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Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

大分 赤レンガ館 (旧第二十三国立銀行)

2014年09月10日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

すっかり、ご無沙汰してしまいました。


夏は、本当に弱いうえ、今年は貧血で入院、輸血、
その後は膀胱炎になり、ほぼ横になって過ごしていました。。。

 

 

記憶も薄れていってしまうのですが、
一応、画像だけでも~!! 

九州のつづき・・・ 

両親と弟夫婦と別府で集合でしたが、時間があったので、
大分駅まで行きました。
駅のおトイレ! 温泉のような入り口

 

大分の駅前にあるのです。
辰野金吾と片岡安の設計による、赤レンガ建築。
1913年(T2)完成の旧第二十三国立銀行の建物。
その後、大分銀行となり、100周年を機に、
内部改修されて、一部は同銀行のローンプラザになっています。 

この日は、急に気温と湿度が高くなってきて、
気持ちが悪くなってきたので、さぁ~と写真だけ撮って、
別府に戻ってしまいました。
今、画像が少なくて、もうちょっといろいろ撮っておきたかったなと
思っています 

赤レンガと花崗岩の組み合わせの建築が多い、辰野式の建築ですが、
その組み合わせのバランスで、ずいぶん印象が替わって、
見ていて面白いです。 

中庭は、少し新しいのかな。。。少し印象が変わりますが、
上品な感じになっています。 

 

 

 

 

 

夜は、家族揃って、大分の名産を使ったお食事を楽しみました
お魚もお肉も美味しかったです~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


旧福岡県公会堂貴賓館

2014年07月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

梅雨、明けましたね~ これからどれだけ暑くなるんでしょ・・・

 

さ~て、博多天神で見学した美建築
1910年(M43)竣工。
設計監督は、福岡県の土木部技師、三條栄三郎氏。
フレンチルネッサンスを貴重とした様式です。 

ちょうど、ボランティアで説明してくださる方がいらしたので、
色々とお話を伺いました。
やはり、地元のボランティアの方は、熱心に勉強されていらっしゃるので、
お話も興味深いです。

以下、画像のみ貼り付けています。スミマセン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方になってしまったので、博多から、中津へ向かいます♪ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


福岡市赤煉瓦文化館 (旧日本生命保険九州支店)

2014年07月12日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 ただいま、当ブログは約2ヶ月遅れで更新中です。
 あらかじめ、ご了承下さい

 

ものすごい台風が過ぎて、とても暑くなりました~
もう、家から出られません。。。

 

さて、両親と弟夫婦と私達夫婦で大分の別府へ出かけてきました
皆で1泊、そしてせっかくなので、それぞれ好きな場所で1泊、
というプランでした。

私は、九州で、いくつか見ておきたい美建築がありました。
が、九州内の移動は、かなり時間が取られてしまうので、
まずは別府にアクセスしやすい、福岡博多地区で、美建築を見ることに。

まずは、九州といえば、あの辰野金吾
お馴染み、東京駅で知られている建築家です。
辰野金吾氏は、佐賀県の唐津出身なので、九州にも、とても良い建築を残しています。

1909年(M42)完成の
博多天神地区にある赤レンガ建築。
旧日本生命保険九州支店の建物。
辰野金吾氏と片岡安氏によるもの。
片岡安氏は、日本生命の副社長の婿養子だったためか、
かなり力が入っているのが伺える素晴らしい建築です。 
1969年(S44)国の重要文化財に指定されています。

 

 

 

内部もとても素晴らしいです。
玄関を入ってすぐの窓口。現在はこの奥は福岡市の図書室ように
使われています。 

黒と白の大理石の組み合わせがモダンです。 

 

 

いろいろなマントルピースを見ましたが、
こんなのは、初めて 

 

2階への階段の手すりの装飾。
大阪中之島公会堂の装飾とよく似ています。
こちらも多分、型抜きではなく、1本1本の鉄を職人さんが
曲げながら作ったものかも知れません。 

 

 

 

