大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

「楽しい」って…?

2007-08-31 | シアワセ
「やっぱりご利用者の方には楽しくリハ(自主トレ系)をして頂きたいですよね。」と、あるワーカーさんが言った。
私もそう思う。

でも、その時頭の中でどんなイメージを思い浮かべながら「たのしく」って言ったのだろう。
誰のどの場面をみて「楽しくない」ように感じたのだろう。

同じプログラムをしていても、それを楽しいと感じる方もいればそう感じない方もいる。
愉快な楽しみ方もあれば、満足感を感じられるような場をたのしいと言う方もいる。
一人でいるのが好きな方もいれば、皆でワイワイするのが好きな方もいる。
個人的な目標に向かって何かを行うことがたのしいと思う方もいれば、雰囲気をたのしいと言う方もいる。

特にリハをしにこられている方は、自分の目標を持って来られている方が多い。
だから一言に「たのしく」と言ってもそれはその人その人の価値観や感じ方で異なってくる。

本当は逆にお一人お一人に聞きたい。
「楽しいと感じるのはどんなときですか?」と。

楽しいと集中できる。
集中すれば、いろんなことが向上する。
モチベーションが上がる。
眠気も吹っ飛び覚醒レベルもあがる。

その方その方それぞれの「楽しい」と感じる活動や環境を用意できれば、センターに来ること自体が今よりも更に楽しみになるだろうに。


脳幹(網様体)の働きに興味がある今日この頃。
アプローチ方法を含めた良い資料がないかなぁ。


気になること。

2007-08-29 | 仕事に関連すること
最近認知症関連について本を読んだり研修会に出たりしているためか、
認知力が低下しているご利用者の方と接するときに
なんで○○なんだろう?と思うことが多い。

最近気になっていることの1つに「視覚機能」がある。
視力、眼球運動から、脳内で視覚情報を認知する機能がどういうしくみになっていて、
脳内ネットワークがうまく働いていない場合にどうなってしまうのか。

注意力が低下していて、一つのものを見れる時間が3秒ほどしかない方がいて、
視覚認知機能や目と手の協調性なども低下していることが生活の中で随所に見られる。
でも、きちんと目が合って質問が情報として入って理解されれば
コミュニケーションがまだまだ取れる方でもある。

一般的に後頭葉の機能は他の脳の部位よりは最後まで保たれることが言われているが、
「目の使い方」に関してもっと知っていけば、
難しくなってきた方に対してもっとわかりやすい提示ができて
コミュニケーションもとりやすくなるのではないかなと思う。

コミュニケーションが一番もどかしく思っているのは
やっぱりご利用者さんご本人だっていうことが、
接していていると、その時の表情だったり声のトーンだったり、
手の動きだったり、行動に現れている。

だから、こちらが接するときにこういうことが言いたいのかなって
想像しながら、理解しようとしてもわかってあげられなかった場合なんか悪いなあって思ってしまう。

一緒にセンター内を歩いている時に、
何かを見て喜んでいただくて指をさしたり名前を言ったりしても、
違うところを見ていらしたりして、一緒に瞬間的に同じものをみて喜ぶことが難しい。
もう少し提示の仕方を工夫すればよいのかなあと思ったり、
もう少し視覚機能の勉強をすれば認知と関連して理解が深まるかなあと思ったりするけれど、
職員でなければなおさら同じもので共有できる時間は減ってしまうような気がする。

脳のしくみに関してもっと知っていきたい今日この頃。
視覚情報が大脳でどんな処理をされてどう認知されるのか。
頭頂葉、前頭葉、側頭葉、後頭葉それぞれの機能を大脳生理学から臨床につなげていくところでもっと知りたい。

嬉しかったこと&悲しかったこと

2007-08-28 | 仕事に関連すること
今日とても嬉しかったことが1つあった。

今日は今月で93才になったご利用者の誕生会だった。

通常は皆でハッピィバースディの歌を歌った後主役から一言頂くのが流れだった。
今日の主役の方は、普段笑顔は返して下さるが、あまりご自分から多くはお話しされない方だった(ゆったりとした場ではお話される)為、司会者が一度ふったあと変わりに代弁して会が終了した。

