大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

夏野菜の交代

2009-05-19 | 仕事に関連すること
デイで植えていた野菜たちが、
だいたい収穫できるようになってきたので、
一緒に苗を植えて、私に畑を教えてくださったご利用者さんに
収穫した野菜を詰めて送った。



ネリ(オクラ)↓収穫して良いかどうかの目安は、先っぽを少し折ってみてパキッと折れるならOKだそう。




まだナス・ピーマン・ミニトマト・トマト・人参・ネリなど収穫できてはいるけど、
ようやくゴーヤーとへちまが実になってきた♪




野菜選手交代の時期かしらん。

ゴーヤー好きな私にとっては、これからのゴーヤーの成長がとっても楽しみ☆

外出支援☆

2009-05-19 | 仕事に関連すること
OTの学生の時にある会社を知り興味を持ってから
学生時代に担当させていただいた患者さんやご利用者さんを通じて、
自分も将来、外出支援や旅行支援ができればいいなと思ってきた。

人が生活するうえで、
社会の中で暮らすということ、
人との交流がありつながっていること、
心が動き何かを感じる(感動する)ということが
当たり前かもしれないけど、
暮らしの中でとても大切な要素だと思ってきた。

家という安心感のある場から外へ出る時に
人の何倍も勇気を出さなければならない人や疲れる人も沢山いる。

でも、その人が自らどこかに行きたいという気持ちを持っているならば、
それが実現できるように、サポートできればいいなと思った。

今まで仕事で出会ってきた方たちを通じて、
病気になってから病前感じていなかった
少しの外出にも沢山のバリアや制限があることを感じ、
身体的にも精神的にも無理だとあきらめている人がこんなにもいるのだと思った。

東京にいた時には、デイサービスのなかで、どうサポートしていけばよいか
ただ、ネットや旅行会社のパンフレットなどで、
情報を提供して話をしていくしかできなかった。

沖縄に来てから、ご利用者さんと普段接している中で
外出のご希望が出た場合、
そういう自由な環境にあるデイサービスだからできることだけど、
まずはできるだけ行ってみようと、外出を企画してきた。

今はまだ、ご利用者さんが個人で、
次はどこに行こうかという発展までつながるような外出にはなっていないし、
個別対応では外出できないので、
行きたい人数名で出かけることになるけど、
ご利用者さん達の要望を組みながらいけているので
自分の勉強にもなっている。

本当は1名に絞って行けるなら
その人の機能や要望にあわせて企画準備ができるので
もっとよいのかもしれない。

デイのプログラムの一つとしての外出なのか、
個別対応での外出演習訓練なのかによっても異なってくる。

段差、トイレ、道の形状、休憩場所、駐車場と目的地の距離、細かい施設の環境etc.


本当に少しずつだけど、
沖縄での人とのつながりと、
自分の夢の一つに向けて、
行動できることがうれしい。

心が感動できること、
気持ちが揺さぶられること、
何かを感じて思えること、
人との交流によって、それが何倍もの力になること、
自分から一歩外に出ることで、
出会いのきっかけや感動のきっかけになること、

一つ一つのことに感謝☆

今回は不参加

2009-05-17 | 沖縄のこと
日曜日は、職場の人たちと半分仕事、半分遊びを兼ねて、
職場所有のクルーザーにて船釣りを予定していた。

半分仕事というのは、自分達でまず体験してみてから
プログラムとして釣りやクルージングを
どうご利用者さんに提供できるかを考えるという目的があったから☆

船に車椅子のご利用者さんを乗せられるかが大きな課題。

今回は職場から車で30秒ほどの所の港から出航予定だった。

でも、先週はいろんな書類作成や新しい記録方法を提案したりと
毎日遅かったこともあって、
船釣りしたかったけど、
集合時間に港に行って、しばらく海を見ているだけで
酔いそうになってきたので、
今回は皆を岸壁から見送って
帰ってきた時にまた合流した。



待っている間は、図書館に行ったり、
車のオイル交換に行ったり、
浜に行ってのんびり海を眺めて過ごし、





その後、職場に寄って、図書館で借りてきた沖縄の曲が楽譜になっているのがあったので、ピアノの練習♪

何年ぶりかにピアノを弾いたら、指が動かないものね~と思いながらも楽しかった♪

港に着いたとの連絡を受け、合流☆

今回の目当てであった、沖縄の代表魚、グルクン(たかさご)。
(泳いでいる時は赤くない)

以前、石垣島に行ったときに出されたグルクンのから揚げは美味しくなかったので、
美味しい魚というイメージがなかったけど、
海人の職員さんが刺身におろしてくれたのと、
塩コショウで焼き魚にしてくれて、
食べてみると美味しかった~☆

