長州に棲む日日

[PC推奨]直参と萩藩士の子孫で長州在、でも幕府海軍・箱館海軍松岡磐吉大好き。
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幕末医学史講座

2013年12月16日 | ★その他歴史がらみ
昨日の記事で「そういえばアレ書いてなかったなあ」と思い出したんですが、大学公開講座「幕末医学の歴史」修了。
面白かったです。



結局私って「○○はじめて物語」みたいなのが好きなんだなーとつくづく思ったw 小学生かw

医学史に限りませんが、ほんと物事って連動してんだよねーって、改めて思ったのが細菌の発見。
「なんかソレっぽいもんがいるのかも」と思っても、顕微鏡が発明されるまでは確信できないし、みたいな。
ナニゴトも、それ単独では動かないのです。
歴史のそういうとこが好きなんだなー。


あとかなりワロタのは、重要な発見ってけっこう偶然だったって話です。

「笑気ガスを麻酔に利用する発見」
1844年、笑気ガスでヘロヘロなお馬鹿パーティーをやってた時、足をぶつけても痛がらない人を見た歯科医が、治療に使えるんじゃないかと思った。
(って、その歯科医もヘロヘロパーリーに出てたんですかね?アブネw)

「ピロリ菌の発見」
つい最近の話。菌が生えなかったら廃棄するシャーレを、クリスマスでほったらかしてたら、探してた菌が生えてた(ピロリ菌は培地になかなか生えないタイプだった)。
しかもこの人、その菌を自分で飲んで実験したらしい。勇者すぎ。


どの回も面白かったのですが、この公開講座は「長州と関わりがあること」に焦点を絞っていたので、村田蔵六(大村益次郎)ラインで緒方洪庵シーボルトの話は出ても、ポンペ関連が全く出なかったんですよー(つω;`)

いやいや、幕末医学ったら、まずはポンペの長崎医学伝習所でしょ、そこはー。
と、松本良順・島倉伊之助ひいきの私は思うのでありました。


ついでに、赤十字の話はやっぱり佐野常民だった。
確かに佐野常民が日本赤十字の祖なんですが、高松凌雲の方がずーっと早く赤十字精神を実践した病院を運営してるんです。赤十字って名前はついてなかったけど。
「八重の桜」で日清戦争前に、周囲の反対を押し切って「敵味方なく治療」とかやってたけど、高松凌雲がそれをやったのはずーーーっと前、明治元年.2年の箱館戦争ですぜ?
実際に治療を受けて、よくなって国に帰された「敵兵」がちゃんといます。

高松凌雲はフランス留学帰りだったし、そういう精神で病院を運営したいと言ったとき、別にモメもせず「いいよーん」って感じでやっちゃえるところが、榎本武揚と箱館政府なんですよねえ。
でへー。やっぱ箱館政府好きだ~(*´∀`*)

って話ずれすぎ。

そうそう、佐賀藩には医師免許があったんだそうです。
当時としては画期的。
さすが佐賀藩ってオトコマエな藩だけあるな。


いやー、でもこれ面白かったですわ。こういう講座またないかなあ。





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