ケーキを食べ終わって早いバスで帰られるその方の準備をしにワーカーさんが声をかけに行くと、
「どうしても皆さまに一言申し上げたいことがあるんです。」と言われたそう。

マイクを持って言われたことは「いつも皆さまに親切にして頂いてありがとうございます。」というような内容だった。

でも、普段介助式車椅子に乗り自分から何か積極的に行なわれる方ではなかっただけに、大勢の前で発言する姿をみた時に、それだけで鳥肌がたってしまった。
マイクを使ってはいたけど、もともと声が小さく、脊柱の変形もあり姿勢が少し崩れていた為に所々聞こえない部分もあったけど、
充分気持ちは伝わってきて、ご自分の気持ちを表現しようと思ってくださった事がすごくすごく嬉しかった。

もしかしたら、ケーキを食べながら話すことを考えていらしたのかもしれないな。

今度時間をつくってもっとお話してみようと思った。
お花が好きなことは知ってるけど、もう少し話をしてみたいなあと思った。
考えるスピードはゆっくりかもしれないけど、きれいなものをきれいと感じる感受性は強い方。
どんなお話が聞けるんだろう。



そして、悲しいことが1つあった。

先週までお元気だったご利用者さんが昨晩持病がもとで亡くなったと聞いた。

あまりにも突然の出来事で未だ信じられない。
今日の利用日にいらしたら、杖を忘れて先週みられなかった歩行をうまく杖をつけるようになったか見ようって言っていたのに…。

創作の時だって変わらず冗談を言って、模様を相談しながら決めて進めていたばかりだったのに…。

まだその姿が残っているから亡くなったことがのみこめずにいる。
途中までの創作作品の残りの過程を完成させることで少しは現実味を感じるのだろうか…。
一番辛かったのは遠方に住んでるご家族だろうな…。

やっぱり遠方に住んでたら親に何かあった時にすぐ駆けつけられない。もし新潟に行くとしたらそのことを覚悟して行かなきゃいけないなということが頭をよぎった。

明日遺品となった作品の残り部分を作る時に、職員の皆で一針ずつ模様を刺して完成させたら喜んで頂けるかな。


人が亡くなることは、必然なことかもしれない。
けど、私にとってはとてもカナシイことだ。
人が亡くなった時うまく気持ちを整理することが、まだできない。



認知症講習会

2007-08-26 | 勉強
昨日は「生活介護研究所」主催の認知症講演会に参加してきた。

半年ほど前に本屋で手にして購入した認知症の本をきっかけに、
著者の講演を一度聞いてみたいと思っていたので、
偶然講演会を知れたことに感謝だった。

講演日程は10時から17時までだったけど、内容自体はそんなに多くなかったので
詰め込むかんじもなく話を聞いて、笑って、体験してと
心地よいテンポであっというまの一日だった。

ちなみに一緒に参加した職場の人は、「あっちむいてホイッ」の勝ち抜き勝負で優勝して書籍を3冊ゲットし、
私は実演体験の一人として舞台の上に乗せられてしまいました。
いつもなら大勢の人の前になんて出たくないけど、昨日は出ても楽しめる雰囲気だった。

やはりただ聞くだけだとあとには残りにくいけど、体験したことは思い出しやすくのこっているなあと。


そして一つ知ったことは、どこに勤めようと、高齢者と関わっていると、
講演中に体験談がでてきた時に自分と知っている方と似たりよったりだったりして、
笑えるつぼが共通していることだった。

皆同じように感じたり悩んだり模索しているんだなぁということを感じられて、
少しだけ至福のひとときを感じた。

今までは脳の機能をそれぞれ習ってはいても、
それをなかなか集団プログラムを考える時などに適応させて考えることができていなかったけど、
講演の中で分かりやすく説明があったので、今後立案する際には脳のどの部分を使うのか考えていこうと思った。


それにしてもサービス中で活動終了時の移動時とかに職員がドタバタして忙しいときに限って、介助歩行レベルのご利用者さん達があり合わたように一人で歩こうとしたりするのは不思議だけど、もしかしたら職員側の忙しさを感じとったからそんな行動がでてくるのかもしれないなぁとふと思ったのでありました。
職員が落ち着いているときはご利用者さん達も落ち着いていたりするからなぁ。
やっぱり雰囲気って大事だ。