その後、しばらく港で皆でゆんたくしてから、解散☆
空と雲が見飽きなかったなぁ。


またバンドの練習場で飲むというので、
寄らせてもらって、2週間ぶりに会う皆さんとのんびり過ごさせてもらった☆

メンバーの奥さんが作ってきたからみんなで食べましょーって出してくれた冷やしソーメンの具が、
冷やし中華の具のように沢山あって、
そうめんに沢山具を混ぜることに、ちょっと新鮮だった。

チャンプルー文化ですな☆


今回は体調が朝から本調子ではなくて、
船釣りへの参加はできなかったけど、
それでも港へ行ってよかったって思わせてくれた職場のみなさんに感謝☆

のんびりと過ごさせてくれたバンドの練習場の皆さんに感謝☆

ありがとう。


最近、月桃(サンニン)の花がいたるところで咲いている☆

このサンニンの実か葉を乾燥させて家につるしておくと
トービラー(ごきぶり)が出ないよーと聞いたので、
欲しいなあって思っているところ。
道端に咲いているものを採ってきたら怒られるよなぁ・・・多分。

誰かにもらおうかな☆

うちなー口講座

2009-05-17 | 勉強
先週から公民館開催のうちなー口教室が始まった。

開校式なるものまであって、
会場に入ると墨で大きく「成人学級開校式」という垂幕がかかっていた。

折りたたみ椅子がならび、教壇のような壇上に講師の先生方が並び、
ちょっとタイムスリップした感じも受けながら、
開校式が終わり、講義開始☆

全7回のうち、1回目は島くとぅば(言葉)の成り立ちや自己紹介の行ない方がテーマだった。

で、私が受講前に抱いていたイメージは、
ないちゃーの受講生が多くて、初心者向けなのかなーと・・・。

始まる前に配られた名簿をみると、
皆、沖縄の苗字で、あれ・・・?!

年齢層も若いと思いきや25名中数名しか若そうな人はおらず・・・あれ?!

で、内容はというと、講師の先生方みな、島くとぅばで話されて・・・
外国語のリスニングの授業を受けている感じだった☆

先生(うちなーぐちでは、シンシーと発音する♪)曰く、
まず耳で聞いて、慣れてくださいということだった。

そうだよね、と納得。

でも、まだ、毎日ご利用者さん達の話す言葉を聞いているからなんとなく言っていることが分かるけど、
沖縄に来てからまだ1ヶ月とかだったら分からなさ過ぎて、大変なことになっていた気がする。

先生方は皆素敵な人たちだった。

わらべ歌や行事や身体に関することなど、
内容も色々で、教室に行くのが楽しみだな。


「どぅ(自己)知らしぬ(紹介の)しぃーかた(やり方)」

ハイタイ(こんにちは)。
わん(私)ノージヤ(名前は)、~やいびーん(~です。)
わんねー(私は)、生まりたくるとぅくるや(生まれた所は)~やいびーん(~です)。
ナマ(今)、くらちょーとぅくるや(暮らしている所は)~やいびーん(~です)。
ゆたさるぐとぅ(よろしく)うにげーさびら(お願いいたします。)
みしっちょーてぃ(お見知りおき)、くぃみそーりようたい(覚えていてください。)



2009-05-13 | その他
今の医学はどこまで命の限りについて、分かってしまうのだろう。

もってあと1週間とか、2週間は持たないでしょうとか、
余命予測がつけられること、
それを具体的に伝えられると、
正直、複雑な気持ちになる。

あと1週間で何ができるのだろう。

本当は誰でも平等な時間のはずなのに
そうはっきりと、期限を示されてしまうと
同じ1週間を過ごす時間の重みが違う。

いのち。

最期まで望みは捨てたくないけど、
誰だって限りある命・・・って、そう思えばいいの?

思えるわけないし・・・、
思えないよ。

あと一度だけでいいから会って、話したい。
間に合うかな・・・。
生きてて。
お願い。
わがままかな。
自己中かな。


窓から空をのぞいて見た。
静かな夜。

ハッとするような深いオレンジ色をした月が、
静かに存在感を持って夜空に浮かんでいる。

それだけで、スーッとこころが落ち着いてきた。


今、どんな気持ちでいるのだろう。
今日から病室を移ったって。
緩和ケア病棟の個室。


あと1、2週間で命が消えるって、
思いたくないけど、
逃げてたら時間だけがどんどん過ぎ去ってしまう。

やっぱり生きてて欲しい。
生き抜いて欲しい。


シリシリ☆

2009-05-10 | 沖縄のこと
シリシリ

クサクサ

ワジワジ

ムチャムチャ

チーチーカーカー

おきなわでうちなー口での会話を普段聞いていると、
いろんな言葉が話されて、未だに何を言っているか分からなさ過ぎて笑ってしまう。

で、その会話の中に沢山の擬声語や擬態語なるものが出てくるけど、
上に挙げたのはその一例。

シリシリ…人参を細切りにおろす時によく「にんじんシリシリ」と言う。
他には、椅子に座っていて、
前から後ろへお尻を交互に上げながら移動させる時にも使う。
「お尻シリシリしてください」etc.

