赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

虚言に踊らされるメディアの現実 current topics(241)

2017-03-19 10:39:09 | 政治見解



current topics(241): 虚言に踊らされるメディアの現実



共産党の「赤旗」が、籠池氏の一方的な主張を事実であるかのように新聞1面に大きく掲載し、
その後、記事の間違いを訂正せざるをえなくなりました。
訂正記事は2面の隅にひっそりと掲載するという何とも姑息な面をみせています。

政権打倒のためなら、詐欺師の言うことでも都合よく記事にするのが反体制メディアの特徴で、
赤旗の体質は、朝日新聞社と双子のように似ています。

かつて、吉田清治の従軍慰安婦ねつ造手記を最初に取り上げたのは朝日新聞でした。
その直後に「強制連行があった」とするその手記を最初に取り上げたのが赤旗でした。
この二社は、体制打倒という目的のためには誤報、捏造など手段を選ばず何とも思っていません。
捏造記事が発覚し、弁解できなくなると仕方なさそうに小さく訂正するだけです。

さて、今回の森友学園問題、自称ジャーナリストという問題の多い人物の発言を
メディアが事実関係を確認しないまま大きく取り上げて、まことしやかに報道しています。

問題の中心人物である籠池氏は、経歴や補助金申請書類の偽造など、
嘘の多い人物で詐欺師と言っても過言ではありません。

ペテン師や犯罪者の主張を何の検証もせずに垂れ流し、
利用しているメディアと一部の野党議員は不見識の一言に尽きます。

この状態は、2006年の民主党執行部が総辞職に至った「堀江メール」事件に酷似しています。
当時、民主党は、素性の知れない人物から入手したメールで自民党政権に揺さぶりをかけましたが、
結局、メールは偽造されたものと判明。民主党は大打撃を被りました。

現在、民進党議員の中で、籠池氏の虚偽話を使って政府攻撃をしている議員は2009年当選組で、
その失敗に痛手を被った前原氏らは今回の森友学園騒動に沈黙しています。
この教訓を民進党の議員のみならず、メディア全体も真剣に考える必要がありそうです。

とくに、メディアは籠池氏の話を使って政権打倒に世論を踊らせようとしているのですが、
実際は、籠池氏の虚言にメディアが踊らされている現実をしっかりと認識していかなければなりません。

このようなメディアには
「権力に対し一定の批判をするのがジャーナリズムの精神」と主張する資格は全くありません。

テレビ局や新聞社は、メディアを「国民を煽るための道具」とせず、その傲慢な態度を捨て、
事実を正確に報道するという基本精神に立ち返っていただきたいと思います。





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