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▲市民派議員の財政勉強会に行ってきました

 17日、千葉県での講演を終え、代々木へ直行。年に4回、市民派議員が全国から集まり、行財政の勉強をします。18日の午後まで、びっしりと勉強しました。

 この日のテーマは、来年の予算についてでした。国の地方への税配分や、新たな事業について学びました。(裏の裏を知ると、ため息が出そうになりますが・・・)

■一番の大きなテーマは、「地方財政健全化法」について

 北海道夕張市の財政破たんを受け、公営企業(水道、公共交通など)や第三セクターの借金も含めて、赤字比率などの公表を義務づけたものです。

 自主的に財政健全化を促す狙いがあるようですが、設定された数字に根拠がみえず、毎年目標値が変わるといった「目標にしにくい」しくみと感じました。
 赤字が一定の水準を超えた場合、起債制限や早期健全化が迫られるもので、自由な地方自治ができなくなるものです。

 この勉強をして思ったことは、「議員の責任」と「監査委員の責任」が強化されているということでした。ますます、責任の重さを自覚し、財政チェックをしていかねばならないと思いました。

■市長や議員は責任をとることなく、借金を返しているのは市民(夕張市)

 行政に良からぬ事があるかチェックするのは、議会です。それができなかったならば、市長と議員の責任が問われるのが筋でしょう。

 しかし、夕張市の現実は、病院の行き帰りのバス(70歳以上)は一律片道200円でしたが、補助の廃止で最高4倍以上に。市民税、固定資産税、軽自動車税も軒並み増税。入湯税新設。ごみ有料化。保育料値上げと、その借金は結果として市民が返しています。

 議員として頑張ってチェックをしていきますが、市民の皆さんも自分の生活にかかわることですので、関心を持って、行政や議会に目を向けて欲しいと思います。

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