クサクサ…一時的にイライラするときに使う。
ワジワジ…怒っている時の最上級。
私は「ワジワジする」というのが、「イライラする」って意味だと思っていたけど、
ご利用者さんに聞いてみると、イライラするなぁていうのが「クサクサする」で、
「ワジワジする」というのは、
「怒っている気持ちがずっと抜けないで心に残っている時に使う」のだそうだ。
その説明に、なるほどなぁと感心させられてしまった。

ムチャムチャ…「汗をかいたあとに皮膚がムチャムチャする」などに使う。

チーチーカーカー…魚の骨などがヌーディ(喉)に詰まったときなどに、「チーチーカーカーしている」と言う。

ミーティングの時に、看護師さんが、ご利用者さんの訴えた言葉をそのまま表現するのを聞いて、どんなことだ?と思うことが入職当時は良くあった。
ご利用者さんの状態を知るようになってからは、
だいたいこんなことを表現しているのだろうなあと推測できるようになったけど、
地域が違うと、擬態語も全然異なってくることに面白いなぁと思い、
会話を聞きながら秘かに一人楽しんでいる。

現場サイドと運営サイド

2009-05-10 | 仕事に関連すること
最近、デイのプログラムや環境、リハに関することなど、
現場に関してだけ考えられたらどんなに楽しいだろうと思う。

組織のあり方、
連携のとり方、
経費節約、物品購入、
職員の仕事の管理
経営、運営の方まで関わってくると、
とたんに頭が痛くなる。

自分は何をしに沖縄に来たのだろうと逃げたくなる。
そんな所まで関わるために沖縄に来たのではないと言いたくなる。

一番ペーペーで自由に動ける立場で、
ご利用者さんのことを考えて、プログラムを考えて、
環境を考えて、仕掛けて、地域に根ざしたデイを一緒に作っていければと思っていた。

その手法を学ぶために、ある一つのシステムを導入したばかりで、
新たに一からデイを作っていく時期にあった今のデイを選び、入職した。

入職当初は、役職ある契約ではなかったではないかと。
はっきりとそういうポジションとして言われてなかったではないかと。

自分が沖縄に来て学びたかったことを基にして、
当初思い描いていた生活のあり方や
働き方が、根本的に変えられてきているのではないかなと感じてしまう。

働いていくにしたがって立場や役職が変わってくるのは当たり前だけど、
それが会社として平等に整えられて目で見えるものではなく、
トップのその時点の考えで流動的に変えられていくと感じられる点が、
果たしてどうなのかと信用できない根本。

働く労働者側として、どの人も平等に給料に関してや
役職につけるようになるためのシステムが明確化されていないことに、
不安・不満を感じ、トップに質問をしたこともあった。

それぞれに立場が違い、意見が異なるのは分かるけど、
やっぱり基本の報・連・相が職員間でも上司とも不足しているから
無駄に悩むのだろうなあと思った。

時間の使い方・意識、
会議の進め方・持ち方、
情報の集約の方向・伝達意識etc.

これらだけでもなぜゆえに経験の浅い自分の指摘が必要あるのかと思う。

課題点としてあがったときに、
いろんな方法がある中から、皆で勉強や情報を収集して、
合っていると思われる方法を選択して、決めていくことをしない。

このテーゲーさは南国こそで、仕方ないのかなとも思うけど・・・。

自分が沖縄に生まれ育っていれば、もっと違ったのかもしれないけど、
今の自分が運営サイドにも関わることが、果たしてプラスになるのだろうか。
期間限定と思えば頑張れるけど、
人を動かすためには、うちなんちゅではない自分には難しいのではないかなって思う。

