馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

刀に関わる諺・・・・意外と沢山あります。

2017年12月27日 | 雑学
◎「匕首に鍔を打ったよう」匕首に鍔を打っても、釣り合わない。不調和なもののたとえ。
◎「相槌を打つ」相槌を打つとは鍛錬で師匠の打つ槌に合わせて弟子が槌を入れること。転じて、相手の話に調子をあせてする応答のこと。
◎「一分の隙も無い」弱点となるような部分が存在しないこと。
◎「一刀両断」一刀で物を真っ二つに切ること。物事をためらわずにきっぱり決断、または処理すること。
◎「押取り刀」急な事で刀を腰に差す間もなく、手にとること。
◎「折り紙を付ける」折り紙とは刀の鑑定書。本物であることを証明するいわば保証書付を意味しています。現代では。折り紙ではなく鑑定書。
◎「快刀乱麻」快刀とは切れ味鋭い刀のこと、乱麻はもつれた麻糸のこと。よく切れる刀で、もつれた麻の糸を見事に断ち切るという意味から、複雑な 問題やごたごたした事態を鮮やかに解決するということ。
◎「刀折れ矢尽きる」刀折れ矢尽きるとは、戦う手段、物事に立ち向かう手段が尽きることのたとえ。
◎「急場凌ぎ」本来は「急刃凌ぎ」。急刃とは、戦場において刀の刃が欠けた時、粗砥やそこらの石で擦った即席に刃を付ける。切れ味は悪いがとりあ えず戦えるようにしたのです。
◎「鞘当て」侍がすれ違った時、鞘がぶつかったと喧嘩になることがありました。この事から些細なことで喧嘩をうることを言います。
◎「地金が出る」本来の性質が露出すること。
◎「地団駄を踏む」悔しがって、あるいはひどく腹を立て地を何度も踏みつけさま。地踏鞴(じたたら)の転じた語で、足で踏んで風を送る装置・鞴(ふいご)、地踏鞴を踏んでいる格好に似ているところから地団駄を踏むと言う。
◎「鎬を削る」刀の鎬が激しくぶつかり、削れるほどの激戦のこと。「鎬を削り鍔を割る」という。
◎「真打」日本刀を打つ際、数本打った中で一番出来の良い物。真打を依頼主に渡し、手元に残すのが影打という。昔、寄席は灯がロウソクだったた  め、トリで出演する芸人が最後にロウソクの芯を打った(=火を消した)事から転じてそう呼ばれるようになった。
◎「切羽つまる」切羽は刀の鍔がガタガタしないよう押さえる金具です。このことから身動き出来ないほど追いつめられた事を言います。

◎「反りが合わない」刀の反り具合と鞘の反り具合が違うからで、「反りが合わない」と言い、この事から相性が合わない事を言います。
◎「大根を正宗で切る」大げさなことをするたとえ。また、才能のある人につまらない仕事をさせることのたとえ。
◎「蹈鞴を踏む」よろめいた勢いで、勢い余って数歩ほど歩み進んでしまうこと。蹈鞴を勢いよく踏むさまに似ていることによる。
◎「太刀打ちできない」力の差が大きく競争相手にもならない。
◎「単刀直入」たった一人で刀を一振り持ち、敵陣に突入して斬り込むこと。すぐに本題に入ることを「単刀直入」と言うようになった。「短刀」はX
◎「付け焼き刃」切れ味の良くない刀に鋼の焼き刃を付け足したものをいった。 切れ味が良く長持ちする刀は何度も地金を打って作られるが、鋼を足 しただけの付け焼刃は、すぐに切れなくなり使い物にならなくなってしまう。 そこから、にわかに覚えた知識や技術を「付け焼刃」と言う。
◎「鍔迫り合い」互いに打ち込んだ刀を鍔で受けとめたまま、一歩も譲らず押し合う事から、力の拮抗した激戦の事を言います。
◎「伝家の宝刀」家宝として代々伝えられてきた名刀で、いよいよというとき以外は使わない切り札のことをいう。
◎「頓珍漢」師匠と弟子の槌音の響きを表す擬音。トンテンカンと聞こえる槌音が調子が外れたときにトンチンカンと聞こえたことから、物事の調子は ずれを意味する言葉となったようです。

◎「抜かぬ太刀の高名」力量のある人がそれを発揮せず、かえって人から重んじられることのた。また、口先だけ達者で実際に腕前を披露したことのな い人をあざけることば。
◎「抜き打ち」を抜くと同時に斬りつけること。突然物事を行うこと。
◎「抜き差しならぬ」刀を抜くのも差すのもままならない窮地をいい、どうにもならない、のっぴきならないという意味。
◎「懐刀」主に護身のために懐や着物の帯の間に挟んで携帯していた小さい守り刀。身近な存在で、いざというときに頼りになるという意味合いで上  司・主君から絶大の信頼を得ている部下・家臣のことである。
◎「目貫通り」表通りの最も華やかな通りのこと。目貫きとは刀の柄に施された装飾的な金具を指します。刀は武士の魂と言われ武将も刀の細部に金を かけて飾り立てます。近世では装飾化して目に付きやすい位置に飾ることを空目貫きなどとも言います。
◎「もとの鞘に収まる」刀は他の鞘になかなか入らないが、もとの鞘にはスンナリ入ります。この事から、仲違いした者どうしが元通りになる事。
◎「諸刃の剣」両方の縁に刃のついている剣は、人を斬ることもできるが一つ間違えれば自分自身も傷つけてしまう恐れがある。
◎「焼きを入れる」鍛冶で刃物を焼いて鍛えること。人に制裁をくわえること。
太文字の項目:次回蘊蓄を語ります。






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