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赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

米中の対立鮮明に――シャングリラ対話

2023-06-17 00:00:00 | 政治見解



米中の対立鮮明に――シャングリラ対話 :230617情報


米中の軍事トップ対話を拒否した中国共産党、シャングリラ対話の話題です。ここでも、深まる米中対立が改めて浮き彫りとなりました。

「今こそ話し合うべき時だ。対話が必要だ」。3日に講演したオースティン米国務長官は、米側が要請した国防相会談に中国が応じなかったことを批判。対話に消極的な姿勢が「すぐに変わることを望んでいる」と注文を付け、「すべての国が強制、脅迫を受けることなく、自由に繁栄できる地域」を推進すると強調し、各国の反発を招きながら海洋進出を進める中国を強く牽制しました。

さて、この問題について国際政治学者は次のように語ります。


6月2~4日に、シンガポールにあるシャングリラホテルという高級ホテルで開かれた地域安全保障のための会議です。主催者はイギリスのIISS(国際戦略研究所)という軍事国際関係のシンクタンクです。

ここに各国が集まり、徐々に対中包囲網的なものになってきています。

今回は、アメリカからオースティン国防長官が出席し、チャイナの李尚福国防大臣に個別の会談をしようと言ったのですが、チャイナ側がこれを断ったのです。

ここら辺にも、私はバイデン政権の外交の甘いやり方がよく出ていると思います。

アメリカ国内にチャイナの気球が入ってきた際も、バイデン政権は余りにも低姿勢でした。本当ならば烈火のごとく怒ってチャイナを糾弾しなければいけません。

今回も同じく、アメリカの側からお話しましょうよと言って、チャイナに断られているというまことにだらしない状況ですね。

米中関係を悪化させたくないので、事情を説明するためチャイナ側から会ってくれと言うならまだわかります。それに対してアメリカ側はちゃんとした謝罪がない限り、そういう会談はしないぐらい言っ突っぱねてもいいわけです。

ですが現状、アメリカに厳しい態度がない。

もともとチャイナに甘い、そして外交軍事問題に甘いのです。

決断のできないバイデン政権らしい、非常にだらしないアメリカ外交になっています。




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