大きな鏡がありますが、まったく人間の姿が映らない高さです。
これは、建設当時、まだまだ照明事情が良くなかったため、
窓から入る陽の光を、反射させ少しでも明るくさせるための工夫だったそうです。

 

 

 

 

塔屋の部分の天井、八角形にモールディングが配置されています。
復元された東京駅丸の内側のドーム内と、とても似ています。
辰野金吾氏は、12の干支から東西南北の4つの干支を引いた
(その理由はまだ謎だそうです)八角形へのこだわりがあったそうです。 

 

 

 

 

左に見えるのは、菅原道真を祀っている、水鏡天満宮です。
福岡城の鬼門に当たる、現在の位置に移築したのは、
あの黒田官兵衛の息子、初代福岡藩主の黒田長政です。
ちゃんと手を合わせて来ましたヨ。 

 

本当に素晴らしい、美しい建築でした 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ダイビル本館

2014年02月03日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

あっという間に2月~
そして今日は節分。
おととい、南京町の春節祭に出かけ、雰囲気を楽しみ、
昨日、家で恵方巻きといわしのつみれ汁の夕食にしました


 

さて、大阪駅から堂島を抜けると、ダイビルがあります。
旧ダイビル本館は、大正時代、1925年(T14)に建てられた、
代表的な近代建築です。

2009年に取り壊しが始まったあとに、存在を知って、
見ておきたかった、とかなり残念に思っていました。

が、当時の材料を再利用して復元。
そして、高層階も新たに加えられて蘇りました。 

 

 

 

装飾の石材、独特のデザインですが、趣を感じさせます。 

内装も、当時のダイビルのエントランスホールのデザインを再現しているそうです。
可愛い天使が見守ってくれています 

このダイビルを設計したのは、渡辺節氏。
関西を中心にオフィスビルを多く残しています。 
特に神戸に残る、商船三井ビルは私の大好きな建築の1つです。

そして、商船三井ビルと同じく、耐震構造の権威者、内藤多仲(早稲田大学教授)も
参加していました。
また、もう1人、当時の代表的な建築家、村野藤吾(宝塚市市役所を設計)
も参加していて、最強のスタッフで作り上げられました。

話が少しそれますが、昨年宝塚市市役所が放火された事件がありました。
全焼せず、また死亡者が出ずに済んだのは、
村野藤吾の設計のおかげだったと、検証されているようです。

床のタイルのオシャレさ!





以前、建築写真を綺麗に撮られる方のサイトで、
旧本館の画像を見た時は、とてもどっしりとした、重厚な色合いでした。
復元で再利用するときに、汚れを洗浄したのでしょうか。
とても綺麗です。 

大正期になると、明治に比べて、近代建築もだいぶスッキリしてくるのですが、
それでも、ゴージャスな天井です。 

このポストと床のタイルを見ると、
あの綿業会館を思い出します。
もちろん、同じ渡辺節と村野藤吾の建築だからです。
綿業会館は、ダイビルより遅く、1931年(S6)竣工です。
ダイビルでは、この床タイル、1枚1枚色違いですが、無地。
綿業会館になると、模様などがデザインされて、壁面を飾るようになっています。
たぶん、同じ京都泉涌寺の窯場のものでしょうか。 

 

また、当時このダイビル(大ビル)を利用していた人のために、
社交場として作られた、「大ビル倶楽部」が設立されていました。
そのサロンの空間も、扉や棚などを修復再利用して、再現されています。
飲食は出来ませんが、ダイビルの歴史を知る資料などが展示されています。

 

 

外観は、オリエント風を加えた、ネオロマネスク様式。
レンガの色合いも、とても素敵です。
この外壁レンガの9割は当時のものが再利用されています。

 

 

堂島川に面した正面がとても豪華に作られています。
この通りを歩いて行くと、新しくなったフェスティバルホール、
そして、日銀大阪本店、中之島図書館、中之島公会堂、
整備されたリーバーサイド、中之島バラ園と楽しむことが出来ます♪
こうやって、画像で切り取ると、日本とは思えないですね。 

