大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

海人(うみんちゅ)体験☆

2009-05-03 | 沖縄のこと
5/3は、朝5時起床。
家を5時半に出て、職場の海人(漁師)OTの船がとまっている漁港へ☆
6時前に出航☆

半島の向こうから朝日が昇ってきて、何ともいえない気持ちよさ☆


海人船長の背中ばかりを追う日。


仕掛けてあった網をあげに3箇所のポイントをまわった。

一つの網は長さ約1kmほどあるって。

巻いても巻いても網が出てきて、
もし手で1kmの網をあげていくってなんて重労働だろうと思った。

でも、機械を使うより手であげる方が、
網に引っかかった感触が分かるから、手であげる方が好きだと言っていた。

すべてが初めて見る体験♪

網があがってくる。

網と一緒に海の中から魚があがってくる様子が見えて、面白い。

水深によって、かかるものも違って、
大きな魚だったり、小さめの魚だったり☆

タマン、マクブ、琉球(磯)イケカツオ、アイゴ、海老、カニ、ウニetc.

タコも引っかかっていたようだけど、網をあげる際に逃げていった。。。残念。

時には猛毒を持ったきれいな色をしたカサゴや、
なまこ、ヒトデも珊瑚も海藻もいろんなものが網にくっついてきて、
小さいごみのようなものかと思っていたものも、
小さな海老の赤ちゃんの塊だったりして
よく見るとゴニョゴニョとうごめいていて、
あぁ生きてるんだなぁって、生命の息吹を感じられる瞬間だった。

1km×3の網をあげるだけで重労働。

そのあとの網から魚をはずしていく作業がこれまた大変。
実際、自分もやらしてもらったら、全然はずせず悪戦苦闘。
魚に絡みついた網を手早く外していく作業に、
さすが海人だなあと感心してしまった。

魚によっては棘を持っていたりして、
網からはずす時や漁港まで持っていくまでに、
血抜きなど下処理をする際、気をつける魚もいることを知った。

はずされた魚はクーラーボックスへ☆
本当は私が下処理ができるなら
行なってからクーラーボックスへ入れていくのが良いのでしょうけど、できないから残念。

海の様子☆


3箇所の網上げが終わり、魚や珊瑚などをはずしているあたりから
少し気持ち悪くなってきて、船酔いしているみたいだったので、
湾内の波の静かな所へ移動。

海人の職員さんが、移動するときに船を運転させてくれたので、
いくらか船酔いが静まり、
湾内に移動してからは、
魚のおろし方を教わっていたので、
その作業に集中していたこともあり、いつのまにか船酔いがおさまっていた☆
船酔い克服方発見かな☆☆☆


湾内に移動する頃には太陽が高くあがり、
海もエメラルドに☆



魚のおろし方教室開始。

まずは鱗のある魚とない魚に分別☆

作業の邪魔になるヒレの部分を、
キッチンバサミで切り落とし、鱗とりから♪

大きな魚の鱗は固くて、抵抗力もあって結構力がいることを経験。
鱗とりの角度や残しやすい場所などを教えてもらいながら挑戦☆

余談。
とった鱗を集めて色を塗ってから乾燥させたら、
花びらのようになりそう。
ボンドで貼りあわせていくような手工芸の材料に使えるんじゃないかなと思った。
また検討しよう☆

その後は、魚の血抜きなどの下処理を教えてもらう。
お腹からあごまで包丁を入れて、
えらの部分に切り込みを入れて、押し付けながら内臓を取っていく。

大物のタマンやマクブの処理は、本日の収穫になる売物なので、私は見ているだけ☆
アイゴや磯ガツオを練習させてもらった。

磯カツオは刺身に下ろそうということになったので、
下処理後に、半分は職員さんが見本を、
もう半分の裏側を真似しながら私が行わせてもらった。

皮を剥いで、骨をとって、身を刺身の大きさに切って・・・。

すべてが面白かった♪

カニも一匹だけいたので半分に割って、カニ汁にすると美味しいよーと教えてくれて、
魚の下処理中にバター焼きにすると美味しいと言われた
卵の部分と中骨の部分も一緒に持たしてくれた。

家に帰ってから、ご飯を炊きながら
カニ汁を作り、魚の卵と中骨の部分をバター焼きをして、
あつあつのご飯と自分ではじめておろしたお刺身と一緒に食べて、
とろけそうな美味しさでしたー☆
あ~贅沢な幸せ☆

海人の職員さんは一番大変な網をきれいにする作業を、
日差しが弱くなる夕方から行うと言い、
それまでお昼寝するよ~と言ってた。

美味しいご飯を食べて、お昼寝できること、うーん幸せだわぁ。

漁港に帰ってきてから、タマンやマクブや海老を漁港に出してから、
海沿いにはえている薬草を探しに行った。
近いうちにご利用者さん達と、
デイの周りにはえている薬草などを探しに行く
健脚教室ができたらいいねぇと話をしていたので、
その下見を兼ねてまずはどんな薬草があるかなと☆

また余談。
網にかかったヒトデは太陽にあてて乾燥させてから砂のように細かくすると、
ミネラルたっぷりの畑の良い肥料になるそうで、
これを今度はご利用者さん達を募って、
この職員さんの船まで、ヒトデ肥料を取りに来るというプログラムを組もうと話して盛り上がった☆



それから、地元である職員さんの
小さい頃よく遊んでいたという場所から見える
絶景ビューポイントに連れて行ってくれた☆




そんなこんなで、朝からの海人体験は、とても有意義な時間だった☆

本当に感謝感謝。

太陽と風と波と海と、
魚と草花と鳥と蝶と野菜たちに囲まれながら
自分が生きていることを感じられる時間が沢山あることにシアワセ。

そう思わせてくれてありがとう☆

日々の当たり前の中で
大きなシアワセを感じられることに感謝です☆