大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

産業まつり&琉球の祭典

2008-10-28 | 沖縄のこと
昨日は朝10時半から夜の10時半まで、
職場の経理事務の人と二人で那覇に遊びに出かけた☆

首里駅の近くに車を停めて、モノレールの一日乗車券を購入。


おもろまち駅で一度下車して琉球の祭典の時間を確認。
旗頭の道ジュネーが午後からだったので、
その前に産業祭りに行くことにして、
モノレールで壺川駅までいく。


ずら~っと沖縄県産物がテント屋台で並んでいる。

その中にはお土産でよく見るちんすこうやチョコレートや塩などもあるし、
もずくやあぐ~、沖縄そばなども沢山出ていた。

鉢植えや木の苗などもでていたり、
沖縄県内の市区町村ごとの特産品などもあった。

イベント会場でよく屋台で見かける一風景。
やぎ汁やサーターアンダギーなど天ぷらなどが並ぶ。


ドラゴンフルーツのサーターアンダギーがあった。


オリオンビールのブースがあって、目立っていた。


とにかくいろんな県産品を試食できて、
各ブースで飲み食いしながらまわっていたら
お昼ごはんを食べられないほどお腹がいっぱいになって大満足してしまった☆

アンダースー(油味噌)がちょうどなくなりそうだったので、
伊是名島から持ってきていた油味噌と
試食して美味しかったもずくの佃煮を購入した。

大きめのサボテンが安くて買いたかったけど、
重かったのでどうしようか迷って購入せず。

奥武山公園駅からの産業祭りの一部の様子↓



15時過ぎに奥武山公園駅から県庁前駅に行き、国際どおりへ。






ちょうど旗頭のフェスティバルが始まる前ではじめから見ることができた。
約50kgの旗をスクワットなどをしながら倒れないように進んでいく様は格好良かった。




いろんなチームが出ていて、
構成もベテランの方が指揮をとっているチームから
若者が多いチームまでさまざまだった。




バランスを取りながら持ち上げていること自体すごいなあと思いながら、
持つ人がどんどん入れ替わる時のあざやかさに見とれた。

ただ時々バランスを崩しそうになる場面もあって、
そういった場面に遭遇すると、余計に難しいんだろうなあということを感じられて面白かった。



国際通りの旗頭が終わり、少し散策してスタバに入って休憩。
そのあとおもろまち駅まで行き、また旗頭をみたり、
アートコーナーを見たりした。

夜の旗頭は昼間とちがって見えて、また面白かった。






充実した一日だったな☆

また新たな那覇を発見できた。

産業祭りも先週予防研修で出会ったOTの人に面白いよーと
教えていただいたので来られた☆感謝♪

来週は読谷祭りでキロロも来るそうだから時間があれば行ってみたいな~☆
沖縄国際カーニバルや金武町自然体験まつりもあるみたいだし迷うな。


作業することの大切さ

2008-10-23 | 仕事に関連すること
研修をした中で、
少しの間お話をさせていただいたご利用者の方達から学んだことが、
「何かをやることの大切さ」だった。

4年前、片麻痺になってから
倒れる前に仕事でしていた料理が作れなくなってしまったそう。

ある料理を作ろうと思っても、作り方を「忘れて」しまって作れなかったと。

そのお話を聞いていて、ハッとした。

普段ご利用者さんとお話をしている中で、
「忘れてしまってできないよ。」という言葉を聞くことがあるが、
自分の中で、病気の後、身体が不自由になって、
やらなくなったことをさして「忘れた」と言われていると、勝手に思い込んでいたなあと。

丁寧に発せられた言葉の意味を読み取っていくことができていなかったなと思った。

それに気がつかせてくださった山口のご利用者さんが、体験談をお話してくださる中で、とても大切なことを教えてくださった。

はじめはやろうとしても「忘れて(思い出せなくて)」できなかったけど、
同じ片麻痺の方が講師をしながら開催している料理教室に参加していく中で、
ああ、そうやるんだったなとか、少しずつ思い出してできるようになっていったと。

