折々のことば 2016年06月07日 | 日々のつぶやき 今日の新聞・折々のことばより 希望を持つようになったらおしまいだよ あるバーテンダー 未来に託された希望は、言うまでもなく現在の絶望ないしは諦めの裏返しである。 それは人のかかる「最後の病気」、「希望病」だと寺山修司は言う。 「今に見ていろ」と言うわけだ。 現在の自分を「世をしのぶ仮のすがた」だと思っていても、気がつけば実像と虚像は往々にして反転しているもの。 ほんとうの自分って何、と問うてももはや空しい。 歌人・演劇家の「幸福論」から。