3月19日
今日のニセコは、晴れのち曇りのお天気でした。
気温は7℃くらいまで上昇して、4月上旬の陽気とか。みるみる雪が
減っていきます。
今日の新聞(朝日)に「米軍住宅建設費:1戸4,800万円」との政治コラ
ムが載っています。
曰く、在日米軍のためのいわゆる「思いやり予算」の内、住宅建設費は
過去30年間で5,459億円。建設戸数が11,300だから、逆算すると1戸当
たりの建設費は4,800万円になるという。
住宅の床面積は150m2ほどで、土地代は含まれない(基地内のため)か
ら、いかにも高価な住宅です。最も高いのは、神奈川県逗子市の旧池子
弾薬庫跡などに建てた850戸で、総額666億円かかったから、7,800万円
/戸だそうです。これに対し政府は、「日米安保条約の目的達成の見地
から妥当な支出」と(野党議員の質問に)答えた由。
この米軍用の住宅ですが、先の選挙で米軍の受け入れ容認派の市長が
当選した岩国にも、海兵隊の一部移転が決まったグァムにも、沖縄の辺
野古にも、巨額を投じて建設され続けるに違いありません。
3人に一人は非正規雇用の労働者で、その賃金も年収200万円に届か
ない、いわゆるワーキングプアーと称される人々が1,200万人と言われる
昨今、何で米国の軍人にだけは、こんな豪邸を建て続けなければならな
いのでしょうか。先ずは、これらの日本人に対する「思いやり予算」を考
えて欲しいと思います。
(注)思いやり予算:米軍が日本に駐留する経費は、米国が負担するこ
とになっていますが、1978年、当時の政府が「思いやりを持って対処す
る」して、62億円を計上したことに端を発しています。過去30年間の支出
総額は5兆円に上っています。