先日、プロの漫画家さんに翻訳依頼をいただき、私は言語学者じゃないので…とビビッたのですが、ご了解の上で楽しくやらせていただきました。
桂小五郎や久坂玄瑞が私訳の長州弁しゃべりますww
主役は新選組だから、チョイですけどね^^
めっちゃ楽しかった
作者、かれんさんの公式ブログはこちらです。
まずは携帯配信なんだけど、携帯サイトあんまり使わない私はよくわからんので、紙のコミックスになるのをおとなし . . . 本文を読む
さっき近所のばあちゃんたちがしゃべってるのを聞いてたら
「こないだの雨で、ここのみど(溝)があふれかけちょったじゃろ」
「それかね。うちゃー、でんでん見ちょらんかった」
うっ・・・・・。
私らは言わないけど、そういえば高齢者は
ざ → だ
ぜ → で
ぞ → ど
ってよく訛ります。
しりあいのばあちゃんは、孫の名前の「れみ」をはっきり「でみ」って言うんで「れ」も訛りやすい音なのかも。
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地名という固有名詞は、地元のアクセントと、よその人が言う時のアクセントが違うことが多々あります。 長州の地名をいくつか、長州アクセントで載せてみますので、あなたが発音した時と同じか違うか、やってみてください。 ●防府 ほーふ (完全に平坦、まれにほーふ) ●小郡 おごーり (「ご」だけ強いのではない) ●萩 はぎ (はぎという人はいない気がする) ●宇部 う . . . 本文を読む
龍馬伝の長州弁の話です
高杉晋作はほとんど「そこ変!」っていうのはなかったんですが、台本的に言葉が標準語に近すぎると思いました。
ほんとはもっと、なんつーか、ベタだよw
どうも惜しい感漂うのが桂小五郎。
ヘタというんじゃなくて、おそらく「長州弁のアクセントは東京式である」と知らされてないのでは?
語尾などは変じゃないのに、ちらちらと顔をだす関西アクセントが違和感で残念です
昨日のセリフで . . . 本文を読む
林房雄著
「青年 - 若き日の伊藤博文 井上馨」
昭和7年の小説ですが、昭和の終わり頃に徳間文庫から復刊されていた(今現在は廃盤みたい)ので、今でも古書検索などで入手は可能です。
古さをあまり感じない小説なんですが、内容よりも…。
登場人物(長州人)たちがカンペキな「標準語の書生言葉」なのが違和感~。
なので、勝手に長州弁に脳内変換してみると、あー、聞多だ、俊輔だ、晋作だーって気がしてき . . . 本文を読む
●「たえがたい」
標準語で「耐え難い」は、辛く我慢ができないことですよね。
山口弁の「たえがたい」は意味合いが違います。
正確な発音は「タェガタェ」。
…山口弁には母音が12個あるんですよ…。
で、たえがたいの意味は「恐縮だ」です。
「申し訳ない」とか「すまない」と訳してあるサイトもありますが、謝罪のニュアンスはないので、ちょっと違うと思う。
よくしてもらって、感謝している時に使います。
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美祢の人と話してて、大田絵堂の戦いの地名の発音を直されましたw
「伊佐(いさ)」・・・アクセントは前。
私が「飴」と同じアクセントで発音したら「雨」のアクセントが正しいと。
「大木津(おおこつ)」・・・アクセントは前。
私が4字とも平坦な発音で言ったら「おお」が高いんだということでした。
わしもな、長州弁はかなりできるほうだと自負しちょるんじゃけど、地名っちゅーのは隣の市でもわ . . . 本文を読む
さっき使ってて、ふと気付いた山口弁。
「~してやる」
「~してある」
に当たる言葉が同じです…。アクセントも
意味全然違うのに。
「字が下手じゃけー、代わりに書いてくれんかいの」
「ほんなら、しょーがないーけー、わしが書いちゃる」
(「字が下手だから、代わりに書いてくれないかね」
「それなら、仕方ないから私が書いてやる」)
って使うし、
「ここ、禁煙なそ?」
「うん、あすこに書いち . . . 本文を読む
ゆきさんより、コメントいただきました
「現在とは違う昔のコッテコテの長州弁に興味を持っている学生です^^
長州弁を知りたくて文献以外に映画やドラマも観たいと思っています。
そこで長州弁が良く出来ている映画やドラマを教えて頂けないでしょうか?m(_ _)m」
おおっ♪と思ったものの…。
改めて考えてみると、これという出来のものが思い当たらないんですよ
「長州ファィブ」は、山口弁研究家の方 . . . 本文を読む
「龍馬伝」4回目。
ちょっとコワレ気味の桂小五郎登場
いきなり語尾に「そ」がついて、一人笑っちまいました
「~なの」の「の」に当たります。
男性も使いますが、どっちかと言うと女性が使う語尾です。
「何してるの?」
女性なら「何しよるん?」「何しよるそ?」ですが、
男性なら「何しよるんか?」が普通だと思います。
「本を読んでるの」
女性なら「本読んじょる」「本読みよるそ」ですが、
男性なら「 . . . 本文を読む
写真は萩の土塀、まだ青いけど夏みかんつき。
場所は高杉晋作んちのほぼ向かいだったかと。
こういう光景が、まったく普通にゴロゴロしている萩って大好きです
さて久々に長州弁。
長州というと「~しちょる」が有名で、小説やドラマでも多用されています。
しかし実は「~しよる」という言葉もあって、訳すとどちらも「~している」なのに、微妙に遣い方が違います。
しかしこれが説明できん
けっこう感覚で使い分 . . . 本文を読む
盆前の修羅場で深夜に帰宅してるんで、全然ブログが更新できない
あと数分で出なきゃならんという朝に思いついたことを一言。
「いいだろう」を「よかろう」というのは方言でしょうか?
「これ、もろーてもよかろうか」(これ、もらってもいいだろうか)
「できた!これでよかろう」(できた!これでいいだろう!)
「お返しはせんでもよかろうじゃない?」(お返しはしなくてもいいよね?)
みたいの、長州ではわりと . . . 本文を読む
映画「長州ファイブ」の長州弁は、かなり凝ってるなあと思います
特に「~する・した・している」を「~せる・せた・せよる」と訛らせるのは、今では一部のお年寄りしかしなくなっていて、以前にドラマや映画で使われていたという記憶はありません。
(「しろ」だけは、今も「せえ」と言いますが。「早ぅせーや」とか)。
「なぁにょーせよってかぃ」(何をしてるんだい)とかって懐かしいなあ。
この映画の方言監修は、山口 . . . 本文を読む
標準語でも敬語が一番難しいとか言いますが、方言的敬語にはどんなのがあるのかな?
長州言葉では、「動詞+て」で、軽めの敬語になります。
「先生はお酒は飲んでですか?」
(先生はお酒はお飲みになりますか?)
「お宅、大河ドラマは見よって?」
(お宅、大河ドラマは見てらっしゃる?)
「あなたぁ、こねーな本は読んで?」
(あなたは、こういう本は読まれます?)
もう一つ。
「~ちゃった。 . . . 本文を読む
長州を舞台にしたドラマを見ていると「~であります」はよく使われているんだけど、
ことごとく発音(アクセント)が違うっ!
方言指導は何をやっちょるんじゃ!と思いますよ。
「であります」のアクセントは
_ ̄___
つまり「あ」だけが高い(強い)のです。
この言葉はお年寄りを中心にまだまだ残っています。
「なんと暑うありますの」(なんとも暑いですね)
「お元気にありましたか」(お元気でし . . . 本文を読む