そして、まな板に釘をさしてあれば片手でも料理ができるんだということも学んだし、
今では「時間はかかるけど、苦にならない。楽しい。」とお話された。

現在では講師を務めるほどに料理ができるようになったその方に、
料理教室に参加され始めた頃のお気持ちを聞いてみた。
すると、「何もできないと思っていたし、生きていても仕方がないと思っていた。」と教えてくださった。

料理教室に参加していく中で、できることが増えて思い出せるようになったことについて伺ってみると、
少しずつでもそのことを行っていくことが大切だとお話されていた。

その体験談を聞きながら、
病前と比べてできないことだらけで、
やる気もなくなっているから誘ってももしかしたら拒否されるかもしれないけど、
将来こうなってほしい、こうなっているという数ヵ月後を見通す目と、
ご利用者さんの気持ちを考えながら
思い出していけるきっかけや作業体験に、お誘いしていくことの大切さを感じさせていただいたなと思った。


その人にとって、何が意味のある作業なのかは、聞いてみないと分からない。

意味のある作業になるきっかけは、人がキーワードなような気がしている。

ご利用者さんがご利用者を誘うことが、
やってみるきっかけとしては体験率が高くなる。

山口のある方が、病気の前にはやったことがなかった作業を
友達からさそわれたことをきっかけに、どんどんはまって、今では同じようにご利用者の方たちに教えられる腕前になっている方がいた。

もし、その友達が誘ってくれていなかったら、
その方は今でも、熱中する作業はなかったかもしれない。

目の前のご利用者さんのやりたいことを引き出しながら、
ご利用者さんのことを信じて、待つこと。

そして、周囲の環境によって、障害が目立ったり、気にならなかったりすることも感じた。

生き生きと暮らしていけるように、
生活機能をみていくことを前提に、
でもやっぱりご家族やご本人さんは、
疾患や障害の程度によって、
身体機能に関しても、しっかり見ていってほしいと思うだろうなと、ふと思うこともあった。



デイの中を特に何かのプログラムに参加するわけではなく歩かれていたご利用者の人とお話をする中で、その方が言われていた言葉。
「何もしなかったらぼけが一気に進むじゃけ、
お年よりは生きてこられた分知恵があるから
いろんなことをしてもらうとよいんじゃ。」

