桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

春嵐・夜寒

2010年04月02日 21時57分16秒 | 風物詩



 昨日の勤め帰り、「こざと公園」の夜桜見物用の提灯に灯が入れられているのを見ましたが、昨日は春嵐の疾風、今日は夜寒とあっては桜を愉しもうなどという人は一人もいませんでした。
 桜の咲く季節には決まって肌寒い日があるものですが、最高気温が10度に届かない日が何日もあるなんて、近来稀です。加えて今年は桜が咲いてから氷点下を記録した日が二日もありました。

 


 我が庵と新松戸駅の中間にあるマンションでは、毎年桜のライトアップという洒落たことをやってくれます。人様の敷地なので、普段は通り抜けることはありませんが、一年に一度か二度、桜の咲く季節だけ無断で侵入して無断で写真を撮らせてもらいます。

 このマンションの脇の道をすり抜けて行くのが駅への一番近道なのですが、なぜか私は毎朝毎夜遠回りをしています。
 遠回りする道には飲み屋街があって、前はそちらを通るのが必然でありましたが、病気をして以来、その必然性は失われました。それでも私は我が道を行く。アバンチュールなど期待もしていないのですが……。

 去年十一月八日に種を播き、わずか十二日後に芽を出した我がベランダの紅花。
 間引きをしたあと植え替えしようと思いながら、ついそのままにしておいたら、ヒョロヒョロと伸びて、高さが30センチほどにもなりました。
 先日の低気圧で叩きつけられ、泥まみれになったのを、霧吹きで泥だけ落としてまたそのままにしておいたら、この春嵐で再びなぎ倒されてしまいました。今度こそ植え替えて支柱を建ててやろうと思います。

 紅花と聞くと、私は上杉鷹山と鷹山の時代に米沢藩の執政であった竹俣当綱(たけのまた・まさつな)のことを思い、ずっと植えたいと思っていたのですが、鉢植えが売られているのは見たことがなく、種もお目にかかったことがありませんでした。
 去年、ようやく種が売られているのを見つけたのです。
 小さな芽がいっぱい出たのを見たのは十一月二十日のこと。あな、うれしや、と思ったのも束の間、私はその夜から胃潰瘍で入院することとなりました。



 流鉄線路際の桜が今年も見事な咲きっぷりを見せてくれていますが、春嵐の空が背景ではパッとしません。



 その桜の根元に咲いていた木瓜(ボケ)の花。
 桜より先に咲いて、桜より遅く散る。いまの時期だと、みな桜に気をとられ、空を見上げながら歩くので、あまり顧みられることもない。何やらゆかしい。



 北上尾の龍山院で拾ってきた無患子(ムクロジ)の樹皮と実です。実は二つ収穫したのですが、一つはなかば土に埋もれ、まさに土に同化せんばかりだったので、とりあえず菜の花を植えている鉢の片隅に埋めました。
 私のカメラでは上手く写せませんが、実は半透明の飴色をしています。振るとコロコロと音がします。
 地面に落ちていたものを拾ったのですが、樹皮はベリベリと引っぺがしてきたものです。採ってきたのではなく、盗ってきた、と言い直すべきかもしれません。

 明日は第一土曜なので、仕事は休みです。最初に無患子を見に行くつもりだった流山の観音寺へ行きます。
 春らしい陽気に恵まれたら、江戸川堤を散策します。


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