朱の徒然

変形性股関節症の76歳

引きこもりと巣ごもりの中での 詩への想い

2021年02月15日 | 日記

 55年前、大学を、安易に考えて、近くの短大にしました。入ってすぐから、こんなはずじゃなかった退めたいと自分の浅はかさに気づきましたが、両親や友人等、誰にも打ち明けられず、心は内側に引きこもってました。だって、18歳では、ここから出てゆく他のどんな世界も思い浮かばないんですもの・・・。あるのは、今あるこの空しい空間だけ・・・。

 悩みながら、たどり着いたのは、取りあえず、ここを卒業しよう!           無知な自分の生きる糧に、この大学の図書館にある本を全読破しようと思いました。が、それには時間が足りず、無理なので、図書館内の全詩集読破にしました。

 こつこつと、一人夢中で読み、選んで作り上げた自分だけの有名作家の好きな詩の数々・・。題名を「さびしき心の友」としてます。

「この世に生まれいでて 20年。

 これからは 一人で 歩いてゆく

             心の支えとなっておくれ!」 昭和43・3・3 (3月8日は卒業式)

 なーんて、今までひた隠しにしてきた 若き日の心の道程。死にたいと思うほど、苦しかった。なのに、周りからは明るく天真爛漫と言われてたっけなー。

 今では、このノートは、宝物♡

あれから52年が経ちました!  細菌コロナとの戦いでの 巣ごもり1年。

 大好きだった街歩きは、近くの川散歩に変わっています。

 GIとの二人っきりの巣ごもりの毎日。我が町が現代詩を募集していましたので、生まれて初めて詩を考え応募してみました。2席に入選!  

 誰に一番褒められたい? と考えたら、それは、亡き父と母からなの。びっくり!  心は、あの18歳の心のままなのね。

 小さな表彰式には、保護者然のGIが、勿論 付いてきてくれましたよ♡ コロナ禍の中での初体験の一日でした。

 ケーブルテレビの取材を受けましたが、自分の詩を覚えてませんでした。

 

 

     ◎この町で

 川沿いを歩く  マスクをして歩く  時折 マスクを外す     フーッと 嘆息がもれる

 空は青い 飛行機が高く飛んでいく   見上げた空に白い月   白い月の母さん

 こんな時代が来るなんて   世界中が不安で包まれる時代が来るなんて

 もう いいっかね  もういいかね

 でも こうして川沿いを歩くのは    少しでも  笑顔でいられるように

                    少しでも  明るい気分になるように

                    悪しき時が かけ足で過ぎるように

         ゆっくりと 時を待つ この町で

      母さん   もう少し  この町で生きていくよ

 ようやく しだれ梅が咲きました。

 

10年前の東日本大震災の余震で、震度6の揺れが・・。幸い死者は出なかったけど、まだ油断はできないという。

  栗原のS様。どうか 気を付けてお過ごしくださいね。

                                                               皆に憂いのない本当の春が来ますように。 

 

 

 

 

 

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