ぼけているから何もさせない、のではなく、
何かさせていくと考えているところに共感したし、学ぶことができた。

いろいろなご病気をされて、デイに通われていると思うけど、
その当事者の方達の発言から、多くの気づきの機会を頂くことができた。

総じて、人間は作業をする動物であるのだということを思った。

山口での研修

2008-10-23 | 仕事に関連すること
20日~22日までびっちりと研修を受けて、本日の夕方沖縄に帰ってきた。

正直、もっと居たかったし、研修をしたかった。
3日間でようやく表面の流れや環境を知れた程度。

実際に業務に入ってみるといろいろなことが分かってくるのではないかなと思った。

でも、仕事を抜けて来させて頂いているので残念だなと思いながら帰ってきた。

見るものすべてが勉強になったし、
先生の講義を職場研修の中で受けられたことがラッキーだった。

きちんとした講義を受けていなかったこともあり、
今回改めて先生から講義を聞けたことが、
理念の確認だったり、ポイントを心に留めることができた。


「知識より意識だ」と入職する前から先生の言われていた言葉。

そして、「一人では何もできぬ。でもまず一人が始めなければならぬ。」とも。

なんど聞いても勇気をもらえる言葉たち。

こうしたい、ああしたいというアイデアや企画を抱いても
うちなータイムだったり、日々の業務におわれていたりで、
なかなか前に進んでいかないもどかしさ。

でも、外に不平を出さず、周りに期待せず、
まず自分が行動していこうじゃないかと。

感じて、考えて、実行していくこと。


そういえば、中学校の時の国語の先生がいつも言っていたなぁ。
「自主的、判断、行動」と。


先生とお会いすると、いつもパワーをいただける。
人前で感情を押し殺さず、
判断が早く、本当に人に対しても物事に対しても情があって、熱い。

三年間、仕事だけの時間にならないような沖縄滞在にしようと思っていたけど、
先生の情熱に触れると、いつもがんばって一生懸命仕事をしていきたいなと思わせられる。

素敵な方だなあと、出会えたご縁に感謝。

一生懸命って人に伝わること。


いろんなことを学んでいきたいな。

さて、明日から仕事。

日々の業務に流されていかないように、
今回の研修内容をまとめて実行に移していこう。

せっかくの研修の内容を
見聞きしていない職員さんたちにうまく伝えられますように。

山口の滞在時間は本当にあっという間だったなと思う。
職場の人たちと、研修先の方たちと先生に心から感謝です。

山口へ☆

2008-10-20 | 仕事に関連すること
昨日那覇での研修会終了後、那覇空港から福岡空港に飛び、新幹線で山口入りをした。

空の上で丁度日が沈む時間帯だったこともあり、
夕陽が何ともいえないオレンジ色に雲と空を染めていて綺麗だった。



福岡の駅のホームで電車を待っている間、ハッと辺りを見渡してみると、
皆長袖や薄いジャケットをはおったりして、私だけが七分袖だった。
沖縄と本土の気候や風景の違いに改めてびっくりしてしまった。

そして新山口の駅について新幹線のホームから改札口へ降りていく長めの階段で、
下から「荷物運搬係」と大きく胸に書かれた駅関係者らしき人が上がってきて、
「お荷物お持ちしましょうか。」と来た。

そういうのは、駅においては初めての体験だったので、
一瞬躊躇してお断りしたけど、
階段の途中に杖をついた方がいて、荷物を降ろすのが大変そうな方がいらしたので、
そういった時にはとても良いサービスだなぁと感じた。




新山口まで行くと、研修施設の職員さんがお迎えに来て下さっていてありがたいなぁと思った。

駅を出ると、福岡より寒かった…。


夕食をとる♪


寒かったので、宿泊する所でおもわず暖房をちょっぴりつけさせて頂いて、毛布と布団をかけて就寝☆

研修会

2008-10-20 | 勉強
昨日今日と那覇でOT協会主催の研修会に参加した。

内容の濃い、なかなか充実した研修会だった。

沖縄という土地柄のせいなのだろうか、
今まで沖縄で参加した研修は外れがなく充実したものばかりだなぁと思う。


講師の方々が全国から来られていた事もあり、
自分の知らない所でいろんな取り組みの実践がされていることを知る機会になった。

協会主催の研修に参加すると、仕事をする中での悩みや、
どうしてもつきまとう自信のなさが話を聞くなかで軽くなったり、
自分の中での気付きや発見があったりして、良い意味で気が引き締められる☆

そして、いつも作業療法領域でベテランの講師の方達の講義を聞くと、
必ず「作業療法」の視点からの話が聞けて、ワクワクする。

なぜ協会の研修会ではきちんと「作業療法」についての活きた話が聞けるのに、
現場では作業療法士が理学療法に近いことを多くやっているようにみえるのだろう。

手段が運動や体操であっても、目的は生活の中での行動変容であったり、
そういう所をねらっているのだろうか…。

昨夜は急遽懇親会が開催されたので、講師の先生方とお話の機会をもらえたし、
沖縄の県士会長さんにお会いできて、色々な情報や新たな出会いの場に参加できたことが嬉しかった。

来年の介保制度見直しに関してや協会主催の研修会の一つに、
IADLが入る予定だとのことで、そういった情報も得ることができた。

地域に住む人達が顔馴染みの中でのネットワークを広げながら、
主体的に自己決定をしながら活動を行っていくことを支えたり、
ご利用者から出してもらった生活の目標や生活課題を
介護状態にならない為にきちんと評価から対策までをねって考えていくこと、
連携をとっていくこと、
大切なことは、機能だけを切り取ってみるのではなく、
生活の中でその人の行動や作業がどう変わっていくかであるということ。

