里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

初めて飼った猫

2015年10月12日 | ペット
一昨日、今の飼い猫、恵太郎をこのブログに登場させましたが、今日は、元々ペットを飼うのを好まなかった我が家に強引に押し入った先代猫を回想して載せて見ます。

当時は、公団住宅の一階に住んでいたのですが、ある日、窓を開けていたので、家族の者が気が付かないうちに入り込んで、とうとう人間と猫のいたちごっこで、猫の勝ちと言う事になって、我が家に住み着きました。

無断で人に気づかれないうちに、我が家に忍び込み、長男の机の下に置いていたナップサックの中に子猫2匹を隠していました。

気が付いた長男が、何回か外へ出し、団地の自転車小屋へエサと共に猫をそこに置いて来るのですが、その都度また我が家へ戻って来ました。

何回も締め出しては、「他の何処かに生きる場所を探して」と長男が遠くまで持って行って、置いて来るのですが、すぐに我が家に戻ってきて、夜、子猫2匹とこの親猫が「入れて頂戴」と言わんばかりに、ベランダで、ガラス窓に立って窓を叩く姿が写って居ました。

とうとう人間どもが、猫に根負けして、家の中に入れることになってしまいました。

初めて猫を飼う事になりました。

強引に入り込んだ親猫のまりです。

左右の目の色が違う、宝石のような目をした猫でした。

       


近所の子供たちが、「外人の猫見せて!」とよく来ました。

目の色が変わっていたので、子供たちは、外人の猫と言ったのだと思います。

このまりが連れていた子猫の一太郎とはなちゃんは、親のまりちゃんと一緒に我が家で暮らしておりましたが、3匹で我が家で暮らし始めて間もなく、一太郎は、外で遊んでいた時、誰かに持って行かれた感じで、2,3日探し回りましたが、とうとう見つけることは出来ませんでした。

そしてもう一匹のはなちゃんは、一太郎がいなくなってすぐのお正月3日の朝、朝ご飯を食べたのち、外へ遊びに出て、お昼になっても夜になっても帰って来ませんでした。

3日間家族みんなで探し回りましたが、見つかりませんでした。

はなちゃんがいなくなって4日目の朝、団地内の通路に、人目につくような感じで、白いハンカチをかぶせられたはなちゃんが横たわっているのが見つかりました。

見た感じでは、どうも車かバイクにはねられたような感じでした。

日本ペット葬祭に電話ではなちゃんのお葬式を依頼しました。

滋賀県のペット専門の焼き場まで誘導して下さって行きました。

       

子猫2匹がいなくなって、親のまりちゃんと我が家の生活になりました。

まりちゃんは、とても頭のいい猫でした。

いい事も、悪いことも、何をするにも頭脳犯でした。

まりちゃんと暮らした日々は、とても幸せな毎日でした。

もともと体の状態はいい方ではありませんでしたが、それでも度々動物病院にお世話になりながら、入院もしたり、何とか生き延びてくれました。

とうとう年も取って来て、だいぶ体力も無くなり、かなり弱って来た感じがしてきました。


       

甘えん坊で、抱っこされるのが大好きだったまりも、抱っこされてもぐったりするような感じを見受けるようになり、とうとう天命を全うする日が来ました。

このまりちゃんを抱っこしている主人も、まりちゃんも、今はこの世にいなく、淋しい状態です。

       

ペット葬祭から用意して下さったまりちゃんへの守り刀などの品物でした。

       


猫嫌いだった我が家へ、このまりちゃんが強引に入り込んでくれたお蔭で、家族みんなが猫好きになり、今の恵太郎も飼う事が出来た次第です。