そして、数年前にお隣に完成した、新しい中之島ダイビル。
旧ダイビル本館と同じデザインを採用しています。 

NHKの「ごちそうさん」で、主人公の夫が、
大阪市役所に勤めていて、建築に携わっています。
時代的にも、このダイビルの少し後、綿業会館などが建てられた頃と同じ1930年代。

関東大震災後、大阪の地下鉄、御堂筋線の駅を作っているのですが、
ドラマの始まり頃から登場している、タケモトという教授が出てきて、
とにかく、建築の美しさにこだわっていて、周りの人達は、少々迷惑しています。
が、このような建築家のお陰で、
今、美しい建築のデザインを楽しむことが出来ているんだな~と思いながら見ています。

地下鉄御堂筋線の駅は、現在、古くはなってきているのですが、
梅田、淀屋橋、本町、心斎橋、ドラマ内でタケモト教授のこだわったアーチもあり、
また蛍光灯の照明設備ですが、一般的な細長い蛍光管を見事に組み合わせて
1つの照明器具を作り出していて、とても面白いデザインです。
普段何気なく利用している駅や建物にも、建築家の思いが込められていて、
それも魅力的です。

この1930年前後、これから太平洋戦争へとなっていく少し前の時代ですが、
官による御堂筋線開通、民間、阪急の梅田駅の竣工が1929年、
そして、素晴らしい、建築がどんどん建てられた、まさに大大阪の時代です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


岩倉具視幽棲旧宅

2013年12月03日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

実相院近くの岩倉具視幽棲旧宅。
大河ドラマ「八重の桜」にも岩倉具視が登場するので、
ちょっと寄ってみることに。。。

 

衝立で、中が見えないので、茅葺きの和風建築だけなら
入らなくてもいいかな、と思った時に
夫が、「なんか◯◯ちゃんの好きそうなタイルが見えたよ!!」と
えぇ~?と思って、言われた場所から覗くと・・・

わぁ~!!ほんと、小ぶりですが、とっても素敵な、
味わい深い洋風建築
すぐに入場~

係のおじさんが出てきて、説明してくれました♪
なんと、関西の洋風建築の父と言われている武田五一の設計なんですって~
こんな小さな建築も手掛けていたのですね~小さくて、品のある建物です。

 





中は、岩倉具視に関する資料が中心です。

おとなりには、茅葺屋根の平屋が建っています。
明治維新後、一時的に岩倉具視が身を隠していた場所です。

こちらは、人も少なく、ゆっくり綺麗な紅葉を楽しむことが出来ました♪

ゆらぎのあるガラスに映る紅葉

 

私が気に入った場所♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


武庫川学院・浜甲子園キャンパス「芸術館」

2013年11月14日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 



1905年(M38)阪神電車開通。
1907年(M40)関西競馬倶楽部設立。
1935年(S10)競馬場施設改善工事と同時期に、
          現「芸術館」建設。 

当時阪神競馬倶楽部・鳴尾競馬場と言われた競馬場で、
観覧席の一部、「一等館」として建てられました。 
施工は大林組です。

広い馬場は、その後戦争を経て、海軍に譲渡され、
航空機の試験場として使われていた時期もありました。 

1960年(S35)に「一等館」の建物と、元馬場が、
武庫川学院に払い下げられました。 

現在は、武庫川学院での芸術科目の授業や、
部活動に活用されているそうです。 

 

 

 

 

 

当時の貴賓室です。 

 

 

 

 

こちらの部屋では、普段生徒さん達が授業を受けているそう!!
羨ましい限りです 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


