馬糞風リターンズ

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「リバティーバランスを射った男」・・・カクタスローズ

2016年08月18日 | 映画
NHK BSで懐かしい映画を放映していました。ジョン・ウェイン主演の「リバティーバランスを射った男」です。当ブログは確か高校時代にアベノアポロで観た記憶があります。(但し、本作品日本公開は日曜映画劇場でTV放映だった?)
 
ジョン・フォード監督,主演がジョン・ウェインと云う西部劇のゴールデンコンビ最後の作品だそうです。西部劇本来の痛快なガン・アクションと云う訳ではなくテーマとしては渋い映画です。日本には映画が好きで好きでたまらない監督、役者、スタッフで「カツドウ屋」と呼ばれる集団が、寝食を忘れ手作りで名作を生み出していました。この時代の西部劇もまさに映画つくりの職人たちの汗の臭いがするものです。
この映画のような正統派の作り手たちの仕事を見ると「ホッ」とする安心感があります。モノクロであってもえも言われぬ陰影、存在感は大したものです。
  

正義感溢れる若き弁護士・ランス・ストッダート(ジェームズ・ステュアート)とリバティ・バランス(リー・マーヴィン)の対決。カメラを引いたアングルにはトム・ドニファン(ジョン・ウェイン)のライフルが火を噴いていた。
ドニファンは愛するハリー・ストッダート(ヴェラ・マイルズ)にカクタスローズを贈ります。何れは二人は結ばれるはずです。若き弁護士ランスがこの街にこなければ・・・。
ドニファンの棺にはハリーによって置かれたカクタスローズが飾られています。「野菊の墓」ならぬ「カクタスローズの棺」?
  
我家の「ウチワサボテン」。放ったらかしで花が咲いたことがありません。これを機会に少し手をかけてみようかと株分けしました。




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