ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

日銀は誰のものか

2013-01-21 06:43:15 | 日銀景気対策

現代の通貨制度の最大の謎は、中央銀行の持つシニョリッジ(通貨発行益)の問題である。
中央銀行は何もないところから1万円札を刷ることができる。原資はインク代だけである。
つまり無から有をつくり出すことができる。
この利益が誰のものになるかというのが現代資本主義の謎である。

中央銀行から市中銀行への貸付金から上がる利息は損益計算書に計上されるが、それ以前に発生しているシニョリッジの問題は解決されていないし、公表されない。

この利益を不透明なまま日銀の独立性を維持したほうが良いのか、
それとも政府管理の元で日銀の資産を管理したほうが良いのか、
ただしこの問題に手を突っ込むと多くの死者が出る。

中央銀行を誰がどのように管理し、情報公開をするか、その根本の部分が闇に閉ざされたままだ。
安倍晋三は今日銀を強い国家管理のもとに置こうとしている。
日銀を手に入れれば、打ち出の小槌である。
これを正式な日銀法の改正なしでやろうとしている。

安倍がどこまで現代資本主義の闇を自覚しているかは不明のままだ。


コメントを投稿