筋力だけ高まっても、麻痺が軽くなっても、意欲が高まり生活が変わらないと高齢者は元気にならないということ。

OTだからこそ「作業」に焦点をあててみていきたいなぁと思う。

チョコチョコと現場に持ち帰ってやって行きたいと思えることや
現場で考えていくときのヒントになる内容の講義が多く聴けて良かった。

私にとっては、前の職場で経験させていただいた地域支援事業のこともあり、今回の研修に参加したのだけど、
OTならではの視点を得ることができたことが、大きな収穫だった☆
PTの方も参加されていて、演習の時に同じグループになったことでまた、他職種の視点を確認できて良かったと思う。

内容のまとめをして、現場のプログラムに反映させていきたいと思う。

ちょこちょこと嬉しい☆

2008-10-14 | 仕事に関連すること
毎回同じ曜日に同じご利用者さんに関わるわけではないので、
ちょこちょこと、その日その日に利用される方達の曜日を把握しながら、
この方にはこうお誘いしてみようとか、
この作業活動は興味あるかなとか、
最近少しずつ準備をしたり、
今日はこの人とこの人にアプローチをしてみれればなと
ちょこちょこと話をする機会を伺っている。

今日も数人の方に時間の合間に話をしながら、作業活動の導入を試みてみた。

ひとつは、お昼のメニュー書き。
いつも「目が見えらん。」と言われる100歳のAさん。

初めてのことをお誘いをするときには、
必ず「見えらんのに」と一度は拒否される。

今日はお昼のメニュー書きをぜひお願いしたいなあと
A4の用紙と筆ペンを持っていったら、やはり拒否。

なので、好きな食べ物などの話を伺いながら
表情が和らいできたのをみて、
今日のお昼のメニューにかぼちゃがあるということを説明して書いてほしいことを伝えると、
一文字ずつきれいなしっかりとした字でカボチャと書かれた☆☆☆

おそらく長いこと文字を書く機会がなかったと想像できるのに、
文字を聞くわけでもなく書かれるのをみて感動してしまった。

文字を書けることを改めて知ることができたし、
いろんなことを知っているAさんは、
若い頃おそらく何でもできて能力も高い方だったのだろうなあと思った。

もっともっとできること、
表現して頂けるような機会を作っていけたらなあと思う。

「見えらん」
「文字を知らん」

この言葉をどうとらえていこうかなあ。

言葉は生き物。
同じ言葉でも場面で意味が変わる。
言葉の口調で意味が変わる。
気持ちが言葉になって出る。

今日は、Aさんの表情や言動をトータル的にみて、
書いているときは集中されていたし、
書き終わった後、他職員さんからほめられたりする機会があって、
表情からも良かったのではないかなと感じた。


そして、民謡を写して、音読して、歌うという作業の導入をBさんにした。
民謡やお花などが好きなBさん。
普段の会話においてユーモアセンスもあって、いつも楽しい気分にさせてくださる方だ。

デイでは午後からニーブイ(居眠り)をして過ごされることが多く、
予防の方なので、もっと活動的にできるのでは?ということがカンファで出された。

そこで、今日Bさんの好きな三線の楽譜の工工四(クンクンシー)を持っていって、
デイで時間のあるときに、好きな民謡の歌詞を写しませんか?とお誘いしてみた。

家でもやることがないからと言われていたし、
書き写すというのであれば、
Bさんが好きな唄の歌詞でもあり、
「わすれてしまったよー」と言う三線も触る機会にもなるかと。

見た目は分からないほど回復しているが、
脳梗塞の後遺症で麻痺があるので、
指の運動にもなるねーと。

今日はデイではできなかったけど、
三時のおやつの時に、
自分から三線を手に取って弾こうとされていた。

そして、沢山の民謡の中から「デンサー節」を選ばれたので、
拡大コピーをしてお渡しした。

さて、次回のご利用日に持参されるかな?


