心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー2220 世界に広がるバアル信仰の影響

2024-06-08 21:00:42 | Weblog
ナンバー2220 2024.06.08  世界に広がるバアル信仰の影響
バアル信仰はエジプト第15王朝、第16王朝の頃には、エジプト神話にも登場し、風の神と同一視されましたし、フェニキアやその植民地カルタゴの最高神と、バアルを結びつける説もあります。
ギリシャでもバアルはギリシャ語でべロスとして崇められたといいます。
古代オリエントの海洋民族のフェニキア人たちは海域のネットワークを生活基盤として離散と移住を繰り返しながらも、バアル神を主神としていたことから、現在のインドや中国、韓国へも広がったようです。
フェニキアでは、バアルの父エルの別名ダゴンという神が登場します。
ダゴンの音写は檀君といい、朝鮮半島の歴史書「三国遺事」では、檀君は帝釈天桓因のことだそうです。
帝釈天というのはヒッタイトやヒンドゥー教のインドラで、帝釈天桓因の檀はフェニキア人の神ダゴンで、因はインドラのインで同じ神を重複させた名称だといいます。
インドラというと古代インド固有の神と思われます。
ところが起源をたどると、カッシュ人やミタンニ人などが崇拝していた神で、紀元前1500年以降にミタンニ・アーリア人がシュメールから主神のインドラ神を、ガンガ流域に持ち込んだといいますが、持ち込んだ民族の中にナーガ族がいたことが憶測できるといいます。
檀君朝鮮といっても、現在の朝鮮半島や満州に住み着いていた民族ではなく、檀君朝鮮の初期の時代はバビロンやインドにあり、末期には中国内部にあったことが「桓檀古記」や「契丹古伝」などからわかるといいます。
檀君神話が古代朝鮮の建国神話になっているということは、ナーガ族を含むミタンニ・アーリア人とフェニキア人の神ダゴンを、古代インドに持ち込んだと思われる民族の混血部族が、檀君桓因の神話を最終的に古代朝鮮に持ち込んだのかもしれません。
当時のフェニキア人の民族構成は、フルリ人や旧約聖書のアモリ人であるアルム人を中心に、のちにエーゲ海から渡来したとされるアカイア人などが混血したのが、紀元前12世紀頃のフェニキア人だといいます。
このように長い年月と広範囲に多くの民族に信仰されたバアルは、様々な名称で呼ばれています。
たとえばハモン、モレク、アドン、アドニ、メルカルトエシュミン、ギリシャ神話ではアドニス、エジプト神話ではオシリスなど複数の名前があります。
ナンバー2221 2024.06.12  に続くと思います
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