浜甲子園倶楽部

2013年11月11日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

西宮市では、数年前から「西宮まちたび博」と言って
西宮市の、さまざまな良い所を再発見しよう、という感じの趣旨で、
いろいろなイベントが行われています。

神社を巡るコースや、阪神間ならではのスイーツに関するプラン
手芸を楽しんだり、グルメを楽しんだりなど、
多数のプランがあります。

そして海も山もある上、住宅街は、阪神間モダニズム建築、
という言葉があるように、さまざまな公共、私的建築物 が豊富なので、
建築巡りのコースも♪

秋に多く開催されるので、先月は、ウオーキングも兼ねて
夫と、浜甲子園の建築をめぐるプランに、参加してみました。

浜甲子園というのは、甲子園球場より海側の地域のことです。

今は、あまり面影がないのですが、
大正~昭和初期には、一大リゾート地として発展。
甲子園球場を始め、飛行場や、競馬場、
阪神パークという動物園、などがあったそうです。

阪神甲子園駅からスタートです♪
来春くらいには、野球をイメージしたデザインの駅舎に
生まれ変わるそうで、今は、ごちゃごちゃしていますが、
ホーム高架の橋脚は、なかなかいい雰囲気です♪ 

当時、すでにゴミゴミとしていた大阪から、
もっと健康的に暮らそうと、この辺りで戸建住宅が開発され、
健康住宅と言われるモダンな洋風住宅が立ち並びました。

浜甲子園倶楽部は、綺麗に改装されながらも、
当時の雰囲気を残しています。 

一見シンプルですが、小さなこだわりが見られます。
今も周囲に、当時の住宅が数件残っているのを見ましたが、
なかなか可愛らしかったです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


西宮 ・ 旧新田邸(現・松山大学温山記念会館)

2013年11月07日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)



 

 

 

最近、立て続けに用事があって、ちょっと息切れ。。。
今日もこれから、午後から梅田へ~

画像が溜まりすぎているので、
さくっと・・・

愛媛で感激した、萬翠荘と愛媛県庁舎を設計した木子七郎氏、
西宮市にも、素晴らしい建築を残しています。



1928年(S11)に建てられた、現・松山大学温山記念会館です。
建築家木子七郎氏の、義理父となる新田長次郎の息子のために建てられました。
スパニッシュ風の邸宅です。

通常非公開ですが、昨年、西宮市のイベントで見学出来ました。

あまり、大ぴらに写真を公開するのは・・・
ということでしたので、内部は縮小版で。。。 

 

 

 

邸内も、いつまでも見飽きないくらい 美しかったです。

建物の前には、小さな川が流れていて、春は桜並木が続いていて綺麗です♪ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


愛媛松山 萬翠荘vol.2

2013年10月28日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

萬翠荘のつづきです♪

美しい萬翠荘の邸内の内装を担当したのは、相原雲楽、という
明治から昭和初期に活躍した木彫家であり、室内装飾家です。
木彫を高村光雲に学び、そして、住友銀行大阪本店を建築するために
創設され、数々の美建築を残した、住友本店臨時建築部に入社しています。



萬翠荘玄関ホールの正面の大階段、南洋産チーク材が使われています。
チーク材はとても硬いそうなのですが、
相原雲楽は、あえて使うことで、重厚な雰囲気を作り出しています。 

萬翠荘の中で、目を引くステンドグラスの数々
内装を担当した、相原雲楽と同じ、住友本店臨時建築部に入社し、
その後、長楽館のステンドグラスを担当した、
宇野沢辰雄のもとで修行した木内真太郎の作品です。 

「謁見の間」大好きなアイボリーホワイトでまとめられた
ロココ様式の部屋
一番じっくり見たい部屋でしたが、この日はちょうどこの部屋で
音楽会の催しが行われていて、中に入ることが出来ませんでした

「晩餐の間」チーク材でまとめられた重厚な雰囲気。 

 

 

 

階段上の大きなステンドグラス。
建築主の久末伯爵が、フランスを始め、
何度も海を渡った経歴を表しているそうです。 

 

 

 

各部屋にデザインの異なるマントルピースと大鏡が設置されています。
当時、このように大きな1枚の平面鏡を綺麗に仕上げる技術は
ベルギーにしかないとされ、すべてベルギー製のものになります。
約90年経過しても、全く歪みがなく美しいままです。 

 

 

建築設計の木子七郎氏。 

 

 

 

 

本当に美しく素晴らしい萬翠荘でした

 

