことが楽しかった」
「森でキャンプをしたことが楽しかった。」
森の中で遊んだ記憶は、確実にこどもたちの中に残っていきます。
今回のあんじゃね学校は、私が1年以上、ずっと思い描いていた景色が目の前にありました
泰阜村の森、泰阜のこどもたちが少しづつ作っていった森の中で、
他世代の村の方々が集い、笑い合える場を作ること。そこに、確かにこどもたちの笑顔があること。
それを見て、大人も微笑む場があること。
村のこどもたちでさえ、自然の中で自由に遊ぶことは少なくなりました。
でも、この村にはこどもたちを(そして大人も)育てるこんなに素晴らしい財産がある。
それを村の方に知ってもらいたい。
この場所で、こどもたちの無限の可能性を保護者の方々にじかに伝えたい。
この村の持つ素晴らしさにもう一度目を向けてほしい。
そして、この森を「何もない」と感じている唐笠地区の方々に、感謝の気持ちを込めて伝えたい。
「この森が、こどもたちの笑顔を創り、人と人との心の繋がりを創っている森だ」と。
今はまだ、走り出したばかりです。
今まで私たちグリーンウッドが創ってきた場を、少しつづでも村の方の手で創ってほしい。
そう思っています。
やっと、スタートラインに立てる準備ができた気がしています。
でもまだまだこれから!自分に出来ることをこれからも頑張ります
あんじゃねの森に集ってくれたみなさん、本当にありがとうございました!
かおるこ