心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №654

2011-11-30 19:45:22 | Weblog
私たちの身体は細胞からできていて、古くなった細胞は新しく生まれた細胞と入れ替わり、常に新陳代謝をおこなっていますから、10年前とは別の細胞からできた身体を持っています。
身体の個性的な姿や形を生み出すための情報を、細胞の中に遺伝子として持っていて、遺伝子の情報どおりに肉体をつくりあげようとする意識を持っています。
一つの細胞が古くなると、遺伝子の情報に基づいて古い細胞のあったところに新しい細胞が生まれますから、細胞からできている身体はインプリケート・オーダーといえます。
私たちの身体は、常に新陳代謝を繰り返していますが、身体のどこに新しい細胞を生み出させた神がいるのか?と細胞の中をいじくり回しても、遺伝子に書き込まれた情報があるだけで、神の姿を見つけることはできませんから、神はどこにもいないといえます。
私たちの意識は、新陳代謝を繰り返す細胞とは違って、10年前のことも、それより前の幼かった頃のことも覚えています。
私たちは新陳代謝によって、細胞が新しくなっていることを知っていますから、知っていることを「意識している」のが神だとも言えます。
新陳代謝をいつの間にか、無意識のうちにおこなわせているものが神だとすれば、無意識のさらに奥に神がいるとも考えられます。
以前あった細胞が、生まれ変わり新しくなって存在できるようにしたのは、私たち自身ですから、私たち自身が神であるといっても良いと思います。
またエネルギーが無ければ、新陳代謝をおこなえませんが、このエネルギーについて『秘教心理学』(アリス・ベイリー著)は、『生命とはすべての活動―多くのエネルギーの混合である活動―の統合されたものである』といいます。
また生命とは霊であり、外観を作り、特質を表現しているものが、意識だといいます。
幼い頃からの記憶を失うことなく持ち続け、独立した個人としての人生を作り出している意識は、エクスプリケート・オーダーといえます。
一人の人間も生命と意識を持ち、生命活動をおこなえば、その振動は周囲に伝わり、その人の持つ性格や考え方も、磁力的な波動として周囲に広がり、周囲に影響を与えます。
すると、これらの波動に対する周囲からの反応もあります。こうして同じ時間と同じ環境を共有したすべての存在と相互作用すると同時に、その人自身の過去の情報とも相互作用していることになります。
過去と現在という時間の流れが相互作用しているということは、未来に起こる出来事とも相互作用していることになりますから、現在おこなっている行為が、過去と未来の両方に影響を与えることになります。
こうして生命活動を行うということは、原因と結果というカルマを、自らつくり出していることになります。
№655につづく


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