「懐かしの昭和メロディー」という番組を見ていました。懐メロと云えば、コロンビアトップ・ライトの「老いたる者には過ぎにし青春の郷愁を、若人には呼べど逝きて再び帰り来たらぬ古の幻を」と云う名セリフのナレーションがつきものでしたが、それすらもモウ遠い過去のものです。
番組の冒頭部分で畠山みどり「出世街道」が流れていました。一番の歌詞に「・・・・どうせこの世は 一ぽんどっこ」とあります。
股旅もの、旅がらす、・・・などのヤクザものにはつきもので「縞の合羽に三度笠、一天地六の賽の目家業」「…抱き寝の一本刀、どうせ俺ィらは 一本どっこ」
この「一本どっこ」と言う言葉、分ったようで分らない。そこでこれを機会に調べてみました。
「どっこ」を漢字で書くと「独鈷」だそうです。「鈷」と言うのは仏具の一種なのだそうです。
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余談ながら、空海がこの「鈷」を日本に伝えようとして、三種の鈷を大唐より日本へ投げたところ、独鈷は室戸岬へ、三鈷は高野山へ、五鈷は京都へとまったそうですね。その後それぞれの所へ最御岬寺(新義真言宗豊山派)、金剛峯寺(高野山真言宗)、教王護国寺(東寺真言宗)の三ヶ寺が、建てられたそうです。
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