木曜日
ソ連が崩壊して、アメリカにとって日本が不要になったから、日本の景気が悪くなったのではない。
アメリカはソ連を崩壊させるために日本の資金を利用した上でソ連を崩壊させ、さらにソ連が崩壊したことによって日本が不要になったから、ますます日本の骨の髄までしゃぶった。
これが平成30年間に起こったことである。
バブル崩壊は1990年。
ソ連崩壊は1991年。
連続して起こったこの2つのことの因果関係は、なぜか日本では話題にならない。
しかし、
1989年 ベルリンの壁崩壊。
1990年 日本のバブル崩壊。
1991年 ソ連崩壊。
1992年 欧州連合(EU)成立。
これらはすべてつながっている。
日本のアメリカへの接近と、ドイツの離脱。
日本では肝心なことが議論されないが、年表を眺めただけで「何かある」と思うのは当然のことだ。
隠しようもないことに、気づかないだけなのだ。
1980年代後半の日本のバブル経済は、アメリカによって引き起こされ、膨張した資産はアメリカに流れた。
その資金によって、アメリカは軍事力を増強し、「スターウォーズ計画」などのソ連との軍拡競争に乗り出していった。
その軍拡競争の果てにソ連が崩壊した。
それで日本の資産膨張は用済みとなり、同時にバブルは崩壊した。
そして日本そのものがアメリカにとって用済みとなった。
日本はドイツと違って、アメリカの一強体制のもと、なすすべもなく立ち尽くした。
それどころか、そのアメリカの一強体制にすり寄る人間が、日本の政界・財界に多数現れた。
これが平成30年間に起こったことである。
平成は謎だらけ、理不尽なことだらけである。
ウソの説明がまかり通った「平成」の御代の次に、どんな時代が来るのだろう。
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