1ヶ月ほど前からご利用され始めたCさん。
ずっともずく漁を営まれてきた方である。

長距離歩行は不安定で疲労するために車椅子の方で、
円背で腰痛もあるため長時間は座っていられない。

デイでは物理療法やあんまがメインとなっていて
そのほかの時間は横になったり、
車椅子上でもあまり動かずにいらっしゃるので、
何か楽しみの活動がみつかればとCさんにいろいろ聞いている最中だった。

前回は海人が昔浮きに使っていたびん球のロープの編み方を教えていただこうと働きかけたが、実際の導入までには至らずに終わった。

今日は帰りの前のカジノが終わると立ち上がって、
玄関に行こうとされる所で帰りの体操の曲が流れ始めたので、
大太鼓を出してきて、Cさんに撥を差し出すと
ずっとリズムを取りながら1曲全部たたいてくださった。

とても良い緊張感と楽しそうな感じの場面を見られてとても心があったかくなった。


また、前に書いたコーヒー屋をやろうとお誘いをしたご利用者Dさんが、
1週間ぶりにいらしたので、お誘いをしたらすんなりOKされて、
今日もコーヒーを6人分入れた(今日は何杯分かはDさんが自分で決定された☆)。

やはり自分でコーヒーを飲めるということが、
お金を稼ぐというよりモチベーションがあがるようだけど、
コーヒー屋の店長という役割を楽しまれているご様子が垣間見られて、
また本日は、「コーヒーを1杯ください」というご利用者さんがいらっしゃったのも嬉しいことだった。

ちょっとずつご利用者の方へDさんが来るとコーヒーが飲めるという意識付けになっていったら良いなあと思う。


そして、今はDさんが介助用車椅子に座っているので、
職員がDさんが作ったコーヒーをワゴンに乗っけて、
営業をしながら売りにいっているけど、
他のご利用者さん達がコーヒーを買いに来てくれるようになったら一番良いなあと思う。

そしたら、自分の作ったコーヒーを他ご利用者の方が飲んでくれているっていう経験と関係性が広がっていくだろうし☆

今日は、カラオケをされている方たちの方へコーヒーを宣伝しに行ったら、
102歳の方がワゴンの看板ポスターを見て、
「コーヒー屋○○、1パイ、50ユーメ」と
ゆっくりと文字を追いながら口に出して読まれて、
読んだ後に、私の方をみて、笑いながら首を横に振っていらないと言う場面があったのも、なんだかほんわかして良かった。

今後どう発展していくかが楽しみだなあ☆

日常の風景の中で☆

2008-10-13 | シアワセ
全国どこにいっても、
田舎の方で畑があるところだと見られることかもしれないけど、
ご利用者の方達の家に送迎で行ったり、
職員さん達から日常的に作物を頂く。

この前は、なーべらーとパパイヤを。
今日は、送迎中にちょっと寄った所で、オクラとゴーヤーを頂いた。

沖縄のオクラは巨大で、はじめてみたときには立派だなあとびっくりした☆

もやしや冬瓜など野菜は内地より大きい気がするけど・・・。


そして、今日はじめてゴーヤーにもいくつか種類があることを知った。

今日頂いたゴーヤーは内地ではあまりメジャーではない「アバサゴーヤー」という
外側のイボイボの部分が丸々としているタイプのもので、
これは苦味が少ないものなので、サラダなどにして食べられるものだと教えていただいた。

よく見られる長細く苦味が強い種類のゴーヤーは「ナガ(長)ゴーヤー」というそう。

私は見たことがないけど、今は白っぽいゴーヤーも出回っているそう☆

送迎バスで通る路地では、至る所に
島バナナやパパイヤ、ドラゴンフルーツがみられるし、
バンシルー(グアバ)やアセロラ、シークヮーサーなども植えられているところがある。
ハイビスカスやブーゲンビリアがとてもきれいに咲いている。

