ちくわブログ

ちくわの夜明け

写真ニッキ的な例のアレ

2011-07-11 02:53:02 | Weblog
お仕事なくてヒマしてました。


ここであんまし焦らないのが自分のダメなところで、いいところでもあると自負しております。
ヒマなら映画制作進めなきゃ!
つうわけでここんところはそんな日常でした。



■某日
角川シネマ有楽町で行われていた『三島由紀夫を【観る】』に行ってきた。お目当ての作品は『憂国』。

原作の小説は読みながら餃子食ってたら吐きそうになったという俺的いわくつきの作品であり、今回映画観てまったく同じところで吐きそうになって安心の三島クオリティ。

ちなみに三島センセーはこういったグロテスクな部分に美しさを感じるらしく、生のエネルギーが最も輝く瞬間は死の直前とかそんなこと書いておられてような気がします。
こういうの逆説っていうらしいです。ギャクセツ。



■某日
リッダ闘争39周年パーティにお邪魔する。

思えば、去年これに参加したことによって映画制作が加速し、具体性を帯びてきた。
今年も参加したことで、様々な刺激を受けた。それが受動的な側面すらあるので、本当に不思議な場だと思う。

足立監督(写真)に聞いた。
「リッダ闘争は言ってみればテロなわけですが、こういう声にはどう答えますか」
「テロだよ。ただ、これは民衆の側からのテロだ。テロはいつだって国から行われている。これは数少ない民衆の側から起きたテロだ」



■某日
妙義山への取材撮影の帰り、映画『マイ・バック・ページ』を観る。

「赤衛軍事件(朝霞自衛官殺害事件)」という重ったらしい題材を、こんなノリに乗った俳優二人を主演に描くって、すごい時代になったもんだ。
内容も当時の空気とかエネルギーが、知らない人間にも納得いくようにこさえられてて、はぁたまげたもんだ、と驚嘆した。
16ミリで撮ったそうで、やっぱり映画は情念だけでなくて、技術っつうかセンスもおおいに必要なんだな、と思い知らされた次第。



■某日
というか、6月11日。
取材のため、 東京→静岡→浜岡原発→東京 と移動した。


反原発にとっての要となったあの日、地方と東京を見たことで、いろいろと気付かされたことがあった。
一言で言ってしまえば、都心と地方の温度差はすごい。



■某日
新宿でヘンな人見た。

太鼓の達人すごい上手だった。



■某日
たまには真面目なつどいに参加して学んでみる。

重信メイさんが相変わらずすごく美人だった。
常岡さんにサインもろうた。

つうのはさておき・・・中東の歴史や情勢は、日本から世界を見るのに最も適した材料だと思う。
と、よく分かってない自分が思った。



■某日
前から行きたい行きたいと思っていた浅草名画座に行く。


深作欣二監督の『資金源強奪』。
キレのあるストーリー展開でスカッとした。若き日の北大路欣也がカッコイイ。拓ボンの顔芸も笑えた。
ハリウッドの大作より昔のヤクザ映画の方が、大画面(というか劇場)で観るのには適してると思う。

浅草はスカイツリーが色んな場所から見えて面白い。





■某日
突然実家の名古屋に帰って親を驚かす。
こういうことは親元を離れて14年、初めてだ。こんなことであそこまで喜ばれるんなら、もっとやってやれば良かった。
でも、考えてみればそうした経済的な余裕ができるまで14年かかったんだ。

と、親孝行ばかりしたわけではなく、京都で行われた「丸岡修さんを送る会」に出席するため途中の名古屋に寄っただけなのであった。

今回の獄中死のあまりの酷さに、担当の女性弁護士は声を詰まらせ、涙を浮かべ語っていた。
「権力は権力という曖昧なものじゃない。一人の人間が行使するものなんです」

この国では政治犯がどういう目に遭うのか。そういうことを感じさせる「意思」が明確に伝わる死だったように思う。



■某日
「連合赤軍の全体像を残す会」の小袖ベース跡地訪問ツアーに参加。

わりと険しい道でビビる。
まあ考えてみればアジトなわけだから当たり前か。
道々飲んだ川の水が美味しかった。そしてふと「ああ、だから水筒問題が起こったのか」と気付かされる。



■某日
頭脳警察ワンマンライブに行く。

ライブとか実は初めての経験だった。
リッダ闘争パーティでPANTAさんから「君もライブ来なよ」と言われ「ハイ」と即答。

頭脳警察は一応知っていたし、なんとなく赤軍と関係あるのも知っていた。
そんなんだから曲についてやアーティストとしてのPANTAさんはほぼ知らないに等しかった。
で、参加してみたら・・・これがもう想像以上にかっこよく、知らないことなんか問題にならないくらいみんなと盛り上がった。これが「ライブの一体感」とかいうのかーと妙に感心したりした。

そんで帰ってCDをポチった。



■某日
阿佐ヶ谷ロフトA「鈴木邦男『新・言論の覚悟』出版記念トークライブ」に参加。

第4部「連赤・よど号事件を振り返る」より。
さすが鈴木邦男さん。参加者が豪華。
ただ・・・ロフトでこういうことやると「笑い」のベクトルが強く働くのはなぜだろう・・・。鈴木邦男さんだから?
お客さんの反応も笑いに持っていった方がいいような流れになってる。



■某日
録画しといた「あの花」最終話を観て一年分の涙を流す。

ウワアアアアアアアアアン!!!!
僕はもう泣かないぞ成長するぞ!!!


明日33になります。



以上。
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