また機会があったら是非参加したいと思う講演会だった。



スーパーよさこい祭り

2007-08-26 | シアワセ
今日は習い事が終わってから、原宿で開催されてる「スーパーよさこい祭り」を見に行ってきた。
よさこいってみたことがなかったから一度みてみたいと思っていた。
今日見に行ったらなんか想像していたものと違った。

チーム皆で踊るだけなのかと思っていたけど、マイクを持って気合い?を入れる人が各チームに必ずいてびっくりした。ちょっと不思議な感覚だった。

各チームの衣装がそれぞれで、格好良かったり、かわいかったり、工夫されていたり。
踊りを盛り上げるために配色も考えられていたりして、そんなチームは見ていて楽しめた。

でも見る前は見たらやりたくなるかなと思っていたけど、よさこいにはそこまで興味がわかなかったな。

老若男女混じって踊っていたのがよいなぁと思った。

でも今日は暑かった!
踊り子の皆さまは顔から汗が滝のように出ていたし…。

表参道の方は並木道で直射日光は避けられたけど、ステージの方は日陰もなくすごい暑さだった。

有名な祭りって迫力あって気後れしそうで、今まではあまり興味がなかったけど、
最近ちょこちょこと行ってみるといろんな雰囲気を楽しめて面白くなってきた。
来年は日本の三大祭りの一つを見に行ってみたいなぁ。


祭り☆☆☆

2007-08-26 | シアワセ
一昨日の24日仕事のあとお祭りに行ってきた。
噂には聞いていたけど、駅を降りたらすごい人☆
地上に上がるのにもエスカレーターの所で人が並んでいた。

盆踊り会場やおらが国自慢会場やお囃し会場など色々あったけど、
まずは国際バザール会場へ。
タイ、メキシコ、ブラジル、インド、ガーナ、スペイン、ドイツ、イギリス、パレスティナ、韓国、台湾、インド、トルコ、ラオスなどなど、世界各国が屋台を出店して名物を売っていた。
どこも並んでいて待たないと買えなかったけど、たくさんの人が集まっているだけで、熱気が感じられて盛り上がりがあった。
私はタコスとガーナ料理とアップルパイとトムヤンクンを食べた。
ガーナ料理ははじめて食べたけど、食べはじめた頃より終わりの頃の方が美味しいと思った。

トムヤンクンはかなり美味しかった☆

お腹がみたされた後は、盆踊り会場へ。

まさかと思ったけどそこもかなりの人だった☆

盆踊りのイメージが変わった。
あんなに何十もの輪を作って踊る盆踊りははじめてだった。
前も横も人がいるから野外ディスコのような感覚の中での盆踊り☆
だから熱気にあふれていた。
そこで初めて知った『ハワイ音頭』♪
アロハな感じがとりこまれていて踊りが可愛らしくてまた踊りたいと思った。

炭鉱節と東京音頭で最後を締めくくり、組太鼓の演奏が20分程あり終了になった。

ん~かなり楽しかった☆
あの熱気と国際色豊かな中にも日本の祭りらしさがあって、また行きたいと思った☆

IDストレッチ

2007-08-22 | 勉強
第3土曜日は一ヶ月に一度の勉強会の日。
先週の勉強会は前回の続きで、IDストレッチの上肢と体幹の個々の筋肉のストレッチだった。

1つ1つの筋肉に対してのストレッチは今まで実施してこなかったが、知れば知ったで痛みの評価に使えたり、動きの改善へのアプローチの一手技として使ってみようかなと思えたりと筋肉の解剖の復習にもなり勉強になった。

上腕二頭筋の長頭と短頭にわけてストレッチできることで、五十肩の上腕二頭筋長頭炎などへのアプローチが可能になったり、広背筋をストレッチすることで腰痛の緩和につながったり、片麻痺の方で大胸筋のけい性が強いと机上作業などを行うときに肩が内側にひねられる動きを伴ってしまいがちだが、大胸筋にストレッチをかけることで、反対の外旋の動きを出しやすくなったりするという内容など臨床につながることも学べた。