 

 

 

 

 

 


愛媛松山 萬翠荘☆

2013年10月24日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

週末は、夫と、ワインとお食事の会へ。テーマは「自然派ワイン」!
かなり、はまるテーマでした~忘れられないワインに出会いましたヨ
昨日は、友人達と北新地でのワイン会に出かけてきました♪
テーマは、「日本」なかなか、面白く、味わい深いモノもあり、
楽しかったです~ 
また後日UPしますね~

 


今回、松山その周辺で、夫は道後温泉とあるところ(後日UPします♪)
私は愛媛県庁舎と、この萬翠荘がお目当てでした♪
萬翠荘は、私のベスト10に入ります

こちらは、守衛室の建物です。 

こういう迎賓館的な洋館によくある、ちょっと無駄に長く、
ゆるい坂道を上がって行くと見えてきます
美しい~ 

ここは、フランス?と錯覚をしてしまうほどの美しさです。
シャトーですね
野暮な電線さえなければ・・・
ちょうどフランスに旅行に出かけた弟夫婦が
送ってくれた古城での写真は、電線1本なく、本当に綺麗でした~ 

松山藩主の子孫、久末伯爵が別邸として建てたものです。
1922年(T11)築です。 

愛媛県庁舎を設計した、宮大工の家系出身で、現東京大学の建築学科卒業、
大林組の設計部技師となり、その後独立。
大正から昭和初期当時、第一級と言われた木子七郎の設計です。

木子七郎氏は、西洋建築様式の中でも、フランス式を得意としていて、
のちに、フランス政府よりレジオンドヌール勲章を授与されています。 

海外視察で建築様式を見てきた木子七郎氏が「萬翠荘」に
取り入れたのは、優美な、ネオルネサンス様式。

 

画像がとても多いので、次回邸内の画像をUPしますつづく~♪ 

 

 

 

 

 

 

 


愛媛県庁舎本館

2013年10月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

せっかくの秋なのに、台風が次から次へと・・・


今朝ニュースを見ていたら、「今、消費のターゲットは40代」と
特集していました。
バブル時代に青春時代を過ごしているので、
消費が身に染み込んでいる!?のだそうです。
確かに、本当に良いもの、美しいもの、価値のあるもの、ブランド、
大好き~
でも、ターゲットと言われているのは、カモっていう意味ですよね
売り手側からしたら。。。

最近、「限りなく少なく豊かに生きる」という本を読みました。
まだ理解できていない所もあるのですが、
タイトルそのままの生き方をしたいと、すごく思います。
なので、いいカモにならないよう、気をつけて、
自分にとって本当に必要な良いもの、幸せになれるもの、
だけに囲まれるための、消費をしていきたいです~ 

 

 

さて、松山では、絶対に見たい場所が2ヶ所ありました♪
まずは、愛媛県庁舎です。 
(いつものように画像多いです。)

1929年(S4)に建てられました。愛媛県庁舎として4代目になります。 

県庁舎のようなお役所になると、権力主義的な要素が入って、
厳かな感じの建築が多いのですが、
こちらは、白亜の建物で、ドームもついていて、なんとなく優しい雰囲気です。
戦時中は、この建物、全館迷彩色に塗られたそうです。
(焼失しなくて良かった!) 

愛媛県庁舎では、平日にボランティアの方による庁舎見学が行われています。 

本当は、説明を聞きたいな~と思いますが、
休日にしか行けないので、外観だけでも見ておこうと。 

以前に、内部の画像を見て、とても素敵だったので、
中も見たいな~と立ち去りがたく思って
玄関周辺の写真を撮っていました。 

しばらくすると、正面玄関の端のドアから休日出勤?の職員の方たちが・・・ 

思い切って、そのドアから入ってすぐの守衛室に声を掛けてみました
そうしたら、とっても優しいお顔立ちの守衛さんが、
「是非見て行ってください~今日はガイドさんいませんが、
       どうぞごゆっくり~」と 

そして、すぐに、暗かったホールに電気をつけて、
県庁舎のパンフレットまで、持ってきてくれました嬉しい!!感激!! 

