よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

2012年あるいは2020年・・・2

2010-11-09 | 


日本が破綻しては困るのですが、どうも安心してばかりはいられない状況のようです。
小黒一正著 『・・破綻する日』 によれば、問題の一つとして世代間格差があるそうです。
いま、高齢化が急速に進んでいるわけですが、例えば年金について現在受給されている
60代以上の人たちのお金は、彼らが積み立てたものではなくて、現役労働者世代が払っている賦課方式の社会保障であり、このまま少子高齢化が進めば、いまの若者が定年になるころには、その負担がとても大きくなって、その差はななななな、なんと 『孫は祖父母より1億円も損をする!』 とのことです!
すなわち、60代以上は負担額より多く受給され、若者は負担ばかりが大きくて受益が雀の涙・・・
(ちなみに我々50代は負担と受給が±0程度・・・)
これじゃぁ、今の若者のやる気が出ないでしょう。
将来の不安が大きくて、消費が上向くはずもなく、景気だって良くなる気がしません。
で、それには様々な対策が載っているのですが、そうした対策をするにしても政治が動かないことには進みません。 その政治を動かす議員を選んでいるのは、年代別の投票率を見聞きする限り中・高齢者が多いのであって、その声が反映されるとしたら、結局のところ棺桶までカネを持っていかれてしまうような気がします。
だから、若い人たち、蜂起すべきです。 若者世代が少なくなっているといっても、一致団結すれば一大勢力になるはずです・・・。 そうなればなったで問題もでるでしょうが、元気の無いままより良いかもしれません。



2012年あるいは2020年・・・

2010-11-09 | 


日本崩壊だったか破綻だったか、そんなタイトルの本がありました。
それによると日本の財政が破綻するのは早くて2012年なのだそうです。
すると世の中は円の価値が暴落し、ハイパーインフレに見舞われ、企業は倒産し、失業者が増え、金持ちは海外へ逃げ出し、庶民は「えらいこっちゃ」と上に下へと大騒ぎになるというのです。 だから今のうちに海外の銀行に口座を設けたり、円をドルやユーロに替えたり、貴金属に替えたり、とにかく個々人が防衛を考えろというのです。 そりゃぁ大変だなぁと思いつつも、将来の予測というのはあてにならないものだし、何となく政治がうまくやってくれるんじゃないかという期待もあるし、そもそも周りの人々の顔からは、そうした危機感が感じられなくて、『大変だ!』と、ひとり騒ぐのも大人気ないんじゃぁなかろうかという気がして、なんとなく呑気に過ごしているのです。ところが先日、図書館へ行ったときに目に入ったのが『2020年、日本が破綻する日』という本です。これによれば、日本財政の安心材料として、日本国債は国民の預貯金で賄われているから大丈夫というはなしは、高齢化による取り崩しと、少子化による生産の低下による目減りにより、国債を海外に頼らなければならないときが間近に迫っているというのです。 それが2020年とのことです。 この本では、そうならないための提案がなされており、まだ希望はあるように思いますが、そうした提案は現実に移されて実現するわけで、すべては政治の動向次第ということです。 また増税は避けて通れないとのことです。 『大丈夫』とか『景気優先』とか安心材料を聞かせてくれる政治家や評論家の言葉は嬉しくて、ついつい『増税なんて・・・そりゃ困る!』 といいたくなるところですが、覚悟しておくべきかもしれませんね。