赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

地球温暖化?寒冷化?

2024-02-18 00:00:00 | 政治見解




地球温暖化?寒冷化? 
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異常高温、森林火災、海洋熱波、豪雨、干ばつなどの激甚化、強い台風の増加、北極圏の海氷や永久凍土層の減少などが報じられると「地球温暖化」の声が一段と高くなります。

ところが、異常低温や大寒波が襲来しても、地球温暖化論者はそのことについては何も語りません。10年前の日経新聞には「地球温暖化のせいで寒冷化」などの理解しがたい解説をみつけました。

要は、気候変動の実態について誰もわかっていないのでしょう。筆者が小さいころ(1960年代)の少年向け雑誌には「地球は寒冷化し氷河期に入る」と書かれていたのをはっきりと記憶しています。それが当時の通説であったようです。

地球温暖化についての問題点は、純粋に学術研究で言うのは当然だと思いますが、多くの場合、地球温暖化を商売道具に使う企業やNPO団体などが多く、みんなカネもうけの手段にしているところが多々見受けられますので、「地球寒冷化」という「冷や水」を浴びせて、冷静な議論を呼び起こしたいと思います。




地球寒冷化のニュースを、いくつかお伝えをいたします。

北半球が今、冬ですけど凄まじい寒冷化の激震が北半球を襲っています。1月15日にトランプが大勝利を収めたアイオワ州の予備選挙も零下20度くらいの大寒波の中で行なわれました。アイオワ州は元々寒いし、大雪が降ると思うのですが、それにしても例年に比べても非常に厳しい冬だと言われていたのです。それにもめげず、トランプが大勝利したことは、トランプ支持者の人たちが熱狂的にトランプを支持していたことの一つの証明だと思います。

1月12日、カナダのアルバータ州の首都エドモントンでは、日の出直前最低気温がマイナス37℃に達して、1998年に設定された最低温度の記録を更新しました。冬季オリンピックで有名にもなったアルバータ州の都市カルガリーでは朝の最低気温がマイナス38℃となり、これも2005年のマイナス29度の最低気温記録を破って更新したということです。

さらに1月13日、エドモントン国際空港ではマイナス45.9℃という最低記録を更新しました。これは1969年のマイナス39.4度が今まで一番低い温度だったのですが、それを更新する最低気温記録更新です。カナダの環境気候変動省が発表したデータによると、アルバータ州内の他の37ヶ所でも低温の最低気温記録を更新していました。

そして、ニューヨーク州の北西部のバッファロー地区も寒波に襲われています。アイオワ州の国立気象局は「生命を脅かすほどの寒さが米中部時間16日正午にかけて予想される」との注意報を発表していました。これは北極から北米に流れ込む強烈な寒気の影響で、米南部テキサス州からカナダ西部アルバータ州まで電力網にすごい負荷がかかっているそうです。そこで一部の電力価格も高騰しています。

風力発電が寒すぎて、雪と氷で止まって動かなくなってしまいまいた。あるいは電線自体が例えば、雪の重みで切れてしまって、電力が繋がらなくなって停電してしまうというわけです。米国では14日午後遅くに25万余りの住宅や企業で停電が発生し、停電はオレゴン州やミシガン州ペンシルベニア州に集中していました。寒波の影響を受ける懸念が高まる中で、天然ガス先物相場は、1月12日に2ヶ月強ぶりの高値を付けて、電力価格は一部で高騰しているということです。

アメリカも大変ですけど、北欧の方も凄いことになっています。元々寒いところですけど、スウェーデンやフィンランドなどで氷点下40度以下を観測して、鉄道やフェリーが止まり、高速道路が大渋滞して交通網が麻痺しているということです。

スウェーデンでは1月3日、気温が氷点下43.6℃まで下がって、1月の最低気温記録を更新しました。さらにフィンランドでも1月2日の夕方には、ラップランド北部でマイナス38.7度の季節最低気温の新記録が出ています。

1月8日および9日、フランス内陸部を中心に厳しい寒さに見舞われ、首都パリでも一日中氷点下の真冬日となったようです。パリも元々冬は寒いですけど、寒波も襲来したので寒波からの避難所を増設しました。寒いところから逃げてこられる温かい場所を作ったということです。

アジアではチャイナの北京で観測史上初の長期極寒記録を記録しました。これは去年の話ですけど、2023年12月11日午前0時から氷点下の気温が14日間(連続300時間)も続いたそうです。12月としては、1951年に気象観測を始めて以来の最長時間であったとされています。1966年も寒くて氷点下の気温が北京で10日間続いたことがあるけど、それが更新されて14日間も氷点下の気温が続いてしまいました。だから、真昼になっても0℃以下だったということです。

また、ポーランドでも厳しい寒波が襲っています。家の外で犬を飼えなくなったので、犬を引き取る動物保護センターが開かれたという記事まで出ています。地球はどんどん寒くなっているのではないでしょうか。

首都圏・関東地方の寒さというのは、例年このようなものだと思いますが、12月中旬までは確かに東京地方も随分と暖かかったのです。しかし、いつの間にか例年通りの寒さに、しっかりと戻ってしまいました。東京辺りの寒さは、まだマシなようで世界的には今、北半球が冬ですけども、ヨーロッパもチャイナもアメリカもカナダもかなりの寒冷化極寒気候に襲われているようです。



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