デジタルファイルミュージックシステムの心臓部、NWP(ネットワークプレイヤー)です。
一見、何の変哲もない鉄の箱ですが、
・コントローラー(iPad)で指示されたプレイリストを蓄える。
・演奏する音楽ファイルの形式を判別する。
・音楽情報をNASから引き出し、一時保管場所に蓄える。
・蓄えた音楽情報を引き出しながら、アナログ信号に変換する。
・音量を調節する。
等の仕事をこなしながら演奏します。
これらの機能はすべて電気的に行われるので、お皿(CD)を回すなどの可動部分はありません。
この機械は、英国生まれ。スコットランドの工場で組み立てられ、はるばる日本にやって来ました。今が旬、ということもあって、入手に1ヶ月もかかりました。
奏でる音は静かですが、立体的で堂々としています。
音が粒立ち、隅々まで聴き取ることができます。
これは、CDプレイヤー(写真の下部)のように、お皿の信号を読み取りながら演奏するという複雑な工程がないためと思われます。
一度、この音を聴いてしまうと、もう後戻りはできないほど、説得力のある音です。