ここ1ヶ月ほど業務管理を意識して行なってきたけど、
やっぱり、方法を変えた方がうまくまわるのかなと感じる。

当たり前だけど、すぐには変わらない。

今は管理しないようにしよう。

うまく組織がまわって情報伝達・連携が図れるような
体制作りの基盤を整えることに、視点を変えよう。

組織体制の見直しで、役割がきちんと働くようになれば、
個々の業務の管理は担当ごとでできるようになるから、
無駄な管理は必要なくなる。

その人個人を知る。
まずは良い面を伸ばしていってもらえるような視点で見ていく。
自ら動いてもらえるよう、自分としては声かけの仕方を意識していく。
改善すべき課題点に関しては、フォローしあえるようにしていく。

コーチングの考え方とICF使ってみるかな・・・。

管理運営サイドに関わることは、
自分としてはやりたかったことでは全くない。
作業療法に関して、生活に関して、その人を知るということに関して、
もっともっと勉強していきたいと、
そのことにどっぷりと関わっていきたいと思っている。

でも経験させてもらえるんだと思えば、
自分にとっては大きな経験と挑戦になる。

そういえば、自分がすごいなと思う作業療法士の一人である大先輩が言っていた。
ある事業を行おうとする時に、組織の中で権力のある立場や役職が必要だと。

自分にはできない、そんな立場ではないと思ってきたけど、
自分の存在を求めてくれる人がいることはシアワセなことだし、
自分を成長させてくれると思える場所であることには変わりないなら、
自分のできることから、求めてくれる人と一緒に作っていってみようと思う。

今までに出会った大先輩方にも相談しながら、
いろんな経験や方法、助言を聞いて
自分が今与えられた役割を少しでも遂行できるよう
試行錯誤しながらやっていきたいなと思う。

自分は作業療法士か?
そうだった、作業療法士だったとならないよう
日々のプログラムの関わりの中で、
うまく意識の切り替えをできるように訓練していこう。

畑☆

2009-05-10 | 仕事に関連すること
最近、お天気が続いていることもあり、
デイの畑の野菜がどんどん収穫できている。

ミニトマト、トマト、ナス、ピーマン、にんじん、オクラ、葉野菜etc.


昨日は、今月から内地から短期で来られている右片麻痺のご利用者さんと一緒に、
畑に飛んで芽が出てきたミニトマトの苗を成長させるために、肥料をしたり、支柱をつけたりして、
来週から土作りをするために、雑草を抜く作業を行なった。
1時間ほど畑作業をして、そのご利用者さんがゆ~ふる(入浴)の時間になったので、いってらっしゃーいと見送ったあと、
にんじんを収穫しようと、他のご利用者さんに呼びかけて、一緒に収穫。

にんじんを抜く感触って面白い♪
日中は太陽を浴びて土が結構固くなっているので、
葉の根元を持って、引っ張り続けると、

スポーン(ボコッ?)と土から抜けて人参とご対面☆


その抵抗感がなくなって抜ける瞬間が面白くて、
ご利用者さん達と、ワーワーキャーキャー言いながら楽しく収穫をした。
この感覚的なものは土の中から人参が出てくる楽しみもあるし、
期間限定だけど、機能訓練の一つとして使えそうだな。

その後、ミニトマトも収穫して、デイの中で施設内通貨で販売☆

金曜日にお休みだった時に、ナスと人参をもらってきて、
家でジャガイモ、ムラサキ芋も入れて、野菜カレーを作ったら、
人参も甘みがあって、ナスも味があって美味しかった。
上等カレーになった☆

今楽しみなのが、紅オクラ☆

緑色のオクラと一緒に赤いオクラも植えていて、もう少しで、収穫できそう☆

ゴーヤーはこれからだから、ツルや葉っぱが伸びてきている今、ドキドキしながら様子を見ているところ。

きゅうりはやっぱり追肥のし過ぎで、葉っぱが枯れてしまった。
まだ、上のほうにのびた所には、実がついているけど、
追肥の仕方は今後の課題だなぁ。


ユリを見にドライブ☆

2009-05-07 | 仕事に関連すること
木曜日に午後から希望者で、
デイから車で30分ほどの所にあるユリを見に出かけた。

今回は事前に下見でかなりの長い坂があることを知っていたので、
車椅子のご利用者さんは先着1名様と、
朝来所持1日の予定を立てるときにインフォメーション。

参加者は、
車椅子の方1名、歩行器の方1名、杖歩行の方1名、自立歩行の方1名の計4名。
職員は3名。
車は1台はリフト車で、緊急用でもう1台と2台で行った。

スロープの入口目の前の駐車場に停めて、ユリ畑を目指して坂道を上がる。
午後2時の暑い時間帯に、麦わら帽子をかぶって皆でテクテク。


快晴☆
頂上の展望台付近☆


今回の目的は、疾患の症状とも関連してくることだけど、
最近尿失禁することが続き、
元気のなかったお花の好きなご利用者Aさんに、
ユリの花畑を見て少し気分転換をして欲しいという思いがあった。

