赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

中国政府の動向と今後―中国の現況 Ⅱ current topics(441)

2019-11-16 07:11:51 | 政治見解




current topics(441):
中国政府の動向と今後―中国の現況 Ⅱ
 

香港情勢」に引き続き、「中国政府の動向と今後」について当ブログが最も信頼する情報筋にお話を伺いました。


④習近平主席は香港情勢をどう捉えているのか?

香港の騒動が国際社会に報道されることで中国に対する評価が低下することを恐れています。

そのため香港のデモ隊を暴力集団だと位置づけることで、自分たちの正当性を主張しようとしています。中国メディアがデモ隊の暴力的な行為や破壊的な行為をことさらクローズアップして報じている理由がそこにあります。



⑤政権NO.2の李克強首相は香港情勢をどう捉えているのか?

もともと李克強首相には何の権限もないようです。中国共産党の方針や指示に従って首相を演じているだけのようです。香港問題も「党が決めることだから」と考えていて、自分はそれに従うだけと思っています。


⑥抗議デモは香港だけなのか?

中国本土でも反政府デモ、抗議デモは年中起きているし、ますます増えています。本土ではウイグル地区を含め、逮捕されて殺害された人数がすでに50万人を優に超えています。


⑦人民解放軍の動向は? 

軍は、一部の高度に訓練された兵士を除き、ほとんどが金を貰って働いているだけの人たちで構成されています。そのために戦闘意欲は無くどうしたら死なずに逃げられるかと考えています。

中央政府に反旗を翻すとの噂もありますが、現在では軍は反乱を考えるよりも、どうやって金を持ち逃げするかを先に考えているようです。



⑧中国の経済人が海外に逃避しているとの話がありますが?

アリババ創始者で会長の馬雲(ジャック・マー)、テンセント(騰訊)創始者の馬化騰(マ・カトウ)、レノボ(聯想集団)創始者の柳伝志(リュウ・チュアンジ)の各氏らが引退を表明したのは、中国政府への反感からで、彼らは海外に拠点を移すことを計画しています。

ファーウェイは残っているようですが、現場の技術者や営業関係のスタッフの多くは海外企業に移りたいと考えています。

中国人はやはりお金本位の考えが定着しているので、自分が儲かれば国家に義理立てはしないようです。



⑨中国政府の今後の動向は?

中国政府は何とか国家経済の破綻から逃れようと画策しています。そのためには、柔軟な国際協力の道に入るか、あるいは力づくで諸外国を抑え込んだり侵略する道を選ぶか、結構まじめに悩んでいます。



(つづく・・・次回は、「中国の動向を日米はどうみているのか」を掲載します)



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