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▲愛西市大野町の新たな鉄鋼スラグ問題

■愛西市大野町の鉄鋼スラグ「産業廃棄物処理施設計画」

 鉄鋼スラグの製品置き場として計画されていた案件が、廃棄物処理施設の一部(鉄鋼スラグエージング用施設)として申請されることになりそう。

 この件で、昨日の18日(金)に、地元の方から携帯に電話を頂きました。

 愛西市大野町の予定地に、穴が掘られ、鉄鋼スラグが埋められているという電話でした。私は、会議で名古屋にいましたので、急いで県に連絡し、とりあえず工事を中断するよう申し入れ、すぐに工事はストップされることになりました。

 全国ではじめての事例となる「エージング用施設」となるわけですが、廃棄物処理法上、どのような手続きが踏まれるのか、不透明な部分が多くあります。

 また、今回持ち込まれた鉄鋼スラグは、津島市で野積みされているものでした。私たちの検査では、ホウ素が環境基準を大きくオーバーした場所で、廃棄物として最終処分場へ持って行かれるはずだったものです。県の検査でもフッ素が土壌基準をオーバーしていました。
http://blog.goo.ne.jp/aiainet_2005/e/5453af24fa95abc8c847ee976c085d5e

■昨年、10月14日の「鉄鋼スラグ問題調査報告会」で

 ご相談を頂き、昨年草平コミュニティーセンターで開いた報告会の事を思い出しました。この集会のことは、http://blog.goo.ne.jp/aiainet_2005/e/502afd0b9d07983fc996457bd58c4cc5
に載っています。業者である共同建設から受け取った搬出工程表も掲載してあります。

■自主撤去の意味は?

 今になって「自主撤去とは、最終処分場へ持っていくことではなく、移動するという意味で言ったのですよ」なんて言われてたら困ると、当時の資料や記録を、段ボールから探し出しました。
 ありました。ありました。10月14日の報告会には、共同建設も招き説明を求めましたが、そのときの共同建設から聞いたことがメモに残っていました。処分費についての問いかけで、「全量で約8万トン。20億円くらいかかる」と言っていました。

■大学の講義の後、現場に立ち寄りました

 薄暗くなっていましたが、津島市の現場と愛西市の大野町の予定地を確認して帰りました。この日は、ちょうど講義の中で、「廃棄物とは何か」の議論を学生としたばかりでした。

 津島市で野積みになっている「鉄鋼スラグ」は、長期に放置され、また、大きな事件となった鉄鋼スラグですので、客観的に判断して「製品としての価値はない」と言えると思います。

 しかし、それを自社で使う場合、どうなるのでしょうか?「有価物?それとも廃棄物?」。でも、今回の場合、土壌汚染法の基準をオーバーしていたのですから、これは廃棄物ではないでしょうか。となると、今回の件は、不法投棄になってしまいます。 

★鉄鋼スラグ問題、今までの活動ページをご覧下さい★

ブログの右にかる「カテゴリー」で「市民運動_鉄鋼スラグ」をクリックしてください。今までの活動が載せてあります。

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