とあること(って司馬凌海関連ですがw)で、長崎スーパーガイド(←私が勝手に言ってる、丸山花月職員の)加藤さんに見せていただいた昭和33年の「長崎日日新聞」があるんですが、その中に本題とは別に面白い一節がありました。
「イキはミネルにハルレンしたが、コストニートでベターレン」という、幕末に歌われていたというおらんだ小唄です。
カタカナ部分は全部オランダ語。
「私はあなたに惚れたけど、お金がなくて困ってる」ということだそうです。
こういう外語遊びはその後、明治大正の学生の間でも盛んに行われて、その頃はドイツ語ですが、シャンなメッチェン(きれいなお嬢さん)とかゲルピン(ゲルト=お金が貧)とかドッペる(だぶる=落第する)とかいろいろあります。
うちの親なんか未だに「バックシャン」(後ろ姿美人)とか使うしw
で、こういうネタが大好きなので食いついたら、加藤さんが「幕末よりずっと前にもこういうことが書かれてる日記がある」と教えてくださいました。
大槻玄沢(磐水)の長崎遊学日記「瓊浦紀行」だそうですが、たとえば
「ロンデベルゲ ニコシヤナホイスニテ…」
ロンデ=丸い ベルゲ=山
ニコシアナ=タバコの植物名 ホイス=家
で「丸山の煙草屋(遊郭の名)」ってこと。
笑えるw
この調子で遊女の名前や使ったお金などが記録されています。
大槻の長崎遊学は天明年間(1780年代)の話で、いわゆる「幕末」よりはずっとずっと前です。
その時代でさえ、こういう言葉遊びがあり、そして幕末にはさっき書いたような小唄があった・・・ということは、幕末に遊学した連中も、きっとこれ、やってたと思うんですよねー。
「今日はベルゲ行くぞー」とか。
こういうちょこっとしたことで、なんだか彼らがほんとに若くてちょっとムチャで、がむしゃらに生きてた若者だったってイメージが活き活きと伝わってきて、嬉しくなりました。
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「イキはミネルにハルレンしたが、コストニートでベターレン」という、幕末に歌われていたというおらんだ小唄です。
カタカナ部分は全部オランダ語。
「私はあなたに惚れたけど、お金がなくて困ってる」ということだそうです。
こういう外語遊びはその後、明治大正の学生の間でも盛んに行われて、その頃はドイツ語ですが、シャンなメッチェン(きれいなお嬢さん)とかゲルピン(ゲルト=お金が貧)とかドッペる(だぶる=落第する)とかいろいろあります。
うちの親なんか未だに「バックシャン」(後ろ姿美人)とか使うしw
で、こういうネタが大好きなので食いついたら、加藤さんが「幕末よりずっと前にもこういうことが書かれてる日記がある」と教えてくださいました。
大槻玄沢(磐水)の長崎遊学日記「瓊浦紀行」だそうですが、たとえば
「ロンデベルゲ ニコシヤナホイスニテ…」
ロンデ=丸い ベルゲ=山
ニコシアナ=タバコの植物名 ホイス=家
で「丸山の煙草屋(遊郭の名)」ってこと。
笑えるw
この調子で遊女の名前や使ったお金などが記録されています。
大槻の長崎遊学は天明年間(1780年代)の話で、いわゆる「幕末」よりはずっとずっと前です。
その時代でさえ、こういう言葉遊びがあり、そして幕末にはさっき書いたような小唄があった・・・ということは、幕末に遊学した連中も、きっとこれ、やってたと思うんですよねー。
「今日はベルゲ行くぞー」とか。
こういうちょこっとしたことで、なんだか彼らがほんとに若くてちょっとムチャで、がむしゃらに生きてた若者だったってイメージが活き活きと伝わってきて、嬉しくなりました。
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