田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

それでも軍人か?

2008年03月01日 | ドラミング

3月1日

今日から3月です。
昨日は、気温がプラスまで上がって、屋根の雪もほとんど落ちてしま
いました。暖かい春を実感できる季節です。

テレビはとても怖いメディアです。
その人物の外見のみならず、人格まで映し出してしまうようです。

イージス艦「あたご」が漁船に衝突した事故をめぐって、海上幕僚長や
艦長の記者会見の模様を見るにつけ、君たちはそれでも軍人か?との
思いを強くした方も多いのではないでしょうか。

彼ら軍人にとっての設問は、常に「敵か味方か」であり「YES or NO」
であるはず。それが、ウジャウジャと訳のわからない言い訳に終始する
姿には、国を守る気概はどこへ行ったのかと情けなくなります。

彼らは、職業軍人(プロフェッショナル)であり、国の守りの中枢を担う
人材として、数千万円の年収を保障された高級将校なのですが、その
覇気のなさ、おどおどした物言いなど、テレビを通して接するその人物
像のおそまつさには、開いた口がふさがりません。

また、防衛大臣のまるでお経を読むような、重箱の隅をほじくり返すよ
うな国会答弁にも辟易されられます。加えて、汚職にまみれた前防衛次
官の後任として、鳴り物入りで任用された現次官も、自らの口をついで
出る言葉の重みをまったく理解できていないようです。

それに引き換え、衝突された漁船が所属する漁協組合長や、僚船の船
長などの記者会見で見せる彼らの人物像の確かさ、発言の納得性に
お気付きの方も多いと思います。海とともに生きる漁師の心意気を感じ
させます。

一日も早く行方不明の漁師父子が発見され、海の安全航行が確保さ
れることを祈りたいと思います。