木曜日
日経新聞 より
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC07H0O_X00C16A6MM8000/
三菱UFJ銀、国債離れ 入札の特別資格返上へ
マイナス金利で損失懸念
- 2016/6/8 2:00
三菱東京UFJ銀行は国債の入札に特別な条件で参加できる資格を国に返す方向で調整に入った。
日銀のマイナス金利政策のもとで国債を持ち続ければ、損失が発生しかねないためだ。
国債の安定消化を支えてきたメガバンクの「国債離れ」は、市場から大量の国債を買い上げてお金の量を増やしてきた日銀の異次元緩和に影を落とす。
特別資格は「国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)」と呼ばれる。
発行当局と意見交換する場に参加できるなどの特典がある一方、
発行予定額の4%以上の応札を義務づけられることが、三菱東京UFJ銀の重荷になっていた。
今回は財務省も資格の返上を受け入れる見通しだ。
プライマリー・ディーラーには現在、メガバンクや大手証券など計22社が名を連ねている。
日本の金融機関が資格を返上するのは初めてだ。
これまでは外資系証券が本国のリストラなどで撤退した例のみだった。
系列の三菱UFJモルガン・スタンレー証券とモルガン・スタンレーMUFG証券は投資家に国債を販売する業務を担うため資格を維持する。
銀行はかつて国債の最大の買い手として安定消化を支えたが、いまや国債を購入するメリットは薄い。
利回りの低さに加え、金利がひとたび上昇すれば多額の含み損を抱えるリスクもあるためだ。
国際金融規制も導入され、民間銀行の国債保有額は2015年末で229兆円強と異次元緩和前の2013年3月末から3割弱も減った。
これを一段と進めたのがマイナス金利政策だ。
2日の10年物国債の入札は最高落札利回りがマイナス0.092%と過去最低を更新。
購入には株主からの理解を得られにくくなっている。
三菱東京UFJ銀は15年春まで国債の総落札額が22社のうち5位だったが、15年10月~16年3月には10位以下に減っていた。
3メガ銀は国債保有残高を3月末で計54兆円と、3年間で半分に減らした。
満期まで持つと損失が発生するマイナス金利の国債を積み増すメリットは小さく、ほかのメガ銀が資格返上で追随する可能性もある。
日銀は国債保有を年80兆円ずつ増やす大規模な金融緩和を続けており、
昨年は約40年ぶりに国債保有額で民間銀行を超えた。
この「官製相場」で市場は表面的には安定している。
プライマリー・ディーラーが1社減ってもすぐさま市場が荒れるとの見方は少ない。
だが民間の担い手が減れば、中長期的な国債の安定消化には影が差す。
政府は来春に予定していた消費増税を2年半先送りすると決めたばかりだ。
財政再建への道筋と同様に、日銀に依存せずに国債を安定消化できる国債管理政策を示せなければ、財政への信認が揺らぐ懸念もくすぶる。
▼国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)
財務省が2004年10月に導入した特別資格。
国債の入札で発行予定額の4%以上の応札を求められ、落札額でも一定割合の義務が生じる。
一方、財務省と意見交換ができるなどのメリットがある。
資格がなくても入札には参加できる。
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【私のコメント】
銀行にも見限られ始めたアベノミクス。
いつまでもこんなバカな事につきあう必要はないということ。
都市銀行トップでさえも、アベノミクスには愛想を尽かしている。
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