今日はご先祖様を御送りする日。
私はお仕事だったが、ご利用者さんの数がいつもの1/3しかいらっしゃらない。
さすがウークイの日だ。
仕事が終わると、職員さんたちも、
これから挨拶回りが何軒あるといいながら、サーっとはけてしまった。
私は親戚がいるわけではないので、
浜比嘉島の比嘉のエイサーを見るべく、時間まで仮眠。
時間になったので、そのまま向かった。
到着したらちょうど神屋の所で奉納エイサーをしている所だった。
石を積んで作られた石垣に囲まれた、赤瓦の神屋の庭でのエイサー演舞。
三線の地謡の人がいて、地元の方達は庭の中で腰掛けて見ていたが、
さすがに庭の中には入れず、石垣越しに背伸びをしながらエイサーを見た。
私の好きな比嘉エイサーは、どんどん体形が変わって行く所なので、
狭い神屋のなかではそれが見られず、残念。
でも、派手さはない中の神屋で行われる念仏踊りは、それもまた良いものだと思った。
神屋での踊りが終わると、
トートーメがある家を各一軒ずつエイサーをしにまわる。
それが比嘉は守られている。
ラジオへの投稿で言っていたが、
屋嘉地区はエイサーが家の前を通るまでは、
ご先祖様を御送りするウークイの行事ができないのだそうだ。
次の日仕事のある家庭はウークイが遅くなったら大変だろうと思うけど、
やっぱりそれも昔からの慣わしが守られているということなんだろうなあと、すごいなあと思った。
各字で言葉も違う沖縄。
伝統行事もそれぞれの字で異なってくる。
公民館の機能が衰えていない。
衰えていない。
地域での行事が守られている。
それぞれの地域で、過疎化に伴う危機もあるけど、
伝統が形を変えながらも守られていることを感じられて、良いなぁと思う。
比嘉のエイサーを見た後は、
沖縄市の百軒通りに向かった。
既に330号沿いには、路駐の車でいっぱい。
少し離れた所に車を止めて、百軒通りまで歩いた。
そこで友達2人と合流。
あちこちで太鼓の音や三線の音が聞こえてくる。
聞きすぎて、時に空耳のこともあるが、
人が集まっている所を目指すと、だいたいどこかのエイサー団体がいる。
さすが沖縄市、ウークイの夜♪
まずであったのが、久保田青年会。
狭いスージ道(脇道)で、演舞を行いながらの道ジュネー。
独特な演舞を行いながらのエイサー演舞に、惹かれた。
そして、諸見里青年会。
スージ道から330号の大通りに出て、再びスージ道に入って行った。
途中、お腹が空いたのでスーパーで腹ごしらえの食料を買って、再び百軒通りへ。
一番最初に現れたのは、ウンケーの日に見た園田青年会。
続いて久保田青年会。
その後、午前1時過ぎに、久保田青年会と山里青年会が百軒通りでぶつかり、ガーエー(合戦)開始♪
山里青年会は、男性のみで構成されている団体。
お互いの演舞を相手につられないように踊る。
それにしても狭い道にすごい数の人。
どんどん観衆が増えて盛り上がり熱気がすごい。
ガーエーが終わり、人がはけて、私たちも車に戻った。
帰ろうと思ったが、チャンプルー市場でエイサーやっているという情報があったので、とりあえず行ってみることにした。
到着したのが2時頃だったが、まだ演舞中だった。
全部で6団体程が集まってエイサーを披露していた。
最後に全団体が集まって、唐船ドーイ合戦。
友達を送って、家についたのは4時近くだったかな。
久しぶりにそんな時間まで起きていたので、
眠かったはずだけど、心はワクワク楽しいエイサー追っかけの一時だった。
各青年会の皆様、毎晩の演舞本当にお疲れ様でした。