時々職員さん達が家から持ってきて
絞ってミキサーにかけてジュースにしたりする。

畑ではおそらくいろいろな野菜が育てられているのだろうなと思う。

デイでもサツマイモにオクラ、かぼちゃ、パパイヤ、島バナナなどが植えられていて、
本当に豊かだなあといつも思う。


ご利用者さんたちに、何が一番したいかうかがってみると、
一番多い答えが、「ハル(畑)サー」だというのも何だか分かる気がするのだ。

今までは畑と聞くと、自分のなかであまり馴染みのないものだったけど、
沖縄に来て、行く先々に木々や野菜などがチョコチョコみられ、
これだけ畑の景色が当たり前にみられると、
日常の生活の中で畑仕事というものが、
この地域に生きてきた方達にとっては
それだけ身近なものなのだろうなと最近想像できるようになった。

裏を返せば、畑仕事以外のことはあまり知らない人もいるのかもしれないと・・・。

その地域の特性を知ることで、
少しずつ生活のことも関連して想像できてくる。

ご利用者の方達からいろんなことを教わっている毎日。
私はお返しに何かできているのだろうか。

楽しく過ごされている中で、
お一人お一人、何を考えていて、何を思っているのだろう。

会話から相手の気持ちを引き出す言葉の技術を身につけられるようになりたい。

今日、仕事の中でふと思った。
ご利用者の方の能力を引き出すこと、
作業の経験を剥奪させないこと、
これらを心に留めておくには、
まず「やってみて頂く機会をつくること」、
そして、「待つこと」。

この方には難しいだろうと自己判断をして、
はじめから手伝ってしまっていなかっただろうか?

こわいことだと思った。


そう思うとやっぱり職員もご利用者も、
上げ膳据え膳、過保護の環境に慣れてしまうことで、
いろんな能力の低下を引き起こさせているのだろうなと感じた。

4月から始まった人生の現役道場を掲げたデイの新システム。

お茶も自分で飲みたいときに自分で注ぎに行く。
一日のスケジュールを自分で決める。
取りたいだけ自分で取るバイキングの昼食。
お金も稼いだり、使ったり。

運営面では多くの課題があるけれど、
基本的には本来ひとが生活していくための、
沢山の当たり前の機能や動作や心の動きが使われる機会になり、
それだけでとても大切なことだなあと感じる。

好きなことをやって過ごせること、
これが一番いいなあって、ご利用者の方達から教えていただいている。

ご利用者の方達にあった、いろんなプログラムや環境への仕掛けを
これからもっともっと作っていけたら良いなあと思う。

そして、集団心理やグループダイナミクスに関して、
もう一度勉強してみようと最近は思う。

本当の個別アプローチと集団を利用しての個別アプローチ。

担当制ではないので、決まった時間の中で1対1での個別という時間はこちらで作ることはできない。

だから面接をしたいときは少し不自由さを感じるけど、
それも考慮して、どうアプローチをしていったらいいか考え中。

手工芸教室は手工芸が得意なワーカーさんがやってるから、
私は手工芸が難しそうなご利用者の方達へ働きかけてみようかな。

楽しみな部分と、やることが多すぎてどれからやろうか手が回らない部分と
わくわく、わじわじ・・・。

優先順位をつけながら、職員さんたちと連携しながら楽しんでやっていきたいな。

海と釣り☆

2008-10-09 | シアワセ
今日はお休みの日☆

ホテル所有のクルーザーを運転する職員さんが、
今日はお昼ごろから船を出すよ~といっていたので、
天気がよければ乗せてくださいと昨日の帰り際に伝えておいた。

朝雨が降っていたけど、電話をしてみたら大丈夫とのことで、出発☆


行き先はこの前出かけた無人島へ☆

今朝雨が降っていたことや風が吹いていたこともあって、
波が少しあって、エメラルド色をした海水もにごってはいた。


今日の天気は通り雨が3回ほどあったけど、
船長の風や雲をみる予報のおかげで、
ビーチの方に上陸して
砂浜に落ちている流木を拾ってきて焚き火をしながら
岩陰で雨宿りをして過ごしてた。

