馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

「奇跡のリンゴ」が話題になっています。

2013年06月10日 | ぼやき
ここしばらく気忙しい毎日でした。9日、やっと余裕ができたので知人が出品している展覧会を覗いてきました。

大阪市立美術館で開かれている「第90回記念 春陽展」です。春陽会はテレビの「なんでも鑑定団」などでもたびたび登場する近代日本美術史に多大な貢献をしている権威ある団体です。同期生の藤田典子さんはこの伝統ある春陽会の重鎮です。今回もご招待いただき、また豪華な「90回記念春陽展画集」まで頂戴し恐縮の至りです。

「ひとやすみ」S100 アクリル 藤田典子
 
会場内は原則、写真撮影禁止だそうです。チョット「ルール違反」かなァ????


この会は、公益社団法人大阪自然環境保全協会ナチュラリスト講座受講のOB達が、「自然」をキーワードに写真、絵画、生花・・・などの作品を展示しています。知人の女性は「生花」を出しています。たまたま、会場の当番日だったようで本人もいました。遅れて以前この会員だった知人も差し入れを持ってきました。気の置けない連中なので差し入れのお菓子をちゃっかり頂戴して「ワイワイガヤガヤ」・・・・。
 同じく当番の女性が「猫の皮を剥ぐ時、仮死状態で生皮を剥ぐ」と言うようなことを言い出しました。殺してからだと死後硬直が起こり剥がし難いからなんだそうです。その話はまだしばらく続くのですが・・・・・・・。

 そう言えば今、TVやラジオで盛んに「奇跡のリンゴ」という映画のスポット広告が入ります。僕はこの「奇跡のリンゴ」の事は全く知りませんでした。あまりにもTV,ラジオ、新聞に広告が沢山出ているので「何ンの事だろう?」と農業関係の出版社にいる友人に聞いてみました。
 世の中には○○農法と言うものが沢山あります。自然農法、有機農法、無農薬農法、炭素循環農法、・・・・・・・と。どれもこれも「善かれ」と思い「信じて」実践されているのでしょうからとやかくイチャモンをつけることもないのですが・・・・。
アダムとイブが食べた禁断の木の実は確か「リンゴ」だったと思います。その時代には「農薬」はなかったたのですが「リンゴ」は実をつけていたことになります。まさに「奇跡のリンゴ」!!

 エンタテーメントとしての面白さ、感動は別問題で、このような「マユツバモノ」が物語となり感動を与えると問題は大きいようです。
「原子力は安全」と刷り込みを行ったのと真逆の刷り込みが行われています。何時頃から日本人は「川下の雑魚」のようになったのかなァ・・。
当ブログには「エセ科学」の事を何度も取り上げています。中でも「ルイセンコ理論」を信じ、実践した例を紹介した記憶があります。この様な「エセ」が世論となり一定の勢力を持つと困ったことになります。
 アベノミックスの「第3の矢」が発表と同時に株価が暴落しました。規制緩和が1丁目1番地と言いながら「官僚支配」「医者の我がまま」「農協の保身」この3つの「権益剥奪」ができなかったのが一番の原因です。
日本の農業技術は世界一です。TOYOYAやHONDAが世界中で自動車を生産しています。世界一の技術を持った日本農民が何故世界でその技術を生かせないのか不思議に思いませんか?手品のような「カロリーベース食料自給率」を盾に農政を滅茶苦茶にし、外国産より8倍も高いコメを作って頂くために何兆円もの補助金を使い、それが余ると休耕のためにまたお金を差し上げる。この無意味なお金の金額は国民にどれだけの負担を与えているか・・。この農業予算を削れば5%や8%の消費増税など吹っ飛んでしまいますが・・・・。
 度台、狭い国土に1億2千万の人間が生存して、優良だった農地は全て都市化された国で、規模拡大や農地の集積など意味のないことを言わなければならない安倍さんに同情するばかりです。



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