信じたいのと信じていいのとは違うよね

フルベッキの写真に幕末志士の名前を入れて「志士が一堂に会した写真」とかって言われてるの、有名ですが、もちろん嘘です。
実際は長崎にあった佐賀藩の学校の学生たち。
誰やらが昭和の中頃に２０人あまりに志士の名前を当てはめて発表したところから尾ひれがついて、いつのまにか全員「特定されてる」(笑)

今では歴史好きなら嘘だって知ってるけど、田舎の旅館やなんかだと、本気で信じてるのか、麗々と額に入れて掲げてあったり・・・。
悪気は無いのはわかるけど、それを見た一般客がまた信じちゃうっていう連鎖はやっぱり良くないなあって思います。


この件に限らないのですが「面白いから」「観光資源になるから」「自分の好きな人（もの・できごと）はこうであってほしいという自論に合うから」っていうような理由で、史実と違うことはもちろん、あいまいにしか分かっていないことを

「こうだといいな」
　　　　↓
「こうだったりしてなｗ」
　　　　↓
「こうらしいよ」　←この時点で責任転嫁してるんだけど、出典は言わないｗ
　　　　↓
「こうです！」

にしてしまってることが結構ありますよね。
信じたいのと信じていいのとは違うからさあ。

自分も気をつけなきゃと思うのですが、特に観光関連の方や、公に何かを発表される立場の方は気を付けなきゃいかんのじゃないかと思います～。


とりま、山口市でも２箇所で貼ってあるのを確認…。
はがそうよ(笑)、パン屋のＳとＫ旅館～(｀;ω;´)


こっちも来年大河だし、すでにトンデモ話（史実と違う、観光的に都合のいい話）が出てるって話。
いかんでしょ、それ＞＜