馬糞風リターンズ

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縁起物「招き猫」

2015年12月26日 | 雑学
前回、招福狸のことを書きました。狸の置物と同じように縁起物として「招き猫」があります。招き猫の来歴は狸の置物よりズーと古いようです。諸説あるようですが一番古い言い伝えは江戸時代初期まで遡ります。民俗風俗などの本によると、招き猫は元々は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため、養蚕の縁起物だったのがその始まりだったとあります。
      
招き猫は右の手を挙げたもの、左の手を挙げたもの、両手を挙げたものとがあります。
右の手を挙げたもの;雄猫。金運を招く。昼の商売。
左の手を挙げたもの;雌猫。人(客)を招く。夜の商売。
両手を挙げたもの;「商売あがったり」「お手上げ」という意味に取れるため嫌がる人が多い。
 耳の辺りまでしか挙げていない猫や耳を超えて高く挙げている猫がいます。上げている手が高ければ高いほど遠くの福や客を招くともいわれています。
また、蛇足ながら狸の置物は「たま袋」が大きいことから現金で、掛け売りお断り。招き猫は「金玉」が隠れているので「後払い」「掛売り」でもよい、との意味合いがあるそうです。


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