赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

菅首相が日本を大胆な改革に導く コラム(361)

2021-07-21 11:37:07 | 政治見解


コラム(361):菅首相が日本を大胆な改革に導く


菅首相は安倍路線を継続していながら、安倍政権時には成しえなかった重大な事案を確実に前進させています。これは驚嘆に値します。

なかでも、首相に就任して1年にも満たないのに、国家の行く末にかかわる二つの重大な事案を成立させたことはもっと評価すべきではないかと思います。

その一つが、力で世界支配を目論む中国の動きを封じ込むため、自由や民主主義、法の支配といった共通の価値観をもつ日本、米国、オーストラリア、インドを結束させ、クアッド(Quad:日米豪印戦略対話)を成立させたことです。これは、国際社会の秩序と安定を促すもので大変に評価される事案ですが、成立にはバイデン米大統領に花を持たせた形を作り、しかも、中国寄りと見られていたバイデン氏を対中包囲網に引き入れる結果をもたらした点でも併せて評価すべきと考えます。

もう一つは、憲法改正に必要な手続きを定める国民投票法を成立させたことです。護憲勢力は改憲を阻止するためにその前段階である手続き論で長期間に亘り抵抗していましたが、菅首相になった途端、あっさりと抵抗をやめてしまいました。護憲側の言い分に譲歩しながら、本法案の成立を最優先させるという実質をとった結果です。

これで、改憲にむけての実質的な論議が可能となります。しかも、主要な民主主義国では第2次世界大戦以降、日本だけが改正した経験がないという異常事態が解消されることになります。この結果、国民は、現行法が占領憲法、押し付け憲法であるとの批判は差し置いて、自分自身の問題として憲法論議を深めるなかから、国家の在り方や国の行く末を真剣に考える機会を与えられたということができると思います。


菅首相の本質は改革者です。

その理由の第一は、地球規模の気候変動対策に力点を置いていることにあります。菅首相は、2030年に向けた温室効果ガスの削減目標を2013年度比46%削減(50%に挑戦)としました。この大胆な改革目標を掲げ人類の未来を切り開こうとする精神に敬意を表したいと思います。

第二は、中国と韓国に対し毅然たる態度をとり続けるという点です。中韓両国にとって菅首相は圧力に屈しない手ごわい存在だと認識されています。とくに、中韓両国の利益を代弁する党内の親中派,親韓派の意見に惑わされず韓国大統領の来日を中止させたことは、党内の外交利権の芽を摘むだけでなく日本国民が抱えていた言い知れぬストレスの解消につながったのではないでしょうか。

さらに、菅首相の国を思う気持ちは人一倍強く、国家と国民のために尽力することは当然という覚悟に満ち溢れています。国家国民のためになるなら自民党が分裂することも厭わないという気持ちが感じられます。

また、菅首相は自民党には珍しい利権とは無縁の存在であることです。首相就任後に週刊誌がスキャンダルを探し回っていましたが結局は何も出ず、逆に菅首相の清廉潔白さを証明することになりました。


菅首相は改革者であるがゆえに、既得権益を死守したいメディアや利権を守りぬきたい国会議員たちの勢力から疎まれるのは当然のことかもしれません。しかし世の中を変えていかなければ日本の未来はないと考えている人にとっては、菅首相ほど頼もしい人はいないのです。

したがって私たちはメディアや自民党の利権派によってでっち上げられた虚構の菅首相像ではなく、改革者しての菅首相を見なければならないと思います。

日本の改革は待ったなしの状況にあります。私は、菅首相を心から信頼しともに歩んでいくことが日本の未来を輝かす最良の道であることを確信しています。



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