田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

泊原発の事故対策

2011年04月07日 | ドラミング

3月24日、北電は、福島第一原発の事故を踏まえ、「泊」原発の事故対策を発表した。



要点は、

・泊原発は、海抜10mに位置している。津波の設計波高は9.8mだから被災しない(はず)。
・泊原発は、加圧水型のため二次冷却系に放射能を含まない。万一の場合、これを空中に放出して炉内を減圧する。
・電源喪失の際は、タービン系での冷却を実施する。
・使用済み核燃料は、原子炉建屋とは異なる別棟で保管、冷却(中)
・移動発電機車(3,200kW、1台)を配備(済み)
・安全上重要な機器が設置された建屋の浸水対策を強化(予定)
・海水ポンプの予備機を確保(予定)

というものです。

ただ、懸念材料としては、

・津波の設計波高は9.8mだが、今回の福島第一原発を襲った津波は14mもあったが大丈夫か?
・非常用発電機が強固な原子炉建屋ではなく、別棟に設置されていること。この建物の浸水対策を実施するとしているが、これは浸水の可能性があると認識していることになる。
・使用済み核燃料貯蔵プールが地下構造になっていると推測され、地震対策上問題ないのか。

等である。これらの諸点について、北電の詳しい説明を求めたい。
上図は、北電発表資料から借用しました。