そして、ガイドさんのようには詳しくないんだけどね、と言いつつ、
「世界の中心で愛を叫ぶ」とか「坂の上の雲」のロケに使われたお話、など、
いろいろ教えて下さいました 

アンモナイトの化石がゴロゴロ入っているという市松に敷かれた大理石。 

建築設計は木子(きご)七郎 氏です。

イギリスやヨーロッパに数ヶ月に渡って勉強をして来た
木子氏は、とても美しい建築を残しています。 

 

 

 

 

優しい守衛さんのお陰で、幸せな気持ちで見学させて頂きました
本当に有難うございました~ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


島津製作所

2013年10月08日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

せっかく秋、と思っていたのに、
週末~真夏のような暑さでした。。。
クラクラしてしまって、日中外出できませんでした
夜は、西宮の酒蔵ルネサンス、光の宴を見にドライブ
とても綺麗でした~

 


前から気になっていた建物、
京都市役所の、すぐ北側にあります。

島津製作所の元本社屋だった建物です。

京都市役所の東側を建設中だった1927年(S2)に、
京都市役所と同じく武田五一(と、もう1人荒川義夫)の設計で
建てられました。

市役所と比べると、ソフトな印象です。 

2012年から、レストラン、結婚式場としてリノベーションされていますが、
エントランスは、島津製作所の表記がそのまま 

内部も素敵そうです~今度はこちらで食事してみたい 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


京都市庁舎

2013年10月05日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

最近、ちょっと自分に不安を感じることが多くなりました
先日、アイロンがけをした後、冷めたアイロンを納戸に片付けようとして、
開けたのは冷蔵庫でした。。。
ある日は、残ったお料理を入れたお皿にラップをして
冷蔵庫に入れようとして、持っていたのはお皿ではなく、ラップでした
大丈夫かしらん。。。凹みました

 

 

さて、落ち着いた雰囲気で居心地の良いブライトンホテルを出て
御池通りまで歩きました。京都市役所の方へ。

関西建築の父と言われた武田五一の設計監修した建物です。
東西に伸びるシンメトリーの建物ですが、
東側(右側)は1927年(S2)、西側は1931年(S6)の完成です。

80年以上経ていますが、現在も使用されています。
また、市役所レベルで、この豪華さは他になかなか無いのではないでしょうか。 
  

休日に通りかかると、フリーマーケットや何かしらのイベントが行われている
ことが多いです。 

 

 

 

河原町通側。 

 

 

 

 

 

 

 


旧新島襄、八重邸

2013年10月04日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

まだまだ夏日のある関西ですが、
京都をのんびり散策してきました~♪

夫と、はまって見ている、大河ドラマ「八重の桜」

私の大好きな赤レンガ建築が外国の街並みのように建ち並ぶ
同志社大学、同志社女子大学が、どのように、出来上がってきたのか、
かなり興味があって、見始めたのですが、

近代京都は、会津の人達あっての京都なんだな~
そして、キリスト教の同志社も最初は大変な忍耐が必要だったのだと、
でも、後世に名を残している方たちは、
やはり、ものすごい努力と忍耐と、凡人ではない物事の見方をするのだな~と
八重や襄、そして2人を取り巻く人達の生き方も
とても、興味深く見ています。


先日は、新島襄と八重の新居、そして、また同志社へ出かけようと考え、
京都へ行ってきました♪

 

 

1878年(M11)に建てられた新島邸。
家の設計は、同志社大学に教師として来ていた宣教師の助言をもとに、
京都の大工が建てたそうです。

キッチンが、すごい!
この時代、台所は薄暗い土間にかまどがあり、
洗い物などは、外の井戸、でしたが、
襄が八重のために、すべて板張りの室内に、窓も大きく明るく、
かまどと、流し台と、そして画像には入っていませんが、
右側に井戸まで、それも八重の身長に合わせて作られていました 
元祖システムキッチンですね!