天気雨のような感じだったけど、
かなりの雨が降ってきた。
でも、雨雲が通り過ぎ去った後は、再び良いお天気に☆


丘やどかりがいた☆

 
大小のヤドカリが沢山いて、豊かな生き物の環境だなあと思った。



船釣りは初めてした☆
船長から釣竿を借りて、
投げ方を練習して、トライ♪

すぐに初ヒット☆
カワハギだった。

きれいな色をした魚だった。
あとで逃がしてあげた。

船長さんがサヨリのポイントに行って、
サヨリを一匹釣った☆
サヨリの方は船底の生簀のほうへ☆

釣り糸をたらしている間、
船上で刺身を食べたり、ビールを飲んだりして、
ゆったりと贅沢な時間だった。

通り雨がきそうだということで、再び浜へ上陸して、避難。
再度流木を拾って火を起こして、
アルミホイルに魚を包んで焼いて食べた。

魚そのものの味がして、素朴な美味しさが口の中に広がった。

そうこうしていたらまた、青空が広がっていた。






二重になって虹が出た☆



だんだん日が暮れてきた。



今日遊びに行っただけで、沢山のことを学んだ。
えさの魚の引っ掛け方やテグスに針をつける時の結び方、
船を固定するときなどのロープの結び方、
火をおこす方法、船上で皿がないときの代替品etc.
風の方向や雲の動きと波の状態をよむこと、
船長さんと一緒にいると無人島でもなんとかサバイバルでやっていけるんじゃないかって思わせてくれて面白かった。

船の免許を取る機会があったら是非とってみたいと思った。

船長さんに感謝の一日でした☆
また、連れて行っていただこう♪

コーヒー屋開店☆

2008-10-06 | 仕事に関連すること
午後、コーヒーが好きというあるご利用者の方Aさんに
喫茶店を開きませんか?とお誘いをしてみた。

Aさんは、立つと膝に痛みがでて、
デイでも家でもほとんど車椅子に座って過ごされている方だが、
手先は器用で、いろんなことを知っていらっしゃる方だ。

ただ白内障の影響もあって、物が良く見えないと言われ、
体を動かすようなプログラムにはお誘いをしてもあまり参加せず
席で洗濯物をたたんだり、お茶パックに茶葉をつめるという手作業を行われたり、お話を中心に過ごすことを好まれるという印象があった。

一ヶ月ほど前に、あるケアワーカーの方が、
Aさんはコーヒーが好きという情報を得て、
Aさんの午前中の予定が何も入っていない時間帯に、
コーヒー豆をミルでひくという作業を提供していて、
とても良いなあと思っていた。

ただ、それも最近は見られなくなってしまっていて、
残念だなあと思っていたので、今日の午後に既述のようなアプローチをしてみた。

お昼寝から起きてきたAさんが車椅子でトイレに入る所にお声をかけて
トイレから出てきたAさんに再度聞いてみると、
始めはいつものように「いいよ」と笑顔で断っていたAさんだったが、
「コーヒーを飲みたいからやるか。」と言われ、一緒にコーヒーを作ることに☆

ちなみにAさんは、子どもを8人産み育て、
畑仕事をやってこられてとても働き者だった方だ。

現在は家ではお嫁さんがコーヒーを作って出してくださるし、
家事もすべてやってくれているので、
何かを自分でやるという機会や役割や気の張りというものがないのだろうなあと思う。

本当は今日も豆からひいてもらおうと思っていたのだが、
豆がちょうど切れてしまっていて、
仕方なくインスタントの粉で作ることにした。

実は、私はコーヒーを飲まない家で育ったこともあって、
コーヒーメーカーという道具に馴染みがなく・・・、
フィルターのサイズや折り方、
メーカーの使い方や準備するものがいまいち分からず、
本日は他職員さんに聞きながら、
Aさんと一緒に学びながら作ったのでした☆

今日は、Aさんに行っていただいた作業項目としては
・コーヒーの粉を6人分フィルターに入れる
・水をHOT用で6人分のラインまで入れる
・ONのスイッチを入れる
・匂いや音や湯気などからコーヒーができたことに気づく
待っている間に
・コーヒー1杯の値段を決める
・喫茶店の名前を考える
コーヒーができたら
・試飲をする
・カップにコーヒーを注ぐ
・砂糖とミルクを添える
・店長としてウェイトレスの職員に指示を出すetc.

