探していたアルド・チッコリーニのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集を中古CD店で発見。
ほんとはコーヒーをこぼして滅茶苦茶になったカプリッチオのマーラーを買おうと思ったのだがなかった。
先日は閉店したとばかり思っていた下北沢の喫茶店「聖葡瑠」が本多劇場の下の商店街を抜けたところに移転していたのに気づき、嬉しい驚きだった。
チッコリーニのベートーヴェンピアノソナタ全集を聞いている。
曲順がピアノソナタの番号順ではなくて、割とランダムに並べてある。
この辺が売った人が売った原因かもしれない。
私は曲順がランダムでも結構。
チッコリーニはさらりと流して弾かず、アクセントをつけて癖のある弾き方をする。
それが、自分流に弾いていますよ~という感じで自由度が高い演奏となっている。
最初から月光である。
この単刀直入な並べ方が好ましい。
最後の30番台のソナタなど続けて聞きたい人も多いと思う。
だがランダム選曲に慣れてしまえば、次はこの曲かと意外な発見がある。
チッコリーニはサティ・ドビュッシー全集を堪能したが、このベートーヴェンも
相当楽しめそうだ。
最近願い事が叶わなかったり、ほしいものが手に入らなかったり儘ならない毎日だが、
ひょっこりと生活圏にチッコリーニのベートーヴェン・ピアノソナタが
顔を出した。
ひとつ、チッコリーニの永遠の無垢を惑溺するほど聞き込もうか。
偶然手にしたチッコリーニのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集に
日々の灯りを見る思いである。
とらわれず自分の勘で弾いているピアノ詩人の澄みきった無垢
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます