田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

世にも不思議な~

2012年09月03日 | 音楽三昧

暑い日が続いております。
残暑お見舞い申し上げます。

さて、一昨日、ご近所の同好の士(オーデイオ仲間)を訪ねると、「面白いものがある」と、1枚のCDを手渡されました。

そのCDは、最近発行されたオーデイオ雑誌の付録だそうですが、何でもヴァイオリニストがステージ上で(ヴァイオリンを)弾く時に、靴を履いて弾いた時(通常この状態で弾きます)と靴を脱いだ時とで音が変わるのを記録したものだそうです。

まぁ、話半分と思いながら自宅に持ち帰り、ファイル化してサーバーに取り込み聴いてみると~

ヴァイオリニストは、金子飛鳥さんとおっしゃる女性の方で、「今から、靴を脱いで演奏します」、「今度は、いつものように靴を履いて弾きます」との紹介があって、それぞれヴァイオリンが出す音をライブ録音しているのですが、確かに違うのです。

靴を脱いで弾いた方が、より柔らかく繊細な音が収録されているから不思議です。つまり、ヴァイオリンが奏でる音は、単に、楽器それ自体が出すだけではなく、演奏者も楽器の一部として機能しているらしいのです。

厳密に言えば、素足でステージに立つことは、ヴェイオリンに対してより確かな土台を与えることになり、その結果、ヴァイオリン本来の柔らかい繊細な音が出るのではないかと考えられます。