途中、歩行器のご利用者さんが予備に持参した車椅子に座られ、
その歩行器を杖歩行をしていたご利用者さんが借りて使用されるなど、
使えるものは使って、できるだけ楽に移動できるよう配慮したけど、

歩行器のご利用者さん、杖歩行のご利用者さんが、
坂のアップダウンや草道など応用歩行能力を必要とする外出場面で
体力・呼吸・筋力・バランスなど含めて、
その移動能力高さを持っていることを教えてくださり、
私にとっては嬉しい発見だった。


見たいという気持ち、
外への興味が高い人、
なんにでも挑戦してみようと思う人は、行動範囲が広くなるんだなぁ。

先週下見に行った時が最盛期だったようで、
ユリの花は終わりかけていたけど、

東屋の日陰でユリ畑を見ながら
ゆっくりと心地よい風にふかれながら皆でゆんたくをして、
とても良い時間を過ごせたのではないかなと思った。

もっともっとご利用者さん達の希望に耳を傾けて汲み取り、
挑戦してみようと思えたり、
デイに来て良かったなと思えるような一日を過ごしていって頂けるようなデイに、
ご利用者さん達を巻き込みながら協力して作っていきたいなあと思った。

南蛮漬けプログラム☆

2009-05-06 | 仕事に関連すること
水曜日もお天気が良かったので、
朝10時からの下肢の体操は中庭で行なおうと、その準備をしていたら、
町内放送が聞こえてきた。
「ピンポンパンポーン♪
本日朝10時より自治会館前でミジュンを4kg千円で販売いたします。」と。

ミジュンとは鰯の仲間だそうで、
天ぷらにすると美味しいと皆声を揃えて言うほど。

自治会館は、車で1分程の所なので、
希望者がいれば、一緒に買いに行くのも良いのでは?と、
今日のリーダーに伝えると、
早速リーダーがサブの人に伝達して偵察しに行ってくれた。

下肢体操を実施している途中、
サブの職員さんがとりあえず4kg分を購入してきて、皆様に宣伝。

欲しいでいける方は一緒に行き、
買ってきて欲しいと言う方の注文を聞き、
再び出かけていった。

体操が終わり、一緒に買いに行ったご利用者さんと職員さんが、
中庭で、ミジュンの腸(はらわた)を出す下ごしらえを開始☆


小さい魚なので、4kgをこしらえるとなると、結構大変かなと感じたけど、
さすが手馴れた感じで、ゆんたくをしながら集中して行なわれていた。

下ごしらえができたミジュンを氷につけておき、
午後から南蛮漬け作りが開始された☆

中庭にカセットコンロが準備され、
油と漬け汁も用意。

油でミジュンの天ぷらを作る方、
それを見ている方、

匂いにつられて昼寝から起きてきて、できあがった南蛮漬けを食べに来る方、
一緒に南蛮漬けを食べるという作業を通して、
今まで話をしている場面を見たことがないご利用者さん同士でゆんたくしていたり、
いつもなら午後から手工芸を行なう方が、
午前中ミジュンを購入して家に持ち帰りたいのでと、
中庭の別の場所で下処理を始める方etc.


ミジュン一つでいろんな心の動き、考える頭の動き、
そして自発的な身体の動きが見られる一日だった☆

環境のしかけ方ひとつで、こんなにご利用者さん達が自ら動かれる。
こういうことを体験できると、もっともっとプログラムを充実させていきたいなあと思う。

私にとってはミジュンという魚は初めて見るもので、
どう下ごしらえをして、どんな料理に使えるのかは知らないもの。

でも、この場所で育ち、見慣れた季節の食材の一つであるミジュンを知っているご利用者さん達には、
この魚は美味しい食材で、食べたいという気持ちを湧き起こす一つだったに違いないなあと。
それを知っている職員さんが、南蛮漬けにしようと、
咄嗟に料理教室を提案し、行動し、仕掛けて、それにご利用者さんたちが乗ってくださった。
食材が分かり、食材を買いたいと思い、実際に買いに行き、どの位の量を必要とし、値段を計算し、下ごしらえの方法、南蛮漬けを作る手順、おいしそうという匂いを感じられて、匂いの方へ移動できる、実際に食べてみて味がわかる、ミジュンという魚から他者と交流ができて、後片付けをして、自分で作った料理を家へ持ち帰ることができるetc.

この一連の流れ、スタッフの連携はうまくいったと思った。

こういうのを日々のプログラムの一つ、季節の食材を使ったプログラムの一つとして取り入れて定着していけたらいいなと思う。