また室内には、暖炉があり、そこからダクトを伸ばし、
セントラルヒーティングの設備が整えられていました。 

 

 

襄の死後、八重が作った茶室。 

襄の書斎。 

 

2階は見学不可でした。
階段の下も、上手に収納スペースとして活用していたのですね。 

御所のすぐ隣りの、この新島邸で、同志社大学は発祥し、
そして、6年後の1884年(M17)、今出川通り沿いに、 
京都市内最古の赤レンガ建築である、彰栄館が建設されました。

この日は、本当は、同志社大学の学食のフレンチレストランでランチを、
と考えていたのですが、なんと、この日は同志社大学の卒業式でした。
アメリカスタイルなのですね。
なので、フレンチレストランも卒業式関連で貸し切り、
校内の散策も、次回にすることにしました。

烏丸通沿いに見える、新しい同志社大学の建物、
全て、赤レンガ、明治~昭和初期の時代の校舎を
尊重した校舎が建てられています。

 

こんな校舎で、キャンパスライフ過ごしてみたかったな

こちらの寒梅館でランチが出来なかったので、
歩いていける、ブライトンホテルでランチをして、
それから、祇園へ向かいました♪

この日も、良く歩きました~。

 

 

 

 

 


神戸 新港貿易会館

2013年09月17日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

 

昨年の秋に、神戸の洋風建築を見ながら
ぶらぶらした時に見た、新港貿易会館
(秋に撮ったのに、UPしたのは真冬になっています。。。

その時は、中に入れなかったので、
どうなっているのだろうと興味津々でした。

そうしたら、毎年春、秋に楽しみにしている、
洋館でのミステリーのお芝居の舞台が、
この秋は、この新港貿易会館だったので、
また楽しみに出かけてきました~

古い、貴重な文化財でお芝居を行うのは、規制があるのですが、
この洋館でミステリーのお芝居をする、プロデューサーの方が、
やはり、近代建築が大好きなのだそうで、
その熱意もあって、建物を使わせて頂けているようです。



そのプロデューサーの方が、建物の管理者から聞いたお話などを
聞くことが出来るのも、楽しみのひとつです。 

戦前までの建物は、本当に、
柱、壁、床、ガラス、全ての材料の風合いがとても豊かで美しい

この建物は、1931年(S6)に建てられました。
戦前の大財閥、三井、三菱、住友、安田の大きな倉庫が
この近辺に(今でも)建てられていて、
その4社の会合などを行うために使われていたそうです。

入口近くのこのカウンター、当時は郵便物の取り扱いを
していたそうです。
〒のマークが、どこにあるかわかりますか~
おしゃれなデザインですよね~!

1930年(S5)に建てられた建築で、
1931年に発表された、浜尾四郎原作の探偵小説をもとにした
お芝居が上演されました。

同じ時代の小説と、建物、
舞台の小道具は、いつも、その建物の空間のみ。

異人館などでは、置かれている家具も使いますが、
今回のようなオフィスビルでは、
唯一古い電話が1個置かれているだけ!
小道具はなくても、雰囲気がいいんです~♪

役者さんの衣装と、その時代の言葉によるセリフが
イメージを膨らませてくれます。 

この丸い柱 ⇓ にもすべてスクラッチタイルが貼られています。
とっても大変な作業ですよね。
このカーブを測って、そして材料を焼いた時の収縮率なども計算して
タイルをつくったのでしょう~

右側の柵が閉められている所から地下に通じています。
今回は、特別にお芝居のあるシーンで、こちらに入ることが出来ました。

ひんやりとした、ボロボロの、本当に怖い、空間でした

建物の後ろ側も丁寧に作られています。
建物の角も、すべて、丸みを帯びたタイルが貼られています。
すごい!建物を注文する側のこだわりと、
それを受けて作る側の、、それぞれの心意気を感じて、
幸せなパワーを頂けます。

 

 

 

 

 

 

洋風建築の画像、それも去年~この春撮ったもの、
たくさん残ってますので、
またボチボチUPしていきたいと思います。。。