赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

憲法九条は「世界の宝」? いいえ、「侵略国家の宝」です コラム(420)

2022-05-13 09:26:11 | 政治見解



コラム(420): 
憲法九条は「世界の宝」? 
いいえ、「侵略国家の宝」です


国民投票法の審議さえ許さない九条信者

ツイッターを見ていたら、トレンドの中に「#国民投票法改正案に反対します」とありました。5月12日の10:50時点で55801の「ツイート」とのこと、ただし、この中には反論も含まれています。

5月9日からツイッターデモとして呼びかけられていたようですが、必死に反対活動をしているわりには反応が鈍いように思います。ちょっと前なら1日たらずで10万以上のツイートはあたりまえだったからです。

彼らが何を問題視しているのかを見てみると、昨日の5月12日の衆議院憲法審査会(第12回)で国民投票法の改正案が「最悪強行採決される」と訴え、会議そのものを成立させたくなかったようですが、彼らが想定した強行採決などはありませんでした。

要するに、彼らは改憲を阻止するためにいろんな理由をつけて、改憲手続きの入り口の段階にある国民投票法の審議さえも妨害しようとしているだけなのです。なぜなら、彼らの頭の中は「改憲されれば戦争に巻き込まれる」、「九条があれば戦争にまきこまれない」との思い込みでいっぱいだからです。この段階になるととカルト教の信者と同じで説得に耳を貸しません。

「与党はロシアより許せない」で有名になった立憲民主党の奥野総一郎氏は「憲法9条を使って日本をしっかり守る事が出来ると我々は反論していきたい」と述べています。東大法学部を出てもカルト脳になると現実と幻想の境界線がわからなくなるようです。国民があっと驚く「反論」を見せてもらいたいものです。


「改憲は戦争になる」という論法では国民を説得できない

ところで、「改憲=戦争」と言う図式は7年前の安保法制の審議中、国会前で大騒ぎしていた連中の論理と全く同じです。たとえば「すぐ後ろに軍靴の音が聞こえる」(瀬戸内寂聴氏)、「徴兵制復活」、「戦場へ行きますか?」などのスローガンで、安保法制が施行されれば今にも日本が戦争に巻き込まれるとの言辞を弄しました。

でも、戦争は起きませんでした。むしろ侵略を企てていた中国の方がそれをためらうほどの集団保障体制が強固に構築されました。それでも、中国はあきらめていません。太平洋に出るためには日本攻略が要だからです。

今回も、「(改憲されれば)戦争行けって言われたら行かなければいけない そんな国がいいなら賛成してください 自分はそんなのまっぴらごめんなので反対します」とか「自公維新は戦前の独裁国家を目指してる⁉ ナチス国家を目指す  自民党と維新がとんでもない事言ってる 徴兵 子供を産み育て戦争に行って血を流せ 命を捧げよ」と彼らの妄想の世界がいまにも現実世界で起こりうるような言辞を弄して改憲阻止を図っています。

しかし、現実の世界はアニメの世界とは異なって憲法九条のバリアは何の役にも立ちません。また、九条論者の好きな専守防衛とは、何度も申し上げているように、本土決戦を意味します。つまり、沖縄戦の悲劇が日本の至るところで繰り返されることを覚悟しなければならないのです。つまり、憲法9条の規定は、国民の命を守るどころか、犬死させようとする規定であることを忘れてはなりません。

しかも、海に囲まれた日本人には海外に逃避するすべもなく、逃げ惑っていてもすぐに拘束され、言葉に出すのが憚れるほどの悲惨な体験に遭遇するのは確実です。ロシア、南北朝鮮、中国の残虐な国民性をみればすぐに納得できるはずです。そして日本人の多くが、とくに若者が、かの国に連行され、強制労働という過酷な運命に翻弄されなければならないのです。

この現実を、どうも、カルト脳に侵された人びとにはわからないらしい。ウクライナで起きていることすら、幻想としか思えないようなのです。こんな九条信仰カルト脳の日本人が増えれば増えるほど、日本を支配したいかの国々にとって都合のいいことはありません。憲法前文と9条は彼らにとっての「宝」なのです。


当ブログ『憲法記念日の翌日に思うこと』で、めいろまさんのツイートを掲載しましたが、それをもう一度見ていただきたいと思います。

ウクライナで起きていることを日本に置き換えると…
・京都と奈良が空襲で廃墟に
・東京湾沖に機雷撒きまくり
・横浜、名古屋、大阪、福岡全滅
・北海道から人口半分が拉致され強制移住
・藤沢市が廃墟になり数百名が処刑
日本はロシアの隣でアメリカやヨーロッパからの支援は遠いから大変


冒頭の、逆さ日本地図を見て、いかに日本周辺が危険な状態になっているのかをぜひ確認していただきたいと思います。


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