長尾 真 著 『 「わかる」とは何か 』
世の中、わからないことだらけなので、少しは助けになるかと思い
手にとってみたものの、相変わらずのままです。
本書は科学技術ってものを理解するために何を考えなきゃいけないかを論じたものだそうです。
で、「わかった」というのは、単に知識を得たというのではなく、ある状況を解釈できたとか、
イメージできた場合で、自分の頭の中に説明の道すじが浮かび上がっている状態だとのことです。
というわけで、福島の原発が大変なことになっていますが、TVにて学者や評論家が、
何度もくどいほどに説明されても、当局が発表・会見する以外には、なにも分からない・・・
ということが、分かったような気がする。
ところで、救助されたお爺さんが、元気に 「復興しましょう」と言っていた。
ほんとうにその通りだと思う。