田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

長谷川陽子さんのドヴォルザーク「チェロ協奏曲」

2010年01月07日 | 音楽三昧

昨夜は、札幌Kitaraのニューイヤー名曲コンサートで、スメタナの「モルダウ」、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」と「新世界交響曲」を聴きました。

上記の内、小生らのお目当ては「チェロ協奏曲」で、20数年ぶりに長谷川陽子さんが弾くこの曲を聴きたいと思っていました。

というのも、初めて彼女の(この曲の)演奏を聴いた時、演奏の途中でチェロの弦が切れてしまい、弦を張り替えてさらに弾き続けるというハプニングがありました。

今では、その時の会場も競演したオーケストラも覚えていないのですが、デビュー間もない(お若い)彼女が、そんなハプニングに動じることなく、最後まで堂々と弾ききった精神力と、その力強い演奏が印象に残っていたからです。

昨夜の彼女の演奏を聴いて、その力強い演奏は健在で、しかも、オーケストラと丁々発止とわたり合う様は感動的でした。

それにしても、このコンサート。彼女の人気か、演奏曲目の良さかよくわかりませんが、聴衆が会場を埋め尽くし、超満員の盛況でした。尚、指揮者のコウト氏は、体調不良で来日できず、替わってズデニェク・マーカル氏がつとめました。