桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2019年終い薬師・江戸川区

2019年12月08日 22時29分24秒 | 薬師詣で

 十二月の薬師詣で ― 今年の終い薬師です。
 前日までは、埼玉県の伊奈町から蓮田市にかけてある、四つの薬師堂を一気に巡りおおせようと考えていたのですが、いざ当日朝の目覚めを迎えてみると、すこぶる付きの体調の悪さでした。朝十一時近くまでウダウダと過ごしているうちにようやく身体にエンジンがかかって、動き出す気力と体力が湧いてきましたが、その時間から伊奈町目指して出かけるのは気が進みません。
 もう少し近いところはないかと、ストックしてある一覧表を眺め、江戸川区南篠崎にある西光寺へ行くことにしました。



 電車に乗る前に地元の慶林寺に参拝。



 新松戸~西船橋~本八幡と乗り継ぎ、本八幡で都営地下鉄に乗り換えて、二駅目の瑞江で降りました。
 電車に乗っている間は、進行方向左手が南、とわかっていましたが、いざ駅に着いて電車を降り、地中深くにあるプラットホームから改札口のあるフロアに上がり、さらに地上に出ると、方向感覚はすっかり崩壊してしまいます。幸い好天だったので、太陽が見えて、そっちが南……と方角がわかりましたが……。

 今回は急に行き先を変更したので、地図をプリントする時間がありませんでした。頼りになるのはスマートフォンとタブレットだけです。
 出かける前、パソコンでチラ視しておいた地図では、目的の西光寺は瑞江駅からほぼ真横に東へ向かった場所にありました。瑞江駅周辺は新しい街なので、街区は碁盤割になっています。しかし、碁盤割とはいっても、南北を基軸としたものではなく、北西と南東が基軸となっているので、真西を目指すとしても、「へ」の字を繋ぐように歩かなくてはなりません。



 篠崎街道を進み、柴又街道との交差点に差しかかりました。



 瑞江駅から二十五分歩いて西光寺に到着しました。



 門前を行き来する人々を見守る二仏。
 真言宗のお寺なので、画像奥の石像は大日如来だとわかりますが、手前はどういう仏様かわかりません。境内にお邪魔するときと出るときと、二度前を通って正面から見ているはずですが、結局よくわかりません。



 二仏の正面に、江戸川区教育委員会が建てた説明板がありましたが、風雪に晒されてこの有様。ほとんど読むことはできません。

「江戸川区教育委員会の掲示」によると、「永正二年(1505年)の草創と伝える旧上鎌田村の古刹で、真言宗豊山派、薬王山蓮華院と号します。本尊には木造阿弥陀如来立像を祀り、本堂脇には薬師堂、鐘楼横に石造線刻地蔵菩薩立像碑があります」とあるだけで、どのような薬師如来がおわすのかは説明がありません。



 本堂の右手前にあった薬師堂です。賽銭箱があったので、とりあえずはお賽銭。



 薬師堂のさらに手前に鐘楼塔。

 いつもなら近くにお寺があれば寄って行くのですが、軽くスクロールしたつもりでも、とんでもないところにぶっ飛んでしまうタブレットやスマートフォンの地図でわかるのはレストランやコンビニだけです。
 まあ、スマートフォンで地図を視ようという大部分の人が必要なのはこのテの店で、お寺を捜すためにスマートフォンを持っている人というのは限りなく限定された存在なのでしょうから、スマートフォンのほうでも、地図のほうでも、私はあまり相手にされていない。

 折角の終い薬師ではありますが、早々に尻尾を巻いて帰ることにしました。


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