Aさんの場合、コーヒーを入れるという手順などには問題がなく、
コーヒーをカップに注ぐ際に、上肢が少しふるえたり、
目が見えにくいということで、
カップに対してコーヒーを多めに入れてしまったり、
やや少なめになってしまったりと、
身体的な面に課題があるかなあと感じた。


コーヒーができる間に、Aさんと話し合って、
「コーヒー屋 ○○(←Aさんのお名前)」という店名に決めてポスターを作り、
1杯50ユーメに決定☆

カラオケをしたり、手工芸教室をされているご利用者の方達の間をまわり、
「本日、コーヒー屋○○が開店しました~☆1杯50ユーメですがいかがですか~?」と営業売り込み☆

今日は50ユーメ×6人分の収入が入り、300ユーメの稼ぎになった。

施設内通貨の良さを実感。

手工芸教室の参加料は300ユーメかかるので、
それを考えると1杯50ユーメという値段は安いと思うけど、
Aさんが決めたことなので良いと思った☆

Aさんはお金を稼ぐということにはあまり執着されておらず、
自分でコーヒーを飲める方にモチベーションがあったご様子。

何曜日の何時から開店するということが、
ご利用者の方達の中にも定着する程
継続していけたらいいなあと思う。


本当はトイレ介助で入るときに、もう少し楽に足の運びができそうだなあと感じていて、
下肢の方へのアプローチもしていきたいと思うのだけど、
まずは、ご本人さんのモチベーションと
周囲との関わりを取り入れながらの環境調整をしながら
作業の中で徐々に下肢へのアプローチも取り入れていけたらと思う。

Aさんと一緒に作業をするやりとりの中からいろんな可能性を感じられた時間でした。

生きた音楽っていいな♪

2008-10-06 | シアワセ
今夜は職場の人が誘ってくれて、
二階が居酒屋で三階がライブハウスのお店に行った。

オーナーがメインボーカルで、一部がソロのギター弾き語り中心のシンガーソングかフォークソングになるのかな、
二部はベースやドラムが入ってバンド構成でのライブ♪

おじさんのボーカル☆若者では出せないすごく素敵な声をしていて、
歌を歌っているときの雰囲気も良くて、
語りもお客さんを取り込みながら面白かった。

私がとても良いなぁと思ったのが、奥さまとのツインボーカルの時のハモリ。

声の質がものすごくあっていて、目を閉じて聞いていたいと思った。

フォークソングという部分から弾き語りの部分で、
自分とは時代が違うけど、
歌詞が入りやすくて、いつの間にか父や母、兄夫婦など大切な人たちを思い出しながら聞いていた。

父がよくフォークギターを弾いて歌ってくれたのを思い出したり、
夕飯の支度をしている台所の隣の部屋で
私がピアノを弾いて横で父が歌った小さい頃を思い出した。

もし父や母が沖縄に遊びに来たときは今日のライブハウスに連れてきてあげたいなぁと思った。

最後は皆で手拍子をしながら歌いながらお開きになった。

音楽って不思議な力があるなぁ。

聞いたことがない曲なのに、小さい頃を思い出したり、楽しくなったり、
音楽を聞きながらいろんなパワーをもらった。

また行きたいなぁと思った。

沖縄ぽくない音楽と空間だったけど、
盛り上がってきて指笛が入るだけで、沖縄の雰囲気になるから面白い☆

やっぱり生きた音楽っていいな。

明日からも頑張るぞ~☆

ありがとう♪