【世界の車窓から】は、鉄道の旅による、美しい短編叙情詩的番組ですね。毎日23時頃にテレビ朝日系列で放映されているものです。楽しみに毎日ご覧になっている方もたいへん多いのではないでしょうか。
実は私、今、このビデオに”はまって”おりまして、図書館から【世界の車窓から 世界一周鉄道の旅】というシリーズを借りてきては、夢中になって時間の経つのも忘れて見入っています。
映像がとても美しいんですよね~。それにチェリスト・溝口肇氏による、冒頭の番組テーマ曲のチェロの響きから続く数々の音楽もたいへん美しい♪
しかしながら、番組では鉄道で世界中の都市や街を巡る訳ですが、はて、この番組の制作スタッフが日本版を撮影したとしたら、一体どのような鉄道の旅をするのだろうか?と。 日本の何処の都市や街を巡りながら映像作品を作り上げるのだろうか? といった疑問を私は持ってしまいます。
旅をしている時のような素朴な感受性をもって、この番組を私は見ています。そして映像の中とはいえ、ここに収録されている美しい都市・街並みを見ることで、現在の日本のそれと比較して考えてみたりもします。
『あーぁ、 この映像には、駅前といえども、日本の巨大広告のような押し付けがましい広告宣伝は、ただの一回たりとも出て来てないじゃないか…』などと。
妻と伯母も一緒にビデオを見るのですが、『日本の都市は醜悪』 が3人共通の感想です。残念なのですが、本当に日本の都市景観・街並みは、ヨーロッパ諸国のそれと比べると、”経済活動のことしか頭にないんだなぁ~”、 ”公(おおやけ)が無いんだなぁ~”と。この【世界の車窓から】、本当によく見えてしまいます。
人の振り見て我が身を直しませんか?
外国の美しい景観や街並みを見て、自分達の国のそれを美しいものに直しませんか?
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