来月は動作分析を行う予定とのこと。
苦手な分楽しみだな。


図書日和☆

2007-08-22 | 勉強
最近の図書館はネットから検索して予約出来るのが魅力。
いつもは職場近くの図書館で予約して本を借りるのだけど、専門書系統の本で最新のものはさすがにまだおいていない。
たいていの図書は区外の図書館にも連絡して探してくれるのだけど、今回のは都内の図書館にもおいていないとのことだった。
たいていは本を買う前に内容がどんなだか知りたいだけなので、仕事休みの今日、久しぶりに紀伊國屋書店に行った。

社会学から心理学、介護に看護などの棚を経て、リハビリテーションの棚までいった。
本当にあらゆるジャンルの本が並んでいてつい手にとってしまう。後で時計をみて気がついたが、同じフロアーに3時間半もいてしまった。

本屋さんに一日いてもあきないだろうなぁ。
本屋さんにいるとあらゆる情報が得られるような気がする。

今日購入した本は計6冊。
そのうち面白かったら購入しようと思っていた本は二冊だけ、それ以外は射程外で手にとってしまった為に買ってしまったもの。
でも最近本を買っていなかったから良かったかな。

読むのが楽しみ。



転倒事故・・・。

2007-08-21 | 仕事に関連すること
昨日のリハ中に起こった出来事だった。
バイタルチェックが終了した方を順番にお呼びし、
自主トレの方3人に並んで座って頂き、
重錘やボールなどをお一人ずつに準備をしていたところだった。

3人の中で転倒されたご利用者さんは、前頭葉に障害があることもあり、
「待つこと」が難しい方だった。
ただ最近は症状が進行してきており、以前のように一人で立ち上がって転倒する危険性が少なくなっていた。

そんな中そこについていたのが、入職してまだ数ヶ月のワーカーさんだった。
3人のうち他のご利用者さんがトイレに行こうとされ、
そのワーカーさんが立ちあがりの介助していた矢先に、その転倒事故が起きた。

状況報告を聞くと、そのトイレに行くご利用者さんの身体がかげになり、
転倒したご利用者さんが立ち上がったのが見えなかったとのことだった。

ただ隣に座っていたご利用者さんが、瞬間的に教えてくださった為
トイレに行こうとされたご利用者さんの両手を持ちながら、
すでに倒れ始めた身体が床につくまでの部分は見ていたと。
でもどうしようもならなかった。スローモーションのようだったと。

同じリハ室にいながら、その転倒事故を防げなかった、目撃していなかった自分がはらただしかった。

入職してやっと一人立ちをし始めたワーカーさんのフォローにまで
気をまわす余裕がなかったことも、心が痛かった。

幸いご利用者さんに外傷はなく、午後には体操やレクリエーションに参加されていたことが唯一の救いだった。

担当していたワーカーさんが帰りのミーティングで、
リハの流れをまだ把握しきれていないこともあり、
ご利用者さんの安全面や職員のマンパワーをふまえて、
リハに入ってやれる自信がないと言った。

私にとっても転倒がリハ中におこったのは初めてだったこともありショックだったけど、
そのワーカーさんが受けた気持ちの方をフォローしていく必要があると思った。

今後の対応として、
①ご利用者さんをリハ室に呼ぶ順番の検討
②セラピストが個別を実施する時には、
自主トレ側に背を向けずに正面を向ける位置で実施し、目配りをする。
③新人職員さんがリハに入るときには、朝の申し送りの時間にきちんとその日の流れと注意事項を確認していく。

今後の個別リハに入ったときには、今日のことを忘れずに
再度気を引き締めて実施していきたいと強く感じた。

盆おどり☆

2007-08-19 | その他
今夜は盆おどりにいった。

いろんな種類の盆おどり歌が流れて面白かった。

昨日の夜(早朝)から兄が泊まりにきたので、朝は少し早く起きていつものように習い事へ。
通常練習を13:30まで行ってから、お昼ご飯を皆さんで食べにいき、いろんなお話を聞けて良かった。

そのあと夕方から習い事の先輩の家へお邪魔して3人でおしゃべりタイム☆

7時過ぎから盆おどりに参加してって、
なんだか長い一日だったなぁ。
とても有意義な一日になったけれど。