松岡の命日だわ!と思いブログを開く。
あらやんだ。2年ぶりだべさ…。
生きてましたよ。
がんサバイバーになったけどなw
(去年1月に切腹した)
最近どうかと言うと、変わらず松岡大好きなんですが、「歴史ファンですか」と言われると、なにか複雑な気持ちになるようになりました。
このめんどくさい複雑骨折した気持ちを、この際だから書いておこうかと思う。
ブログを始めた頃、単純に「歴史って面白いなあ . . . 本文を読む
「真田丸」に夢中。
もうほんとに隅から隅まで面白い!
13日の放送も神回だった。いやもう全部神回かもしれんが←
中でも本当に素晴らしかったのが、
「向こう(敵方)にもここに至るまでの物語があるのだろうな」
「聞いてみたいものです」
というセリフ。
これよ!このスタンスだから、真田丸は面白いんだよ!!
これまで多くの大河ドラマが「主人公側は正義で、その敵方は悪」みたいな描き方をしてきた。
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今晩のブラタモリでチラッと言ってた、
「学者としては、新たに判明した史実を公にしたかったが、それでは都合の悪い、ある人達が発表させなかった」
という57年前(昭和34年)の話。すごーくよくわかる。
何しろ、今でも同じようなことはたくさんあるから!
57年前、発掘調査で「今の大坂城の土地は、豊臣大坂城を完全に無くして、その上に徳川が盛大に盛り土をしたものだ」とはっきり解明されたのだけど、「大阪人は . . . 本文を読む
昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」にはほんとに期待していました。
37年?38年?ぶりの幕末長州ということで(そう、あの「花神」は超名作です)。
でも、毎週楽しみにして見ていたのは松陰が生きてた間くらいで、だんだんお義理で見るくらいになって、禁門から後は本当にどうでもよくなってしまいました。
なんといったらいいのか、脚本に不快なことが多かったんです。
主人公があれにもこれにも首を突っ込む。当時の女性 . . . 本文を読む
「六竅砲」ってのがガトリングガン。
「ろっきょうほう」って読むんでしょうね。
明治8年発刊の「明治太平記」より宮古湾海戦。
うーん。やはり甲鐵にはガトリングガンが積まれてて、甲賀はそれで死んだのか、いやいや、かっこよく飾るための作り話なのか。
悩・・・・(-.-;)
私は「積んでなかった」支持です。
新政府側の記録には全然ないよ。「小銃で応射」しか知らない。
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人間は洋の東西を問わず「講談」(ものがたり)が好き。
話はより劇的に、英雄はよりかっこよく、悲劇はより悲劇的に脚色していく。
昔はこの「講談」あるいは「芝居」で歴史を覚えたもんだそうです。
史実じゃないのを。
漫画や小説をベースにして歴史を語る(=妄想)のはもってのほかで、ベースは史料であるべきというのは当然ですが、たとえ古い史料であっても、書き手の立ち位置によって表現はいくらでも変えられるって . . . 本文を読む
フルベッキの写真に幕末志士の名前を入れて「志士が一堂に会した写真」とかって言われてるの、有名ですが、もちろん嘘です。
実際は長崎にあった佐賀藩の学校の学生たち。
誰やらが昭和の中頃に20人あまりに志士の名前を当てはめて発表したところから尾ひれがついて、いつのまにか全員「特定されてる」(笑)
今では歴史好きなら嘘だって知ってるけど、田舎の旅館やなんかだと、本気で信じてるのか、麗々と額に入れて掲げて . . . 本文を読む
こちらも前の記事と同じ「黄檗宗」のお寺で、聖福寺(しょうふくじ)@長崎。
山門はこんな感じ。
中はこんなで、コテコテの中国風ではないけど、でもなんだかエキゾであります。
で、ふと見たら、こんな門も。これ、明治の廃仏毀釈の時にどっかから移築したものらしいですが、めっちゃ中国っぽい。
赤く塗られてるだけでもちょっと珍しいですよね。
赤は悪いものを退ける色なんだって。
この寺は . . . 本文を読む
というわけで(何が)、11月の長崎ネタがまだ残ってるので書くのだ。
黄檗宗崇福寺(おうばくしゅう・そうふくじ)。
華僑の人たちが17世紀に建立した、日本最古の中国式寺院だそうです。
いやもう、ほんと異国。
黄檗宗寺院は、他所ではこんなにきっちり中華風とは限らないみたいです。
三門はこんなの。竜宮城みたい(竜宮城に行ったことはないがw)。
1849年建立(重文)。ってことは、幕末には . . . 本文を読む
とあること(って司馬凌海関連ですがw)で、長崎スーパーガイド(←私が勝手に言ってる、丸山花月職員の)加藤さんに見せていただいた昭和33年の「長崎日日新聞」があるんですが、その中に本題とは別に面白い一節がありました。
「イキはミネルにハルレンしたが、コストニートでベターレン」という、幕末に歌われていたというおらんだ小唄です。
カタカナ部分は全部オランダ語。
「私はあなたに惚れたけど、お金がなくて困 . . . 本文を読む
昨日の記事で「そういえばアレ書いてなかったなあ」と思い出したんですが、大学公開講座「幕末医学の歴史」修了。
面白かったです。
結局私って「○○はじめて物語」みたいなのが好きなんだなーとつくづく思ったw 小学生かw
医学史に限りませんが、ほんと物事って連動してんだよねーって、改めて思ったのが細菌の発見。
「なんかソレっぽいもんがいるのかも」と思っても、顕微鏡が発明されるまでは確信できないし、 . . . 本文を読む
3日間の長崎。
1日目(11/22)はフリーで、微熱さんと松岡&海軍三昧。
2日目と3日目(11/23.24)は西鉄旅行の「晋作伝プロジェクト 晋作と龍馬が愛した町・長崎」ツアーに乗っかりました。
で、ツアーしょっぱなに行ったのが本蓮寺です。
ここには「勝海舟寓居の地」のでかい石碑がありますが、わたし的にはここは松本良順と島倉伊之助(司馬凌海)寓居地としてインプットされてます。
いや、伝習 . . . 本文を読む
花月続きであります。
遊郭引田屋は、今は料亭花月として、長崎見番から芸妓さんを派遣してもらって宴席を楽しむことができます。
でも個人ではなかなかそんなこともできませんが、今回のツアーの企画つげー!!
地方(じかた・・・歌や三味線を担当する人)は、るり羽姐さん。
めっちゃシュッとしたかっこいいおねえさんで、男性のみならず女性陣も口々に「ステキ~!」と言ってました。
ユーモアもたっぷりで、ぜん . . . 本文を読む
今回の長崎旅行は、幕末史跡探訪ツアー+前乗りフリー、だったんですが、このツアーの目玉は
かの丸山花月で昼遊び!
だったのであります。
個人ではとってもできない、貴重で贅沢なマネ!
ツアーの内容を見て即決で参加を決めたのも、コレがあったからといっても過言ではないという(いいのか?)。
ブログでは、建物などのことを「1」、料理や芸妓さんのこと…と、海軍伝習所の連中が来てたであろうって話を「2」で . . . 本文を読む
長崎は著名な観光地だし、山口からそう遠いわけでもないので、周囲の知人はほとんど一度は行ったことがあります。
でも私はたまたま一度もなかった。
もともと洋館大好きなので行っててもおかしくないんだけど、不思議と行く機会がないままでした。
今回つくづく思ったこと、それは「今まで行かなくてよかった。今初めて行ってよかった」ということでした。
なぜなら、150~160年前に長崎を訪れた人たちに興味を持 . . . 本文を読む