のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

竹馬の準備

2009-06-15 | 日記
 『スティルト・ウォーク』のイベントのために、竹馬のトレーニング時間が用意されていました。私は竹馬に乗れたので、行かなくてもいいかと思っていたのですが、こういう機会でもないと、竹馬のスペシャリストに教えて頂く事もないだろうと、行ってみることにしました。
 会場である、ラスベガスにあるシルクデュソレイユのショー全体の事務所へ行くと、駐車場が練習場になっていて、練習に来ている人は数人しかいませんでした。しかし、そこにはタイヤを切って竹馬に滑り止めとして付けて下さる方がいらっしゃいました。私も早速付けて頂き、これで滑る恐怖はなくなりました。
 それから、駐車場をみなさんと歩きました。特に竹馬のスペシャリストがいるわけではなく、みんなで歩く練習をして、少し分かっている人がアドバイスをして、という感じでした。私は、当日歩かなくてはならない距離、百メートルをここで二回歩けたので、練習を終えることにしました。
 するとそこに、先日お会いしたカーメンさんがいらっしゃいました。私のことはもちろん分からないので、もう一度名前を言って「実は先日KAをご覧頂いた後にお会いしているのですが。」と言うと、何故かすぐに「ああ、バトンをしていた人ね。」とお分かりになりました。彼女はこのイベントを取り仕切っているのでしょうか、いろいろなことをご存知でした。
 彼女と話をしていると、先程タイヤを切って付けて下さった方が、上に行くと滑り止めのテープをもらえるということを教えて下さいました。紙やすりに糊が付いたようなそのテープは、足を置くところに貼るとさらに乗りやすくなるとのことでした。早速事務所へ上がり、テープを頂き、帰宅しました。
 今、ラスベガスでは『CINEVEGAS』という映画祭を行っていて、今日は一つ映画を観ました。そして、その後帰宅すると、今度は竹馬に滑り止めのテープを貼り、飾りつけです。
 竹馬の練習に行き、色とりどりの竹馬を見ました。派手な色を塗って華やかな感じのものが目立ちました。私は先日竹馬を削ると、木が柔らかい表情を見せていたので、それを活かせるように、彫刻刀で何かを彫ろうかと考えていました。でも彫刻刀がないので、数年前に買った、木を焼きながら絵を描く道具で花を描くことにしました。
 鉛筆で簡単に花を描き、その道具でそれをなぞると、煙を出しながら木は焦げ、色が付いていきました。さらに、その道具を上手く動かすと木が削れることが分かり、少し凹凸を付けながら木を焼いていくことが出来ました。どの角度から見ても花が見えるように、五つの花を描いて、出来上がり。とてもシンプルですが、とても気に入りました。
 それから、仕上がった竹馬で部屋の中を歩いてみました。五往復、百メートル歩けました。今日は百メートルを三回歩けたことになります。考えてみれば、三回しかできないことを本番でやるとは、無茶なことです。でも、これに関しては、ほどほどの日本人でいいことに決めていました。出来るか出来ないか、あとは運です。

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