里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

唄を忘れたカナリヤ

2015年10月19日 | 日々のつぶやき
今日の新聞の折々のことばより

     歌を忘れたカナリヤは
     
     うしろの山に棄てましょか
        
     いえ、いえ、それはなりませぬ 

              西条 八十


 八十には若い頃、象徴派の詩人として出発しながら、老母、弟妹に妻と娘を扶養する必要があって、詩を離れ、ひたすら生計を立てることに傾注せざるをえない時期があった。

自らへの責めと憐れみが交錯する心の内を、歌を忘れたカナリアに託した。

                              と書かれていました。


◆Do18. かなりや 伴久美子